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【パート主婦】夫とお金の話をして泣けてきた話

「車の調子が悪くなってきたわ」
夫の車は中古で購入しうちに来て約5年経ちました。多分2010年ぐらいの生まれの車で、走行距離は10万キロをとうに過ぎています。まぁそろそろ替え時です。
「そうなんやぁ。前に見てた車買う?」夫はここ数週間ずっと車のサイトを見ていたのでそのように言いました。

「かおりも休日、車使ってるんやからお金出してくれへん?」

この夫の言葉に私は何も返せませんでした。
衝撃を受けたからです。

我が家は1台しか車はありません。夫が大阪時代に購入した彼のお気に入りの車です。しかし長野は一人1台車がないと不便な地域です。通勤や近所にお買い物に行くにも車があればすぐ行けます。

でも2台目は買ってません。我が家にその余裕はないのです。
いや、正確にいうと無理をすれば買えます。
でも転勤で長野にいる期間はそんなに長くないし、長野に来て1年半は車1台でやりくりできました。私の個人的な時間ロスは半端ないけど、多額のローンを抱えてまで解決したいことではなかったのです。

そしてその車は夫がほぼ毎日通勤で使っています。私は休日のお出かけに乗せてもらうぐらいです。だいたい月に2-3日ぐらい。
そんな背景があったので、夫の言葉に絶句しました。

◇◇◇

これをお読みの方の中には、「当たり前やろ」と思われる方がいると思います。「家族やから負担すべきだ」「旦那さんに負担かけ過ぎやろ」…ですよね。はい、ごもっともです。

実際、金銭的な負担は圧倒的に夫の方が大きく、私は扶養させてもらっています。夫がいるから私は生活できています。

ここは個人的な話になりますが、私は社会不適合者です。残念ながら、夫のようにバリバリサラリーマン生活を送れる精神や体力を持っていません。それに気づいたのは結婚をしてからです。そして長野に来て確信に変わりました。

「ごめん、出せるお金はない。」
毎月の給料は10万円を切っています。その中で食費や日用品など5万円ほどを使っています。残りは自分のお金。と言っても、病院や美容院など最低限のことしか使っていません。

実家に帰省するときは自分の貯金を使っていること。でも貯金は老後のためにあまり使いたくないこと。だから大きなお金は出せないこと、など。
そうゆうことを、ポツポツと夫に泣きながら伝えました。

◇◇◇

正直、36歳にもなって情けないなぁと思います。
お給料の額で言ったら、大学生の時の方が稼いでいました。結婚したら夫の扶養になるなんて一ミリも思ってなかったし、金銭的に負担なんかかけたくなかったです。車の調子が悪いなら、「一緒に頑張って可愛い車買いたいね」て言える妻でいたかった。

しかし、私の精神安定に重視した結果、週3日しか働かない主婦になりました。おかげで精神的なゆとりは手に入れましたが、欲しいものや行きたい場所には行けなくなりました。

夫に「おかえり」と言ってあげられ、夫の話を聞くことや家事をし家を守ることはできています。でも、すぐに1万円を捻出することはできません。

色々話した結果、かおりの精神的な安定が一番大事とゆうことになりました。機嫌よく家にいてほしい、が彼の思いでした。

◇◇◇

「簡単に、車買ったらいいやんって言われたから、そう言うんやったら出してよって思った」
「もっと仕事頑張って給料上げてもらうわ。ぐうの音も出えへんような施策しようと思ってんねん」
「かおりには家に帰ってきた時に温かく迎えてほしい」

果たして私は夫の希望を叶えてあげられるのだろうか。
彼の精神的な支えになっているのだろうか。
夫にふさわしい妻であるのだろうか。

資本主義社会においてお金を稼ぐ能力はとても大切なことです。お金がなきゃやりたいこともできません。好きな人を守ることもできません。だからお金を稼げる能力は絶対に必要です。

しかし、今の私にはそのスキルが少ないです。そのため私のだいたいの悩みはお金があれば解決できます。

今の社会でお金ぐらい大切なことってなんなんだろう。
そして私には何ができるんだろう。
どなたか社会不適合者の役割を教えて欲しいです。。。


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