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いつか編みたいリンド夫人の「リンゴの葉模様」

2020年8月27日ほかのツイートまとめ。『赤毛のアン』冒頭でリンド夫人が編んでいる木綿糸のベッドカバーを編んでみたいという話。

【2020年8月27日のツイート】
『赤毛のアン』シリーズでリンド夫人が作る林檎の葉模様のコットンワープキルト(甘撚りの木綿糸で編むベッドカバー)が長年気になっていて、とうとう Knitting Counterpanes を買っちゃったよ!

counterpane とは装飾性の高いベッドカバーのことである

Knitting Counterpanesはリンド夫人の林檎の葉キルトを検索するといつも出てくる紫色の表紙の編み物本。紙本のほかに今はKindle版がある。Kindle、パターン単品も売ってるのね、杏の葉模様のも買った。

それでね、聞いてちょうだいよ。Mrs. Lynde apple leaf quilt pattern とかで検索すると、だいたいこの画像左上みたいな葉っぱが4枚集まった四角い編地が出るのよ。当番、これの編み方は5本針輪編みで中央から増目して四角くする(画像上段右)だと思っていたのよ。そうしたら正解は下段だったの。

クンストストリッケン(クンスト編み)みたいに5本棒針(4本が目を分ける休め針、1本が取り針)で中心から増目しつつ表だけを見てグルグル編むのか、リンドのおばさん凝ったやつ編んでるな!と思ったらさ。2本棒針で最初2目とかで始めて、増目しながら往復編みで直角二等辺三角形編んで4枚接ぎだったの。

ファーッ! 参りました! 頭いい! 思いつきもしなかった! って思ってさ。当番もパターン解読してリンド夫人風のモチーフを編んでみようかなと。ベッドカバーとはいかないまでも、ひざ掛けサイズとかクッションカバーとかさ。

【上記の3日後、2020年8月30日のツイート】

『永遠の「赤毛のアン」ブック』、百科事典風のアンブックス解説本。目についたので借りてみた。これ表紙の刺繍、青木和子さんじゃないかな。類書がたくさん出ているからそれほど目新しい情報はないけれど、リンゴの葉模様のキルト画像と共に、それがモンゴメリ自身の手編みという情報を得た。

このキルト画像については当番も画像検索でよく見かけていたのだけど、モンゴメリ手ずからこれを編んだというのは(当番にとっては)新情報。なお先日古い編み物本を買って、このリンゴの葉4枚モチーフは三角形の4枚はぎだと知ったのだけど、モンゴメリのモチーフは四角の4枚はぎなのかしらん。

モンゴメリのリンゴの葉モチーフ、「A 直角二等辺三角形のリンゴの葉パーツを4枚はぎ」「B 直角二等辺三角形の透かし編みパーツを4枚はぎ」「ABパーツを交互に斜め格子はぎ」なのか。あるいは「増し目しながらリンゴの葉模様を編み、減らし目しながら透かし模様を編んだ正方形パーツを4枚はぎ」なのか。

斜め正方形パーツを編んではぎ合わせていくとベッドカバー全体がだんだん斜行してしまいそうだから「4枚はぎのリンゴの葉ピース」と「4枚はぎの透かし編みピース」を交互にはぎ合わせたと考える方が妥当かなあ。

編んでつくるベッドカバーがだいたいモチーフ繋ぎである理由って、もちろん半端糸の消費もあるけれど、編地の方向をてんでんばらばらにすることで、一方向に伸びて型崩れしてしまうことを防ぐためでもあるしな。モンゴメリのこの模様、編みたいな。

【2024年追記】
Knitting Counterpane は最初Kindleで買ったのですが、後日紙でも買いました。そしてリンゴの葉模様にはまだ挑戦できていない。

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