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私の履歴書 介護のお仕事編②-3

某居酒屋系介護事業有料老人ホーム


[誤薬事故が起きた! 前編]


日々の業務や人間関係になれて来た

毎日毎日、誰かが欠勤する

人が足りない中

自分の夜勤の回数も

月に10回程になっており

かなり疲弊していた。


仲良くなった同期の他の階のリーダー

自分の業務が終わってから

残業で事務所のPCに向かい

シフトを作っていた

「○ちゃーん、もうあたし辞めたいよー。」

そんな事をいつも聞いてくれる。

私の愚痴やらなんやらをw


「とりあえず、一年頑張ってみたら?」

優しく私を励ましてくれた。

彼だって、大変なシフト組まされて居るのに

本当に優しくて、介護経験も長く

穏やかな人だった。


「うーん、一年まであとちょっとだから、そしたら、辞めてもいい?w」


「まだ、ダメーw」


疲弊し切っているのに、二人で下らない

冗談を話ながら…業務をこなすだけの日々


そんなある日

夜勤中、朝方のお薬を飲む入居者に

夕方のお薬を飲ませてしまった…

誤薬事故が起きた


朝の5時と夕方の5時を間違えたのだ


気が付いたのは

朝食の後、臥床(寝かせる)介助が

終わって

ふっと、お薬カレンダーに目をやった時


「あ、夕方のお薬が無い😨」


(こりゃ、ど偉い事になった😱)


まずは、冷静に(めちゃくちゃ動揺してたけど)

報告をした

ナースから、誤薬で身体に影響は無いって事だけ聞いて、少し安心した。


その後事故報告書を書き

明日のシフト(業務の割り振り表)を

上げてから、とりあえず帰宅

(帰ったのは昼の1時くらいだったかな?)

「私の手際が悪いから仕方ない」

位に当時は思っていた

しかも、残業代は一切出なかった。


家でなんだか、眠れない時間を過ごした

夜勤がかさんで、昼とか夜とか

自分の身体がおかしくなっていたと、思う。


と、その時携帯が鳴った

ホームからだ…

嫌な感じを押さえながら出ると

ケアマネージャーからだった。


「かぉりんさん?寝てるところごめんなさいね

今日の夕方、またホームに来てくれる?

ご家族様がいらっしゃるので、カンファレンスがあるの。」

「はい、わたしが起こした事故ですから、すみません、行きます。」


夕方の5時にホームへ行くことになった。



[介護のお仕事編 ②-4へ続く]


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