水瓶座20度「鳩の一声」

2019年2月8日午前10時55分、トランジット太陽が水瓶座数え20度へ入りました。水瓶座数え20度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「鳩の一声」

「♒20鳩の一声」原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「ある大きな白いハト、（ある）メッセージを担う者」。青字が1975年ルディア版「（ある）メッセージを担うある大きな白いハト」。bear はここでは動詞（の現在分詞）、「担う/背負う/耐える/持つ）という意味。

「♒20鳩の一声」番地チェック。水瓶座後半（復路）の、5度ずつに分けた第1グループ（はじめ）の、第5度数。どの5度組でも第5度数は第3度数と第4度数のこども。第3度数は第1度数と第2度数のこども。第5度数には1-2-3-4すべての要素が含まれる。磯野家で言えば第5度数はタラオ。

「♒16働く実業家」が波平、テーマを打ちだす。大志の背後には常にビジネスが存在する。大きな事業を持続させるには儲けが必要だ。「♒17猛犬注意」がフネ、波平を裏打ちする。利潤を追求すれば富が貯まる。富は狙われやすい。番犬を置いて財産を守る。ここまで親世代。

「♒18素顔の暴露」がサザエ、波平とフネをいいとこ取りする。仮面に隠し守ってきた秘密が表沙汰になる。「♒19山火事鎮火」がマスオ、サザエを裏打ちする。秘密が晒されるとしばしば炎上する――山火事のように。それをあらゆる手段を用いて鎮火する。ここまで子世代。

「♒20鳩の一声」がタラオ、サザエとマスオをいいとこ取りする。また、波平フネの親世代とサザエマスオの子世代もいいとこ取りする。♒20は先行4シンボルの要素をすべていいとこ取りする孫世代だ。大きな白いハト、メッセージの担い手が水瓶座後半第1グループを総括する。

サビアンシンボルどこかで見たシリーズ「白いハト」。ハトのサビアンシンボルは複数あるが、白いハトとなると「♉22方舟の鳩」と「♎26白黒反転」が該当する。♉22の白鳩は方舟からノアが放したハト。♎26の大きな白いハトは平和の象徴。そして♒20の白鳩は神の使い、聖霊。

「♒20鳩の一声」には先行4シンボルの全要素が含まれる。あらゆる事業の背後にそれを采配し実行させる者がいる（♒16）。それは大切なものを守るため見張りを置く（♒17）。それは隠されたものを表沙汰にする（♒18）。それは災害を全力で鎮める（♒19）。しかしてその実態は？

♒20の白いハトはメッセージの担い手。人々のところへくだってくる神の力、聖霊は白いハトの姿で現される。『聖☆おにいさん』の「イエスのお父さん」が時々ハトの姿で立川に来る、あれです。父なる神（創造主）と子なる神（イエス）と聖霊（神の霊）はみっつでひとつ。

どんな理想も、どんな事業も、実現するまでには多大な労力、担う人の意志の強さが必要。実現への途上で見たくないもの、見せたくないものを目の当たりにすることもあり、炎上することもある。それらすべてを天からくだる聖霊、白いハトが祝福する。それらの末に現在がある、と。

ひとつ前、山羊座の数え20度を見てみよう。山羊座は地の活動サイン、初冬の地。その数え20度は「♑20 BGM担当」、テーマを打ちだす。隠れた場所から神を讃える歌声だけを響かせる聖歌隊。縁の下の力持ち。聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな。

♑20の聖歌隊は隠れていて目には見えない。でも、見えないだけで彼らはそこにいる。歌声が神を讃美し人々を祝福する。♒20の聖霊も普段は目に見えない。でも、見えないだけで聖霊は常にあらゆる場所にいる。時々白いハトの姿で人々にくだり、祝福を与える。

「♒20鳩の一声」対向シンボルを見てみよう。「♌20日輪崇拝」はズニ族の太陽崇拝者たち。常に空に輝き生活と命を支える太陽をズニ族の人々は父なる神として仰ぎ崇める。♌20は人々が太陽を仰ぎ見る、♒20は聖霊が人々へ降りてくる。目に見える太陽と、見えない聖霊。

「♒20鳩の一声」とスクエアになるのは「♉20風に吹かれて」と「♏20帳を開く女」。♉20と♏20はオポジションであり、♌20と♒20が作るオポジションと直角に交わる。固定サインの数え20度が揃いホロスコープを四等分するグランドクロス。

「♉20風に吹かれて」は雲を集めまた吹き散らす風。目に見える雲はすぐに移ろっていくが目に見えない風は吹き続ける。「♏20帳を開く女」は2枚の暗いカーテンを左右に開いている女。そのカーテンは普段は見えない領域、聖域へと至る通路を塞いでいる。女はその奥へ向かう。

雲を集め、また散らしながら吹き続ける風の♉20。奥深くにある聖域へ向かう♏20。常に天空に輝く太陽を崇める♌20。常にあらゆる場所にいて、時にハトの姿で現れる聖霊の♒20。固定サイン数え20度たちは「見えないときはあっても常にそこにある力」に関わりがある。

「♒20鳩の一声」とトラインになるのは「♊20選び放題」と「♎20律法学者」。登場順は最後だが水瓶座は風の固定サイン、まんなかの風。風の活動サイン、天秤座を水瓶座が裏打ちし、風の柔軟サイン、双子座が天秤座と水瓶座をいいとこ取りする。

天秤座は風の活動サイン、はじめの風。その数え20度は「♎20律法学者」、テーマを打ちだす。ユダヤ教のラビは共同体を常に見守る。水瓶座は風の固定サイン、まんなかの風。その数え20度は「♒20鳩の一声」、♎20を裏打ちする。ハトの姿で人々のもとへ降りてくる聖霊。

双子座は風の柔軟サイン、おわりの風。その数え20度は「♊20選び放題」、♎20と♒20をいいとこ取りする。♎20のラビは常に共同体を見守る。♒20の白いハト、聖霊は常にそこにいる。♊20はカフェテリア、あらゆる産地の料理がいつでもそこにある。近くて気軽で頼れる相手。

「♒20鳩の一声」は水瓶座後半（復路）第1グループ（はじめ）第5度数（タラオ）。水瓶座前半（往路）で♒20と対になるのは同じ第1グループ第5度数の「♒5子孫応援し隊」。先祖たちは目に見えないが子孫を支える。♒20の白いハト、聖霊も普段は目に見えないが人々を支える。

うまれたときのホロスコープで「♒20鳩の一声」はどのハウスにある？2019年2月9日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう

「○○○○で（五音・ハウス）　これから先を（水瓶座）　照らしだす（太陽）　鳩の一声神の祝福（♒20）」

#サビアンシンボル物語