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小学3年生オルソケラトロジー始めました②

この記事では、娘がオルソを試してみると言ってから、実際のトライアル1週間の様子について書いています。

オルソを試すと決めてから、すぐに眼科の予約を取りました。眼科では、まずオルソができるか目の状態の検査をし、実際レンズを装着してさらに検査、最後に親子でレンズの装着練習をしました。

まず視能訓練士さんがお手本でレンズを入れてくれるのですが、娘も初めてにしては瞬きも少なく、すんなりとレンズを付けることができました。しかし、スポイトで外す時、

「痛い!!!!!」

と叫んで泣いてしまいました。
その後、視能訓練士さんがなだめながらレンズを外してくれました。しかし、怖がり始めた娘に、今度は私がレンズの付け外しをしなくてはなりません。

人にレンズを入れたことなんてもちろんありません。
不安な様子を娘に悟られぬように、見よう見まねで何とかレンズを入れました。先ほど痛がって泣いてしまったので、スポイトでレンズを外す時は、私もすごく緊張しました。何とか練習は無事に終わりましたが、娘からは

「今日はもうムリ!」

と言われ、実際に家で行うのは後日になりました。初めて家で装着した次の日に、眼科でまた検査をするので、その予約もしました。

そして家での装着の日。
夜緊張しながら、説明書を横に置き、レンズを娘の目に入れようと格闘しました。
娘は怖くて瞬きをしてしまい、何度やってもレンズが入らず度々レンズを落としてしまいました。何度も何度も試して、そのちょっとした隙間にコンタクトを押し込み何とか装着できました。

朝も朝で大変で、時間のプレッシャーを感じながらスポイトでレンズを外します。夜も朝もそれぞれの作業にかなり時間がかかるので、

これが毎日だと負担だなー、、

と思いました。

しかし、私はその日の眼科で衝撃を受けるのです。視力検査をすると、

裸眼視力 右目1.2  左目1.2!!

たった1日しか付けていないのに、、しかも検査した時間は夕方5時近くでした。本当にビックリしました。娘も視力検査の結果にとても喜んでいました。

そこから1週間、家でのトライアルを続けました。でもこれが困難続きの毎日でした。娘の恐怖心は小さくなるどころか、日に日に大きくなってしまい、レンズの装着が本当に大変な時間になっていました。

私が指に力を入れてまぶたを開いても、娘はレンズが近づくと反射的に目をギュッとつぶり、さらには体も動かしてしまいます。
無理矢理レンズを入れようとすると、黒目が上に逃げて白目の部分にレンズを付けてしまうことも何度かありました。そうすると娘が痛い痛い痛いと叫ぶので、私もパニックになりながら、慌ててスポイトでレンズを外しました。そういう日は断念したり、片目だけでも入った日はそのまま寝かせました。

そして、困ったトラブルは朝にもありました。
トライアルを始めてからは、毎朝いつもより早く娘を起こしていました。しかし、レンズを取ろうとしたところ、張り付いていて全然取れないのです。
もう一度目薬をさして、レンズを取ろうと試みました。しかし、その後何度か繰り返しても外れませんでした。

どうしよう眼科に行かないとダメかも

とドンドン焦りが出てきます。張り付いているレンズを外そうとすると、娘もやはり目が痛いようで何度も繰り返すのが私も辛くなってきました。もうダメかもと思っていたところ、どうにか外れてくれました。
しかし、いつも家を出る時間からもう20分以上経っていました。夫に娘を自転車で送ってもらい、なんとか学校に遅刻せずに済んだのですが、ここで私の気持ちも折れてしまいました。

もうオルソやめよう

と思いました。娘にも私にも負担が大きすぎると思ったのです。娘には家を出る直前に、オルソ大変すぎるからもうやめよう、と伝えました。装着も外すのも大変で怖がりな娘にはまだ早かったのかもしれない、と自分に言い聞かせました。

すごい効果を目の当たりにしていたので、その日は残念な気持ちでいっぱいでした。
しかし、午後娘が帰ってきて、突然私に言いました。

「ママ、コンタクト続けるよ!」

ビックリしました。私の中ではもうやめるものと思っていたオルソですが、娘は自分で続けると決断したようです。娘がそう言うなら、私も頑張らなくてはと思いました。

しかし、娘は続けるとは言ったものの、日々のレンズの付け外しがラクになったわけではありません。入れる時は思いっきり目をつぶろうとしますし、時間がかかることに変わりはありませんでした。それでもトライアル終了の日に、娘にオルソをこのまま続けるのか聞くと、 

「続ける!」

との答えが返ってきました。自分のレンズを買ってから、やっぱりやめるはなしだよと約束し、レンズを注文することに決めました。

トライアル1週間後の視力検査でも、両目とも1.2で効果はかなり感じることができました。
その時、視能訓練士さんにコンタクトレンズはどのくらいで慣れるものなのか聞くと、遅くても1ヶ月後くらいには、とのことでした。今の娘の状態から慣れるようになるのは全然想像できませんでしたが、とりあえずやるしかないと思いました。

結果として、娘はコンタクトレンズの装着がスムーズにできるようになるまで2ヶ月弱かかりました。その間は本当に大変でした。

レンズを入れようとすると目をギュッギュッギュッと閉じてしまって、全然入れられなかったのが、今では両目5分もあれば余裕で装着できます。そうなるまでに、どんなことを試したのか、次の記事で詳しく書いています。

続きます。

#オルソケラトロジー
#ナイトレンズ
#小学生
#近視

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