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獅子座30度「拡散希望」

2018年8月22日12時14分、トランジット太陽が獅子座数え30度へ入りました。獅子座数え30度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「拡散希望」


「♌30拡散希望」の原文チェック。黒字の1925年ジョーンズ版、青字の1975年ルディア版ともに「(ある)開封された手紙」。seal は「封をする」。sealed は「封をされた」。それに打ち消しの un をつけたら unsealed (封を切られた、またはそもそも封をされていない)


「♌30拡散希望」の番地チェック。獅子座後半(復路)の、5度ずつに分けた第3グループ(おわり)の、第5度数。どの5度組でも第5度数は第3と第4度数のこども。第3度数は第1と第2度数のこども。第5度数は1-2-3-4すべての血を引く孫度数。磯野家で言えば第5度数はタラオ。

「♌26約束と祝福」が波平。古いサイクルの終わり、生き延びた者への祝福。「♌27 Restart」がフネ。日の出が昨日と今日を切り分ける。節目をつくる。波平とフネをいいとこ取りして「♌28 buzzってる」がサザエ。大樹の枝1本だけに小鳥がぎゅうぎゅう。賑わいと少しの混乱。

「♌28 buzzってる」サザエを裏打ちするのが「♌29人魚姫の登場」マスオ。私もそっちへ、人間の世界へ行きたい。燃えるような憧れを抱いて人魚が波間に現れる。そして♌28と♌29をいいとこ取りした「♌30拡散希望」タラオが生まれる。誰でも読める、封を切られた手紙。

5度組の第5度数である「♌30拡散希望」には第1度数から第4度数までのすべての要素が入っている。封を切られた手紙は終わり(♌26)であり始まり(♌27)だ。小鳥たち(♌28)のようにぎゅうぎゅう詰まった言葉が行間から躍り出る。波間から躍り出る人魚姫(♌29)のように。

「♌1頭パーン」で始まった獅子座を「♌30拡散希望」が締めくくる。胸が熱くなり血が昇って頭パーンになった獅子座の熱い思いは最終度数に至っても衰えることなく封印をパーンと破って飛び出る。魂は表現となり、人魚姫は人間となり、メッセージは封を切られ皆に公開される。


サビアンシンボル物語「♌30拡散希望」実写化(商品化決定時から♌30の日にはこれをやるとずっと決めていました)

「封のない手紙をここに置いたから もし読んだなら拡散希望」2015年春分から毎日一首ずつ公開した #サビアン一首 の♌30です。2015年8月23日、この歌を公開した際ご覧になった方々が次々と♌30で短歌をツイートしてくれました。そのときのまとめです。

獅子座、表現つながりでこのまとめも貼っておこう。 #太陽と月でコールアンドレスポンス 。太陽が「投げかける」、月は「キャッチする」。太陽は「つくりだす」、月は「くりかえす」。太陽はスター、月は観客。太陽を使って月を沸かせろ。

「♌30拡散希望」とトラインになるのは「♈30家鴨は家鴨」。牡羊座は火の活動サイン、はじまりの火。その最終度数はアヒル池とアヒル一族。追うアザラシを振り切って上陸する女で始まった牡羊座はアヒルとなって自分の池を得て家族をつくった。実家を出て自分の家を作るまで。

獅子座は火の不動サイン、まんなかの火。その最終度数は封を切られた手紙。胸がドキドキ頭がパーン!で始まった獅子座は、とうとうドキドキが脳内を出て一通の手紙になった。あんなに大騒ぎして手紙一通。海から上がった女がアヒルで終わる牡羊座みたいにちんまりした結末?

でもね、♌1で頭パーンして、間の28度分使ってあんなことやこんなことをして、♌30でやっと出した一通の手紙がもしも一世一代の、渾身の大告白だったとしたら?やっと言いたいことを言葉にできた、出すのに勇気が要った、そんな手紙だったとしたら?

「♌30拡散希望」とスクエアになるのは「♉30孔雀のお練り」。牡牛座は地の不動サイン、盛春の地。その最終度数はきらびやかな目玉模様とギリシャ神話のエピソードを背負ったクジャク。決して見逃すまい、手放すまいという執着心の権化はどのようにして眠らされたのか。

執着心の権化、百眼のアルゴスに昔話を語って眠らせたのはしゃべくりの神ヘルメース。殺されたアルゴスの眼はクジャクの尾羽に散りばめられ、それもまた昔々の物語として語り継がれるようになった。命は消える、物は朽ちる、でも物語は語り継ぐ者がいる限り永遠なのだ。

獅子座は火の不動サイン、盛夏の火。その最終度数は封を切られた手紙。既読マークつき。気持ちは変わる、思いは冷める。心臓もやがて止まってしまう。でも、ことばにすれば、文字にすれば、そのときの熱い気持ちは、考えたことはそこに残るのだ。書き手がいなくなってからも。

「言葉」にすること、「お話」にすることで愛したものの一部、気持ちや考えの一部を取っておける。牡牛座の後に来るのは双子座、獅子座の後に来るのは乙女座、どちらも水星、マーキュリー(ヘルメース)に支配されたサインだ。愛(金星)も誇り(太陽)も水星が後の世へ伝える。

「♌30拡散希望」は獅子座後半(復路)第3グループ(おわり)の第5度数(タラオ)。同じ後半の第1(はじめ)・第2(まんなか)グループのタラオズと比べてみよう。1がテーマを打ちだし2が1を裏打ちし、3が1と2のいいとこ取りをする関係はグループ間でも成り立つ。

獅子座後半第1グループ(はじめ)のタラオは「♌20日輪崇拝」、地上すべての存在へいのちを与える大きな太陽にあやかりたい。恩恵にあずかりたい。第2グループ(まんなか)のタラオは「♌25長旅に耐える」、体内に自前の栄養源を持つラクダ。忍耐のシンボル、粘り強さ。

創造力の源、太陽とのつながりを信じて(♌20)。身のうちにある蓄えを燃やしながら粘り強く(♌25)。大きな存在へ祈るように、紙の砂漠をペンで渡るように。一文字一文字一語一語書き進めてきた。私の手紙、よければ読んでいってください。いいなと思ったら拡散してください。

獅子座後半第3グループ第5度数である「♌30拡散希望」と対になる獅子座前半の度数は獅子座前半第3グループ第5度数「♌15コンチキチン」。祭はたけなわ、華やかに飾りつけた山車が大賑わいの通りを静々と進む。♌15は獅子座前半の集大成、♌30は後半の集大成だ。

胸を熱くしているだけではダメ、形か言葉に、こみ上げるものを外へ出してこそ獅子座。山車も、手紙も同じこと。火をともした蝋燭を台の下に置いたら台無しだ。蝋燭は燭台へ、ダンサーはお立ち台へ上げよ!言葉を放とう、手紙を出そう、作品を披露しよう。

うまれたときのホロスコープで「♌30拡散希望」はどのハウスにある?2018年8月22日の太陽はそこを照らす。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう

「○○○○で(五音・ハウス) 誇りをもって(獅子座) 披露する(太陽) 自信作です拡散希望(♌30)」

#サビアンシンボル物語

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