双子座2度「サンタ襲来」
2018年5月22日お昼の12時11分、トランジット太陽が双子座数え2度へ入ります。双子座数え2度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「サンタ襲来」
サ
ン
タ、襲来
「♊2サンタ襲来」の原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「Santa Claus filling stockings furtively 密かに靴下を満たすサンタクロース」。そういえばクリスマスに吊るす靴下って socks ではなく stockings なんですね、長靴下。青字が1975年ルディア版「Santa Claus furtively filling stockings hanging in front of the fireplace. 暖炉の前に吊るされた靴下を密かに満たすサンタクロース」
「♊2サンタ襲来」の番地チェック。双子座前半(往路)の、15度を5度ずつ3等分した第1グループ(はじめ)の、第2度数。どの5度組でも第2度数は第1度数を受けて一対をなす。裏付け、裏打ち、分極化、相互補完。磯野家で言ったら第2度数は波平に対するフネ。
「♊1水底観察船」が波平、「♊2サンタ襲来」がフネ。「♊1水底観察船」では、ガラス底ボートに乗り「眺めているだけ」で眼下の景色がするするっと移り変わる。それと対になる「♊2サンタ襲来」では、「寝ているうち」にサンタがコソコソッと襲来してそっと靴下をふくらませる。
♊1のシンボルも、♊2のシンボルも、そこに人間が登場するとしたら「特に何も働きかけずそこにいる人間」なんです。起きていようが寝ていようが、見るもの贈り物は向こうからスルスルとやってくる。受け手である人間はボートに乗ればいいだけ。寝ればいいだけ。楽ちんおまかせ。
そんな棚ぼた待ちの受け身な姿勢でいいんかーい! いいんです、双子座初期度数ですもの。世界は豊かで、棚にはぼたもちがいっぱい。自分にそれを貰えるだけの価値はあるだろうか? なんて考えない。そんなの、あるに決まってるし、貰えるに決まってる。サンタは寝て待て。
……というのをもう少しおとなの言い回しにすると「世界へのナイーヴな信頼」とか言うのだろうけれど、♊2はまだまだ若いサインの若い度数。思いっきりこどもの言い回しで「サンタは来るに決まってるじゃん!」。世界は豊か、自分はいい子、サンタの来ないわけがない。
双子座ってもっと機敏なサインなのではないの? はい、機を見るに敏です。追いかけ、争い、手を汚さなければ欲しいものが得られない。今はそんな「機」だなと見ればもちろん素早く反応します。でも「獲物が向こうからやってくる」ような「機」だったら? 寝て待つのが最適解です。
仮に双子座数え1度で新月が起きたとして、太陽が数え3度の半分を越えるまでは月もまだ双子座圏内にいます。ゆえに双子座数え1度・2度・そして3度の前半までを「双子座の中の小さな双子座」とする。これはドデカテモリーの考えかた。初期度数にはそのサインらしさが詰まってる。
「双子座らしさ」って何? 「機を見るに敏と書いて機敏」であること。「臨機応変」であること。労せず貰えるのであればゆったり構え、早い者勝ちならダッシュする。使えるものは使う。省ける手間は省く。ラクに、賢く、コスパよく。求めるものは「最適解」。That's 双子座。
ぶっつけ本番活動宮、やり込み周回固定宮、なりゆき次第柔軟宮。やる気重視の火のサイン、積み上げ重視地のサイン、かしこさ重視風サイン。なりゆき次第かしこい選択。それが双子座。
うまれたときのホロスコープで「♊2サンタ襲来」はどのハウスにある? 今日の太陽はそこを照らす。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう。
「○○○○で(五音・ハウス) かしこくラクに(双子座) 生きていく(太陽) 寝ているうちにサンタ襲来(♊2)」
【♊2サンタ襲来 をより深く理解するための比較対象シンボルリスト】
♋2俯瞰で下見(となりのサイン)
♌2子供の流行病(60度)
♍2主に従う(90度)
♎2 6が7になる(120度)
♐2風雲急を告ぐ(180度)
♒2青天の霹靂(120度)
♓2隠れるリス(90度)
♈2見様見真似(60度)