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蠍座1度「バスツアー」
2018年10月23日20時23分、トランジット太陽が蠍座数え1度へ入りました。蠍座数え1度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「バスツアー」
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「♏1バスツアー」の原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「ある観光バス」。青字が1975年ルディア版「ある街の通りにいる混雑した観光バス」。どちらの原文も観光バスは1台です。
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「♏1バスツアー」の番地チェック。蠍座前半(往路)の、5度ずつに分けた第1グループ(はじめ)の、第1度数。どの5度組でも第1度数はグループのテーマをバンと打ちだす。磯野家で言えば第1度数は波平。
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ドデカテモリーでみる「♏1バスツアー」番地チェック。♏1で新月(太陽と月の合)が起きたとする。1日目は太陽も月も♏1にいる。ドデカテモリーで言えば♏1は「蠍座の中の小さな蠍座」。蠍座の中で最も純粋で蠍座らしい蠍座。
♏1には同サイン内で比較できる度数がまだないので、他サインの数え1度と比べてみよう。ひとつ前のサイン、天秤座は「♎1時よ止まれ」でひとすじの針を突き立てられて始まり、「♎30体系的知識」で頭から3つの知識の山が突き出て終わった。天秤座は前半6サインを知識に変えた。
天秤座は秋の最初のサイン。牡羊座から乙女座まで前半6サインの成果をまとめ、情報化した。情報になった成果は教えたり、分かち合ったり、受け渡したりすることができるようになった。その天秤座が整え蓄積した情報を受け継ぐのは蠍座だ。蠍座は秋のまんなかのサインだ。
天秤座は秋の活動サイン、秋の第1サイン。その数え1度は「♎1時よ止まれ」。個体としての蝶のいのちは絶たれる。しかし蝶の美しい体は防腐処理を施され、同種の蝶たちの典型例として長期間保存される。多くの人がその標本を見て、蝶のかたちについての知識を得る。
♎1では蝶が針を突き立てられてガラス張りの標本箱の中に飾られた。箱入りの蝶は大勢の人に見られる。秋の第1サイン天秤座を裏打ちする秋の第2サイン、蠍座。その数え1度「♏1バスツアー」では観光客たちがガラス張りの動く箱に入っている。かれらは見られるのではなく、見る。
♏1の観光客たちはバスに乗っていて、ガラス張りとは言えバスの外からは観光客ひとりひとりの姿はよく見えない。♎1の蝶が標本箱のガラス越しにもはっきりと見えていたのとは対照的だ。ガラス張りの乗物という点では♏1は「♊1水底観察船」と少しだけ似ている。
♊1のガラス底ボートが「体を濡らさずに海底を見たい」をスマート解決したように、♏1の観光バスは「歩きたくないし自分でコースを決めるのも面倒だけど観光したい」をらくちん解決。体を座席に預けたまま、バスに揺られて決まったコースをめぐる。団体利用で料金もお得。
見えるけれど、さわることはできない。見るだけでいい、さわれなくても別にいい。これも♊1ガラス底ボートと♏1観光バスの奇妙な一致点。粉薬を包むカプセルのように、バスは観光客を詰め込んで街中を走っていく。観光客はひとまとめになって通りを運ばれていく。
「♏1バスツアー」の対向シンボルを見てみよう。「♉1山の清流」は勾配に沿い、重力に従って下へ下へととめどなく駆け下っていく岩清水。♈1は海から上がり、♉1は山を下る。「♏1バスツアー」では人は自由に駆け下っては行かない。人はバスの中で動かず、バスに運ばれる。
「♏1バスツアー」とトラインになるのは「♋1衣替え」。蟹座は水の活動サイン、はじめの水。その数え1度は船に掲げられる片方は巻き下ろされもう片方は広げられる旗。♋1で重要な方向転換が行われる。自分より強く大きなものが存在する世界で生きなくてはならないということ。
蠍座は水の固定サイン、まんなかの水。その数え1度は観光バス。♋1は乗物のシンボル、そして♏1も乗物のシンボルだ。♋1の船は大海原を行く。♏1の観光バスは市街地を行く。海や都市は人間より大きい。人間は船やバスという乗物で身を守りながら大きなものへアプローチする。
「♏1バスツアー」とスクエアになるのは「♌1頭パーン」。獅子座は火の固定サイン、盛夏の火。その数え1度は脳溢血の一症例。胸がギュッとして、頭がカッとして、血が昇る。上昇する血圧が高すぎて血管が破裂してしまうのが脳溢血。アツくなりすぎて脳に血が溢れてしまう。
蠍座は水の固定サイン、仲秋の水。その数え1度は観光バス。♌1は頭に血が昇っていたけれど、♏1は「おのぼりさん(田舎から都会へ来た人々)」。♌1では血が脳内でぎゅうぎゅうだけど、♏1では観光客たちがバスの中でぎゅうぎゅう。圧が高いところは共通している。
♏1の観光客たちは、まだ破裂してはいない。まだ観光バスの中に収まっている。しかし圧は高まっていく。彼らを取り巻く外壁があることが、内圧を高める。
うまれたときのホロスコープで「♏1バスツアー」はどのハウスにある?2018年10月23日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう
「○○○○で(五音・ハウス) 食い入るように(蠍座) 見つめてる(太陽) 皆でわくわくはとバスツアー(♏1)」
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