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天秤座26度「白黒反転」

2018年10月18日19時38分、トランジット太陽が天秤座数え26度へ入りました。天秤座数え26度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「白黒反転」

「♎26白黒反転」の原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「An eagle and a large white dove turning to one into other 互いがもう片方の姿に変わる(ある)ワシと(ある)大きな白いハト」。青字が1975年ルディア版「An eagle and a large white dove change into each other.(ある)ワシと(ある)大きな白いハトが互いの姿に変わる」

「♎26白黒反転」の番地チェック。天秤座後半(復路)の、5度ずつに分けた第3グループ(おわり)の、第1度数。どの5度組でも第1度数はグループのテーマをバンと打ちだす。磯野家で言えば第1度数は波平。

ドデカテモリーで見る「♎26白黒反転」番地チェック。♎1で新月(太陽と月の合)が起きたとする。25日間で太陽は25度進んで26日目には太陽♎26。同じ期間で月は325度進んで26日目には月♌26、太陽とセクスタイル。ドデカテモリーで♎26は「天秤座の中のちいさな獅子座」

ワシ(eagle)は肉食の大型猛禽類。昔からローマ帝国を始めとして各国の紋章に採用されてきた「強さ」の象徴。アメリカ合衆国の紋章もハクトウワシだ。対する白いハトはおなじみ平和の象徴。愛の象徴でもある。そのワシとハトが互いにもう片方の姿へ変わるというシンボル。

「タカ派・ハト派」という言い回しがある。タカ派は武力押し、強硬姿勢を取る派。ハト派は平和主義・穏健派。♎26はタカではなくワシだけれど、意味はだいたい同じ。コワモテのワシとまあまあ落ち着いてのハトがとりかへばや物語。比較的わかりやすいシンボル。

猛々しいワシと穏和なハト。互いにもう片方の姿へ変わって、ワシがハトに、ハトがワシになる。日本だと同じ一柱の神様に荒御魂(あらみたま)と和御魂(にぎみたま)のふたつの顔があったりするよね。時と場合が変われば、荒御魂だった神様が和御魂へ変わる。その逆もある。

コワモテと穏和さは対立するものではなく、時と場合、必要に応じて片方が前へ出るようなもの。仏様だって如来や菩薩のような穏和な姿がある一方で明王みたいなコワモテの姿もある。交互に、素早く切り替えているとまるで正反対の一対がいて互いに入れ替わっているように見える。

「♎26白黒反転」は天秤座後半(復路)第3グループ(おわり)第1度数(波平)。天秤座前半(往路)で♎26と対になるのは「♎11教授は老眼」。教授は研究のため文献を読み耽る。そのため老眼鏡が手放せない体になった。弟子から話しかけられると、教授は眼鏡の上縁越しに見る。

教授が老眼鏡の上縁越しに見るのは、そうしないと相手に焦点を合わせられないからだ。眼鏡を外してしまわないのは、話が終わったらまたすぐに文献へ戻るからだ。♎11の老教授はふたつの焦点、ふたつの視界を使い分ける。♎26の白黒反転するワシとハトはふたつの姿勢の使い分け。

「♎26白黒反転」の対向シンボルを見てみよう。「♈26ギフト山積」は抱えきれないほどの贈り物を持つ男。両腕に余るほどの贈り物を独り占めしている♈26の男は、何でも揃っているけれど身動きがしにくい。♎26はワシとハトという正反対の姿に分かれていて、素早く入れ替わる。

「♎26白黒反転」とトラインになるのは「♊26風雪に耐える」。双子座は風の柔軟サイン、おわりの風。その数え26度はすっかり葉を落として裸の枝に霜だけをまとった木。夏の間は緑の葉を茂らせていた木が、冬にはまったく別の姿を見せる。樹木の本質は変わらないが装いは変わる。

天秤座は風の活動サイン、はじめの風。その数え26度は互いにもう片方の姿に変わるワシと大きな白いハト。武力と勇気の象徴であるワシと平和と愛の象徴であるハト、ふたつはコインの両面。オセロの駒のように白の裏が黒、黒の裏が白。時と場合で互いに入れ替わる。

「♎26白黒反転」とスクエアになるのは「♋26有閑階級」。蟹座は水の活動サイン、初夏の水。その数え26度は贅沢さに幸せと満足を感じ、長椅子で読書を楽しむ人々。裕福な人々は財力と教養をフィルターにして同程度以上の人だけを招き入れる。自分たちとかけ離れた人は蚊帳の外。

天秤座は風の活動サイン、初秋の風。その数え26度は互いの姿に変わるワシと大きな白いハト。♋26は財力と教養フィルターで「わたしたち」を選別し、部外者はその輪に入れない。「わたしたち」は入れ替わらない。♎26では両極端・正反対のものが互いに入れ替わる。

「♎26白黒反転」は天秤座後半(復路)第3グループ(おわり)第1度数(波平)。同じ天秤座復路の第1グループ(はじめ)、第2グループ(まんなか)の波平ズと比べてみよう。1がテーマを打ちだし2が1を裏打ちし、3が1と2のいいとこ取りをする関係はグループ間でも成り立つ。

天秤座後半第1グループの波平は「♎16接岸できない」、第2グループの波平は「♎20律法学者」。このふたつをいいとこ取りして第3波平「♎26白黒反転」がうまれる。ワシとハトは繋がれない(♎16)が、社会の繋ぎ役(♎20)と合わさればコインの表裏(♎26)になる。

うまれたときのホロスコープで「♎26白黒反転」はどのハウスにある? 2018年10月18日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう

「○○○○で(五音・ハウス) かわりばんこに(天秤座) 照らしだす(太陽) タカ派とハト派白黒反転(♎26)」

#サビアンシンボル物語

【♎26白黒反転 をより深く理解するための比較対照シンボルリスト】
♏26原住民の野営(となりのサイン)
♐26旗振り役(60度)
♑26滝と虹と妖精(90度)
♒26計器チェック(120度)
♈26ギフト山積(180度)
♊26風雪に耐える(120度)
♋26有閑階級(90度)
♌26祝福と約束(60度)

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