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天秤座2度「6が7になる」

2018年9月24日午前11時26分、トランジット太陽が天秤座数え2度へ入りました。天秤座数え2度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「6が7になる」

「♎2 6が7になる」の原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「7番目のものに変わる第6種族の光」transmute は何かを「(高度なものに)変える」。青字が1975年ルディア版「過去の体験の成果の、永遠に創造的な精神の種子なる認識への変容」ここ、fruits と seed で掛けてます。


「♎2 6が7になる」の番地チェック。天秤座前半(往路)の、5度ずつに分けた第1グループ(はじめ)の、第2度数。どの5度組でも第2度数は第1度数を裏打ちする。磯野家で言えば第2度数はフネ。

「♎1時よ止まれ」が波平、いきなり死のシンボルから始まる後半サイン筆頭、天秤座。死んで失われるもの、死ぬことで保存され得るもの。「♎2 6が7になる」がフネ、第6種族?光?過去の体験の成果が何になるって?と急に難しいことを言ってくるけれど、骨子は「6が7になる」

「♎2 6が7になる」第6種族とは何か?そもそも種族の光とは?1925年ジョーンズ版の解説によれば、「近代的でグローバルな社会」がオカルティストの言う人間文化の第6の根であり、その先にある第7にして至高のヴィジョンの中でそれが理想化されると言う。うん、よくわからないね!

1975年ルディア版解説によれば、ジョーンズ版に書かれていることはH. P. ブラヴァツキーの「シークレット・ドクトリン」第2巻に概説されているよ!だそうですが。詳しいことは書けません、当番そのあたりよくわかっていないから。ご興味ある方は読んでみてください。

種族とか光とか進化とか根とかを全て取り払ってしまえばこのシンボル、「6が7になる」それだけ。6と7って何だ?ということを伝えるために、ルディアは様々な「6」を例に出して解説している。インド哲学の六学派、6原色の光、ソロモンの紋章、天地創造の6日間。

「ソロモンの紋章」は正三角形を互い違いに重ねた六芒星で、「下降する霊と上昇する物質の統合を表す」とルディアは書いている。7は6より1だけ多い。6が作る星型の中心に1が入って7となる。六芒星、六学派、六色の光をまとめあげるプラスワン、天地創造の六日間の後の安息日。


6種類あるものが6種類すべて集まったときに、それをまとめあげる7があらわれる。ドラゴンボールみたいなものだ。全部集めると神龍があらわれる。♎2のドラゴンボールは6つだけれど。下降する霊と上昇する物質の六芒星、6色の光とまんなかの7を画像にするとこんな感じ。

「6が7になる」、「7になる6」。調べだすとどの方向へ分け入っても深い沼。身近な6と7からシンプルに考えよう。たとえば月火水木金土、と惑星の日が6日続いたあとでそれらをまとめる太陽の日、日曜日が来る。たとえば牡羊座〜乙女座の6サインが揃った後で7の天秤座が登場する。

難しそうで、シンプルなこと。シンプルだけど、のみこむのには時間がかかること。「新しいもの」や、「他のひとつ上を行くもの」は単独では出現しないということ。それは過去の蓄積の中から現れるということ。日曜日は他の曜日すべての後に来る。天秤座は乙女座の後に来る。

白い光は虹のすべての色(7色あるいは6色)が合わさってできる。他の6つのチャクラの上にクラウンチャクラがある。前半サインの締めくくりとして第6のサイン・乙女座が存在し、それは第7のサイン・天秤座へとレベルアップする。ちゃらりーん✨(レベルアップ音)。

更にルディアは、この「6が7になる」を6も7も使わずに説明しようとしてくる。しかも、ごく日常的なものを使って。それが「過去の体験の成果の、永遠に創造的な精神の種子なる認識への変容」。「成果」は原文では fruits で、種子は seed 。はい、ここルディアうまいこと言ってますよ。

ルディアは1925年ジョーンズ版の「6が7になるよ」を「過去の体験が実になった、そして実の中に種ができたよ」と言い換えた。誰がうまいこと言えと。いや、ありがとうルディア、おかげでだいぶわかりやすくなった。♎は12サイン後半の筆頭、新しい種。その種は♍の果実からうまれた。

ここで「♎2 6が7になる」とオポジションになる「♈2 見様見真似」を見てみよう。♈1で海から上がった女は、♈2ではグループを楽しませるコメディアン。コメディアンは半分ヨソモノ、新参者。日常や他人の癖を観察して笑いのネタを拾う。「ネタ」は「タネ」のひっくり返し語だ。

コメディアンのネタ(タネ)は過去の成果である現在に埋め込まれている。第7種族の光は第6種族の光が変化して生まれる。過去の体験が実を結び、中から未来の種があらわれる。前半6サインを乙女座がまとめ上げ、成熟しきった乙女座から未来の種、天秤座がうまれる。

「♎2 6が7になる」とトラインになるのは「♊2サンタ襲来」。双子座は風の柔軟サイン、おわりの風。その数え2度はサンタクロース。きっと来ると信じる子らが眠る間にこっそりやってきて靴下に贈り物を詰めていく。贈り物は素朴な信仰の果実、翌朝贈り物を開ける喜びは種。

「♎2 6が7になる」とスクエアになるのは「♋2俯瞰で下見」。蟹座は水の活動サイン、初夏の水。その数え2度はどこかの地点へ降りていく前に俯瞰で全体像を見ておこうとする。ひと粒の麦は地に落ちて死ななくてはいつまでもひと粒のまま。♋2は未だ落ちていく先を決めていない。

天秤座は風の活動サイン、はじまりの風、初秋の風。その数え2度は「♎2 6が7になる」。遠き山に日は落ちて、♈1から始まった旅は♍30に結実し、♎1でそれはピリオドを打たれた。果実は刈り取られ、果肉の中から種が出てきた。種は地に落ちて、新しい物語はここから始まる。

うまれたときのホロスコープで「♎2 6が7になる」はどのハウスにある?2018年9月24日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう

「○○○○で(五音・ハウス) スタイリッシュに(天秤座) あらわれる(太陽) 積み重ねた6が7になる(♎2)」

#サビアンシンボル物語

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