つながる、飲む、遊ぶ、笑う。[日記]

月に一度の恒例行事、大学の同級生とのオンライン飲みに参加した。

ギリシャ、マレーシア、シンガポール、台湾、ミャンマー、そして東京に散り散りになったメンツが一堂に会する。この時点で楽しい。ミャンマーの子の状況は心配だけど、本人曰く家の中にいる分には安全らしい。

海外大生の生活は、いわゆる”ウェイ”の部類に入ると言われることがある。特に飲みカルチャーに関しては、正直否定しない。ただし、「飲むことを強要する」ことはマナー違反だ、という共通認識をしっかりと感じるのは心地いいなと思う。友人に恵まれたのかもしれない。

ほどよく、自分のペースで気持ちよく酔うのが一番楽しいことだ。

「飲んでるフリをしてスマートにかわす」こともスキルとして覚える。オンライン飲みではなおさらのことで、ジンと言い張ってお水を飲む子、ウイスキーだか紅茶だかわからないものを飲み干す子もいるけど、飲み会やってる気分になりゃなんでもいいじゃないかと思う。

一方で、めちゃくちゃ酔っ払いたいやつはめちゃくちゃ飲む。前回のハイライトは、主催者の男子がショット10回分くらい煽った挙句おもむろにバリカンを取り出し、自宅の庭に繰り出して頭を剃り始めたという珍事。彼の家はオーシャンビューの豪邸で、丁寧に手入れされた芝生の庭の奥にテニスコートもちらつく壮大な景色をバックグラウンドにバリバリと髪を剃る彼は実に楽しそうな顔をしていた。

念のため言うけど、罰ゲームでもなんでもない。何千キロも離れた場所にいる私たちには止める手段が一切なくて、爆笑するしかなかった。本人はこの儀式をいたく気にいったようで、今月の飲み会のシメも散髪の儀式となった。なんでだよ。月に一回の散髪かよこの会は。

オンライン飲みを盛り上げるツールもたくさん教えてもらった。今回大盛り上がりしたのはBroken Picturephoneというゲーム。無料。

https://www.brokenpicturephone.com/

絵を使った伝言ゲームみたいなものなんだけど、一人目がお題を書き、二人目が絵を描いたあと、三人目はそれのお題を予想して書いて、四人目がまた絵を描く…って感じで言葉→イラスト→言葉→イラストと続くのが特徴。ただ、言葉だけとかイラストだけを伝言していくより誤解の余地が増えるから超おもろい。

イギリスはロックダウンが続いたこともあって、オンライン飲みを盛り上げるツール・ゲームの発展もめちゃくちゃ伸びてるように感じる。

海外大留学で得られたかけがえのないものはなんですか?と聞かれたら、間違いなく「友人です」と答えると思う。みんなみんな、憧れのイギリス留学が尻切れトンボになって悔しい思いをしている仲間たち。コロナが収束したって、それぞれの国で社会人として働くのだから、なかなか同時にロンドンに集まって遊ぶことは難しいかもしれない。

だからこそ、オンラインであっても、お互いに時間を共有して遊べることはとてつもなく尊い。いたって明るくバカみたいに飲み会をして、少しでも青春っぽいことをできることが嬉しい。乾杯。

(studioulalakaさんのイラストをお借りしています。ありがとうございました。)







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