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獅子座20度「日輪崇拝」

2018年8月12日午前2時36分、トランジット太陽が獅子座数え20度へ入りました。獅子座数え20度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「日輪崇拝」


「♌20日輪崇拝」の原文チェック。黒字が1925年ジョーンズ版「ズニ族の太陽礼拝者たち」worshipers 複数形ね。青字が1975年ルディア版「ズニ族のインディアンたちが太陽に捧げる儀式を執り行う」


「♌20日輪崇拝」の番地チェック。獅子座後半(復路)の、5度ずつに分けた第1グループ(はじめ)の、第5度数。どの5度組でも第5度数は第3と第4度数のこども。第3度数は第1と第2度数のこども。第5度数には1-2-3-4すべてのエッセンスが含まれる。磯野家で言えば第5度数はタラオ。

「♌16台風一過」が波平、嵐の去った後に現れる、地上に生きる存在すべての命の源である太陽。「♌17自主的聖歌隊」がフネ、お墨付きはないけれど、歌いたい。内側からわきあがる意志で結成された聖歌隊。意志は魂、ひとの中にあるちいさな太陽。♌16と♌17から♌18がうまれる。

「♌18化学の先生」がサザエ、物体はどんな物質でできていて、物質はどんな性質を持つかを実験を通じて教える。基本に忠実に、手順通りに。「♌19屋形船で宴会」はマスオ、浮世とは水に浮かべた屋形船、不安定さを楽しんでしまおう。そこには教室とは別の出会い、別の化学反応がある。段取り?堅いこと言うなよ。

基本に忠実な「♌18化学の先生」サザエとユラユラして活力を取り戻す「♌19屋形船で宴会」マスオを両親として「♌20日輪崇拝」タラオがうまれる。「♌16台風一過」波平と「♌17自主的聖歌隊」フネは「♌20日輪崇拝」タラオのおじいさんとおばあさん。

「♌16台風一過」の太陽で始まった獅子座後半第1グループは「♌20日輪崇拝」の太陽で締めくくられる。ズニ族は北アメリカ南西部,現在のアメリカ合衆国アリゾナ州北東部とニューメキシコ州北西部に居住するプエブロインディアンの部族。伝統的に大地を母、太陽を父とし崇める。

すべてを照らす太陽(♌16)、みずから志願して神を讃える者たち(♌17)、世代から世代へ伝えられてきた基本的な教え(♌18)、不安定な土台の上で楽しむ宴(♌19)。それらすべてが「♌20日輪崇拝」へ集約される。ふたたび太陽をふり仰ぐ。その力を崇め儀式を行う人間として。

自然の力すごい→いやいや人間の熱意だって捨てたものでは→やっぱり自然すごい→いやいや人間だって、と自然賛美と人間賛美の行ったり来たりを繰り返してきた獅子座後半第1グループ。♌20で「太陽半端ないって!」に落ち着く。太陽を崇めて、その恩恵を受けようとする。

「♌20日輪崇拝」とトラインになるのは「♈20冬鳥餌付」。牡羊座は火の活動サイン、はじまりの火。その数え20度では少女が冬鳥たちに餌を与える。ともに厳しい寒さの中にいる鳥たちと自分の間につながりを感じ、素朴な共感を覚えたから。餌付とは関わりを持とうとすること。

獅子座は火の不動サイン、まんなかの火。その数え20度ではズニ族が父と崇める日輪に捧げる儀式を行っている。♈20では少女が餌を与えることで、冬鳥を生きながらえさせようとしていた。♌20でズニ族が太陽を崇拝するのは、太陽の恩恵を受けるため。

少女が餌付を通じて冬鳥たちの生へ介入することと、ズニ族が儀式を通じて太陽からの恩恵を得ようとすることは、方向は違うけれど両方とも「関わりを持つこと」。自然の力を認識し、関わりを持とうとすることで人間は自然と「繋がる」。その繋がるための手順が「儀式」だ。

「♌20日輪崇拝」とスクエアになるのは「♉20風に吹かれて」。牡牛座は地の不動サイン、盛春の地。その数え20度は雲を集めまた吹き散らす風。雲は刻々と姿を変え、生まれた端から風に吹かれて消えていってしまう。ただ風だけが吹き続けるということだけが変わらない。

獅子座は火の不動サイン、盛夏の火。その数え20度は太陽を父と崇める者たちをシンボルとする。♉20の雲も、雲を寄せ集めては吹き散らす風も、太陽の熱が大気を温め、川や海の水を蒸発させるから生まれる。雲は生まれては消え、風向きは変わろうとも太陽だけは変わらない。

「♌20日輪崇拝」は獅子座後半(復路)第1グループ(はじめ)の第5度数(タラオ)。獅子座前半(往路)の第1グループ第5度数と比べてみよう。「♌5不動如山」は絶壁の突端にある岩むら。移ろいやすく儚い人間たちと比べたら岩の塊は揺るぎなく変化のない、安定したもの。

♌5の岩むらも♌20の日輪も、儚く移ろいやすい存在である人間に比べたら大きく強く揺るぎない存在。だからこそ人間は、その大きく強く揺るぎない存在と関わりを持ちたいと願う。関わりを持ち、その大きな力にあやかりたい。寄らば大樹の陰、願うのはお日様の恵み。

うまれたときのホロスコープで「♌20日輪崇拝」はどのハウスにある?今日の太陽はそこを照らす。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう

「○○○○で(五音・ハウス) ドラマチックに(獅子座) 投げかける(太陽) 祈りよ届け日輪崇拝(♌20)」

#サビアンシンボル物語

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