正解のない人生で後悔しないこと
人生は選択でできている。他人との会話もどんな言葉を選択するかの連続だし、どんな人として振舞うか、どんな考えを持つかも選択だ。
もっと小さい選択もある。
ビアンカを選ぶかフローラを選ぶか。成人式にいくかいかないか。今から何を食べるか。
そばを選べば太らないことが多いし、トンカツを選べば太ることが多い。
選択した結果を受けて、さらに選択をして生きて行く。
マークシートと違ってあとで答え合わせをしてもらえるわけじゃないから、片方を選ぶと後悔することも多々ある。
違う人生を選んでいれば今よりもっと幸せになれたんじゃないかと思う。
フローラを選べば、水の羽衣がもらえるし、イオナズンも覚えるけれど、今までの関係性や流れを無視してビアンカを捨ててしまった罪悪感は残る。
どうやったら後悔しない人生が送れるのだろうか。
正しい選択肢を選び続けることなんてできないし、そもそも答え合わせがないのだから、正しかったのかもわからない。
後悔しない人生を送るために必要なのは後悔しないことしかないと思う。
キレそうになるくらい当たり前だと感じるけど、本当にそれしかないと思う。
友達にお金貸して返ってこなかったり、しなくていい喧嘩して炎上したり失敗したなって思うこともあるけど、それは反省して次にそれを選ばなければいい。
迷うような選択肢なんてどっちを選んでもメリットもデメリットもある。ある意味でどっちも正解の要素があり、不正解の要素もある。正解でも不正解でもあるものを不正解だと嘆いていたら後悔するに決まってる。
だから、どっちを選んでもこれが一番よかったと信じきるしかないと思う。
私ももっと清廉潔白で会う人全員に優しくて誰にも嫌われない感じでいけばよかったとか、全うに単位とって新卒で就職して人生のイベントをひとつひとつクリアしておけばよかったとうじうじして思い悩むことがある。
でも、まあ、それを選んでも同じだけ後悔してたかもしれない。
後悔しないことが難しい人はセンター試験でわからない時には3を選ぶみたいに決めておけば良いと思う。
私も選んだあとに後悔してしまうたちだから、常に楽しそうな方を選ぶようにしてる。楽しんだ末に間違ったなと思っても、楽しかったんだから仕方ないかってなんとなく諦めがつく。
自信がなくなってくると、正しい選択をしてきたのか不安になって、そうじゃない選択肢を選んだ人を否定してしまうことがある。自分とは違う選択をした他者を否定することによって消去法で自分の選択は正しかったと思いたくなる。
でも、そうなると、その人がめちゃくちゃ幸せそうだった時に正しかったのか揺らいでしまうし、しちゃいけないことでがんじがらめになって自縄自縛に陥ってしまう気がする。
人の価値観、倫理観、生き方にケチをつける資格はないし、それでも自分は自分なりに正しいと思ってどんなことがあってもこれでよかったんだと思って生きていきたい。
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