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日本のことば

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日本の美しい言葉や、言葉にまつわる話。
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2022年12月の記事一覧

おせち料理のはなし

おせち料理には日本人の「真心」がたくさん込められています。 中身のひとつひとつにも意味があるのはよく知られていますね。 重箱には「幸せを重ねる」という思いが込められています。 そして、重箱には実は正しい段数があります。 今は核家族化で二段、三段が主流となっていますが、本来は四段が正式なおせちのカタチです。 さらには、四段目のお重は「余(よ)の重」といいます。 四が「死」と同じ音を持つことから、余を用います。 死は避けるべきもの、という昔の人々の強い思いを感じますね。 また、