見出し画像

「お休みの日は何をしているんですか?」

2023年5月23日のツイートまとめ。発端は「お休みの日は何をしてるんですか?」に個人的な関心はありやなしや(俺のこと好きなのか的な)という話。

「お休みの日は何してるんですか?」は「当たり障りのない社交辞令としての質問」であって「個人的な好意や好奇心由来の質問」ましてや恋愛感情由来の質問だと思ったことはいちどもないな。むしろ「ビジネスでお相手してくれる人(美容師さんとか)の話の接ぎ穂」として質問されたことしかないかな>RTs

当番は逆に「お休みの日は何をしているんですか」という質問が出た瞬間にその相手を「営業の人・接客業の人・仕事相手フォルダ」へ入れてしまってプライベートで親密になる対象から外してしまう、まであるな。「相手のライフスタイル情報を得て自分の仕事を円滑にこなすための質問」くらいに思ってる。

当番、自分から誰かに「お休みの日は何してるんですか?」と訊いたことすらないかも。そして「お休みの日は何してるんですか?」と訊きがちな人から「お休みの日は何してるんですか?」と質問されるのも苦手。その時々の調子によるけれど「倒れてます」「寝込んでます」と答える羽目になるのが苦痛。

趣味やライフスタイルを知って営業の参考にしたい(初めて担当してくれた美容師さんとかに訊かれがち)なら「休みの日は何を」ではなく初めから「ご趣味は何ですか」とか「インドア派ですかアウトドア派ですか」とかストレートに訊いてほしいなと思ってます。「休みの日は何を」は漠然としすぎていてな。

職場の人相手に「休みの日は何をしているんですか」とあらためて訊いたことも訊かれたこともないかな。だいたいそんなことはわざわざ訊かなくても自分や相手が休みの日に何をするか≒何に関心を持ち、時間を割いているかって数ヶ月も雑談していればわかるしね。

割と短時間で効率よく相手の情報を得る必要のある人が訊きがちな質問って性質がない?「休みの日は何してるんですか」ってやつ。ファッション系美容系の接客業の人とか、あとはマッチング目的で集まった場合だとか。

たとえばツイッタランド経由で知り合った人とオフラインで会うようなときは「休日には何をしているんですか?」なんて今更すぎてもうお互いに訊かないんだよね。休日にはたとえばあなたとこうして会ってお喋りしたりしているわけですが? とかになるわけでね??

当番さんはTwitter経由で知り合った相互フォローの美容師さん(占いクラスタ)に髪を切ってもらったりすることもあるのだが、そうなるとヘアサロン定番の質問「休日は何をしているんですか?」の出る幕は全然ないんだよね。当番全部ツイートしてるんだもの。

「休日は何をしているんですか?」は「毎日雑談の機会がある仲間ではない」「SNSで雑談する機会もない」「共通の知り合いから前情報を仕入れておけるわけでもない」つまりは「相手との共通土台がない人」がそれでも短時間で話の取っ掛りを作っていくためのテクニカルな質問だと当番は思っている。

そのテクニカル臭さがイヤで、当番は「休日は何をしているんですか?」と訊かれるのも訊くのも苦手なんだよね。

お休みの日は何をしているか

バラの手入れをしている
原稿を書いている
通院している
散歩をしている
つみぶかいものを作って食べている
たまに寝込んでいる

そういうことをあらためて言わなくても既に情報共有されているから質問もしないされない、だからSNS経由のオフ会は気楽なんだよね。

逆にSNS経由で知り合ってのオフ会なのに「当番さんって休日は何をしているんですか?」が相手の口から飛び出したらさ、「あ、この人、当番のツイートあまり読んでない人だったのか」と思うよね。

当番もSNS経由のオフ会で「休日は何をしていらっしゃる?」とは訊かない。ツイート読んでれば大体わかるし。

ツイート読んでも休日に何をしている人だかさっぱりわからない人とはそもそも「オフ会しましょう」っていう話すら持ち上がらないというか……

あの、百万歩ゆずって「相手に個人的な好意/恋愛感情がある場合」はですね、「〇〇さんって、お休みの日は何をしているんですか?」ではなく「〇〇さん、何曜日がお休みですか?」「〇〇さん、何日はお時間ありますか?」辺りになると思うよ、質問。予定を合わせて、お休みに会いたいって意思があれば。

そうでないならば「休みの日に何をしているか?」はただの話の接穂です。それもかなりテクニカルな。

【2024年追記】
Q「お休みの日には何をしてるんですか?」

A「noteの下書き作ってますね。平日は何かと忙しいので」

なんてこと言えない。2024年の当番が正直に答えるとそうなるわけだが。訊いた相手だってそんな回答期待しちゃァいない。こういうテクニカルな質問に相手の期待の範疇から外れないようにうまーく対応して「ちょうどいいレベルで自己開示する」のも割とテクニカルな手間が必要なんですよ。

「お休みの日には何してるんですか?」と定型文で質問しちゃいがちなサイドのひとに申し上げたいんですが、その質問であなたが期待するような範疇の外側にあるような回答が返ってくるときは、「あなたが『休日には何をしているか』という質問によって得ることを期待している情報の範囲」が相手にぜんぜん伝わっていません。「ええっ! 『お休みの日は何してますか』と訊かれたら質問の意図は『普通はこう』で想定回答範囲は『普通はこう』でしょ?!」とあなたが思う脳内の、暗黙の「普通はこう」、そこまで伝わってません。そこまで「普通」でもありません。世界は広く人間は多様なので。

率直で口が達者なひとなら「それどういう意図で訊いてる質問?」「あなたはその質問をしてどんな回答が欲しいの?」と返してくるかもしれません。そんな質問返しをされるとは想定していなくて「なぜ『普通に』休日にしていることを教えてくれないのか」とスムーズに会話が進まないことに気分を害する人もいるかもしれません。

「何をどう答えてほしいのかわからないから即答しないひと」もいるかもしれません。「『休日は何をしているか』という質問についてあなたが思う『普通の』回答はどんなものか」はあまり考えず「自分の答えやすい範疇で考えて『あなたの想定外』であるような回答を返すひと」もいるかもしれません。

「実際のところ何をどう答えてほしくてその質問をするのか」「『何をどう答えてほしい』という質問者の期待は、その質問の中に明示されているか」を再検討した上で、質問を変えたほうがいい場合も多々あります。


お気が向いたらサポートをお願いします!サポートは当番の紅茶代となり、ひいては明日への活力となります