見出し画像

シン・ウルトラマンの3回目

これは2022年にシンウルを5回観に行ったお話。おてがみとして残しておく。ネタバレあります。注意せよです。

そんな訳で 6月2日にシン・ウルトラマン 3回目を観に行ったよ!今、手紙の向こうで「3回!」って苦笑した顔が見えたよw
 いやさ、2回目でウルトラマンに「何故感情移入できないか?」の謎も解けたし、純粋に楽しめると思って観に行ったんだ。

楽しい〜ってなった2時間後、あたし滝君になってしまった…

メフィラス星人が出てくる前から、いや、ウルトラマンそのものが出てくる所から、その問題は孕んでたんだ…

 ウルトラマンが出現した時から、滝くんは、メフィラス星人が言う所の「絶望による従順な支配(要約)」を感じていた訳で…「今までやってきたことはムダ、ムダ、ムダ」と自暴自棄になってたじゃん
 ウルトラマンからベータカプセルシステム開示されて希望の光が見えたけど、人類は外星人の足元にも及ばないのは変わらない。

 例えるならば、そうだな…ウサイン・ボルトがウルトラマンとするじゃん?

 何故だかわからぬが、ウサイン・ボルトと普通の自分がチームを組んで世界陸上のリレーに出場。世界のトップアスリートは生まれた時から筋肉の質、付き方、身体の操作方法が異次元レベルで違う&その上でのハードなトレーニングなので、話は通じるけど、規格外な超人な訳。自分、出場してもしょうがないじゃん、勝てないんだからと思うよね?

 所が、なぜだかわからぬが、他のトップアスリートチームはバトンが下手で、自分達のチームはそこを頑張れば、最後はボルトがバトンをゴールに持っていけば勝機が見えるとボルトに言われて、滝君はテクニックを磨くわけ。で、無事、辛くも勝利したと。

 勝利はして、皆ハッピーなんだけど、個人的に引っかかる所があって。

 今後も人類がウルトラマンの助けを借りずに問題を解決するのはまず無理だろうと思われること。科学力が外星人の足元にも及ばないのは変わらない。  
 ダメな自分を受け入れつつ、それでも立ち上がるのは絶望が大きすぎるんじゃ…と思った。しかもその絶望を見なかったことにも滝くんは出来ないはずで。

 どうしたらそれを乗り越えられるだろう?

 絶望をなかったことにしないで、それを抱えて一緒に乗り越えて行こうとウルトラマンから手を差し伸べられたら、その手を取れるのかな、とか考えてた。

劇中、ウルトラマンの一生懸命さは知ってるから。

 では、他の仲間からならどうだろう?ここがイマイチわからない。船縁さんは、イキモノとしての取っ掛かりがあったから頑張ってたけど、そもそも取っかかりがないと(可能性がないと)頑張れないのじゃないか…

 田村班長だってタバコの吸殻凄かったしね。頑張れるけど策がないって場合もあるだろうし…そういう状況でも人は頑張れるのか…?
 置かれた場所に依るのかな〜

暫く、考えてみる

もしかしたら4回目観に行くかも。では。また手紙書くね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?