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魚座8度「合図のらっぱ」

2019年2月26日午前6時55分、トランジット太陽が魚座数え8度へ入りました。魚座数え8度のサビアンシンボルをぎゅぎゅっと五文字くらいに圧縮すると「合図のらっぱ」

「♓8合図のらっぱ」原文チェック。黒字の1925年ジョーンズ版、青字の1975年ルディア版ともに「らっぱを吹く(ある)女の子」。 girl は、この一年散々やりましたね、「おとなではない女性」です。「おとなの女性」は woman 。 boy と man の使い分けも同じ法則。

「♓8合図のらっぱ」番地チェック。魚座前半(往路)の、5度ずつに分けた第2グループ(まんなか)の、第3度数。どの5度組でも第3度数は第1度数と第2度数のこども。こどもは両親をいいとこ取りする。磯野家で言えば第3度数はサザエ。

ドデカテモリーで見る「♓8合図のらっぱ」番地チェック。♓1で新月(太陽と月の合)が起きたとする。7日間で太陽は7度進み、8日目には太陽♓8。同じ7日間で月は97度進み、8日目には月♊8で太陽とスクエア。ドデカテモリーで言えば♓8は「魚座の中のちいさな双子座」

「♓6軍事パレード」が波平、テーマを打ちだす。きらびやかに装い、連帯を率いて練り歩く将校たちの晴れがましい様子。「♓7無視されたもの」がフネ、波平を裏打ちする。岩場にうち捨てられた十字架は地上の栄光(♓6)に「天上の価値を忘れていないか?」と問いかける。

「♓8合図のらっぱ」はサザエ、波平とフネをいいとこ取りする。♓6波平は地上の栄光、きらびやかな軍事パレード。♓7は栄光の陰でうち捨てられた天上への道。それをいいとこ取りすると、らっぱ(bugle)を吹く女の子になる。なぜか?軍隊と天国の共通項がらっぱだからだ。

らっぱ(bugle ビューグル)とトランペット(trumpet)は似ているけれど違う。ピストンがついていてドレミの音階を出せるのがトランペット。ピストンがついていなくてドレミ以下略を出せず、ただの管になっていてドソドミソドミ以下略しか音を出せないのがビューグル。狩猟や戦闘など、大勢が広範囲に散らばる集団行動の際、合図や信号として用いられた。

現代日本だと「正露丸の箱に印刷されている楽器がらっぱ(ビューグル)」というのがいちばん通じやすいかも。あの「正露丸のらっぱのメロディ」は日本の旧陸軍で「食事の時間」を知らせる信号(正露丸はお腹の薬だから)。らっぱで信号を伝える役目は「喇叭手(らっぱしゅ)」

余談。ルロイ・アンダーソン作 Bugler's Holiday という曲がある。日本では旧来「トランペット吹きの休日」と訳され、実際トランペットが主旋律を奏でるのだが「らっぱ吹き(喇叭手)の休日」が原義に近い。

更に余談。らっぱ吹き(ビューグラー)は信号を伝える役目なので勤務中は好き勝手なタイミングに好き勝手なメロディを吹くわけにはいかない。「休日にも吹いていたら休めないじゃん」ではなく「休日だから決まった内容ではなくフリーダムに吹きまくっている」曲ね。

さて長い余談は終わりにして「♓8合図のらっぱ」に戻る。女の子が吹いているのは信号用らっぱ、ビューグルだ。ビューグルは軍隊(♓6)でも吹き鳴らされるし、最後の審判(♓7)でも吹き鳴らされる。その鋭い音色は新しい時の始まり、なすべきことの変化を告げ知らせる。

信号らっぱが吹き鳴らされると、それまでに行われていたことが一旦すべて止まり、別のことが始まる。チャイムと同じ。交差点の信号、9時3時方向が赤になり、12時6時方向が青になるのと同じ。スイッチ(切換)する。♓8が「♓の中のちいさな♊」であることも併せて考えよう。

冬の3サインで数え8度同士がどう繋がるのか見てみよう。地の活動サイン、初冬の地の山羊座がテーマを打ちだす。風の固定サイン、真冬の風の水瓶座が山羊座を裏打ちする。そして水の柔軟サイン、晩冬の水の魚座が山羊座と水瓶座をいいとこ取りする。

山羊座は地の活動サイン、初冬の地。その数え8度は「♑8飼われる幸せ」、テーマを打ちだす。飼い鳥たちは確かな後ろ盾を得て楽しげに歌う。水瓶座は風の固定サイン、真冬の風。その数え8度は「♒8人に似たもの」、♑8を裏打ちする。原寸大の生き人形。「リアル」とは何か?

魚座は水の柔軟サイン、晩冬の水。その数え8度は「♓8合図のらっぱ」、♑8と♒8をいいとこ取りする。♑8、鳥たちの背後には庇護者がいる。♒8、蝋人形たちの背後にはモデルがいる。♓8のらっぱを吹く女の子の背後には誰がいる?彼女はらっぱを吹き、終わりの始まりを告げる。

「♓8合図のらっぱ」対向シンボルを見てみよう。「♍8ダンス入門」はダンスの初稽古に臨む5歳のこども。浮き沈みの激しい世界(♍6)でトップを狙う者(♍7)は稽古を積み重ね芸を磨いている。その第一歩を踏み出すのが♍8。♓8は皆に告げ知らせる。♍8は師から教えを受ける。

「♓8合図のらっぱ」とスクエアになるのは「♊8分け前の要求」と「♐8見えない変化」。♊8と♐8はオポジション(180度)であり、♍8と♓8がつくるオポジションと直角に交わる。柔軟サイン数え8度の火地風水が揃い、ホロスコープを四等分するグランドクロス。

「♊8分け前の要求」は産業ストライキ。工場が儲かれば労働者は賃金への反映を求める。要求が通らなければストライキだ。経営陣は対処を迫られる。「♐8見えない変化」は岩の中で形成される新たな元素。今までなかったものが生まれる。しかしそれは内部でひそかに進行する。

賃金上昇・待遇改善を求めてストライキする♊8。見えないところで変化が進行する♐8。はじめてダンスの手ほどきを受ける♍8。合図のらっぱを吹き鳴らす♓8。柔軟サイン数え8度はすべて変化に関わる。一旦それが始まったら、もう始まる前の状態には戻れない。

「♓8合図のらっぱ」とトラインになるのは「♋8人真似ウサギ」と「♏8月を映す湖水」。水の活動サイン、はじめの水の蟹座がテーマを打ちだす。水の固定サイン、まんなかの水の蠍座が蟹座を裏打ちする。水の柔軟サイン、おわりの水の魚座が蟹座と蠍座をいいとこ取りする。

蟹座は水の活動サイン、はじめの水。その数え8度は「♋8人真似ウサギ」、テーマを打ちだす。知りたがり屋のウサギ達が人を真似てみる。蠍座は水の固定サイン、まんなかの水。その数え8度は「♏8月を映す湖水」、♋8を裏打ちする。月へ届かなくとも、月を映しとることはできる。

魚座は水の柔軟サイン、おわりの水。その数え8度は「♓8合図のらっぱ」、♋8と♏8をいいとこ取りする。♓8の女の子は♋8のウサギたち同様、好奇心と受容性に富む若々しい存在。彼女のらっぱは♏8の月光が湖をくまなく照らすように空間全体へ響きわたる。何かが始まる。

「♓8合図のらっぱ」は魚座前半(往路)第2グループ(まんなか)第3度数(サザエ)。同じ魚座前半の第1グループ(はじめ)第3度数(サザエ)と比べてみよう。1がテーマを打ちだし2が1を裏打ちするように、第1グループのサザエを第2グループのサザエが裏打ちする。

魚座前半第1グループのサザエは「♓3珪化木」、テーマを打ちだす。生きていた頃の木目もそのままに残っているが、成分はすっかり石に置き変わっている。魚座前半第2グループのサザエは「♓8合図のらっぱ」、♓3を裏打ちする。女の子がらっぱを吹くと、何かが切り替わる。

うまれたときのホロスコープで「♓8合図のらっぱ」はどのハウスにある? 2019年2月26日の太陽はそこを照らした。穴埋め #アストロ短歌 で確認しよう

「○○○○で(五音・ハウス) 集大成を(魚座) 意識する(太陽) 少女よ鳴らせ合図のらっぱ(♓8)」

#サビアンシンボル物語

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