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誰が決めるかが1番大事

中学生の時に、勉強嫌い、成績平均以下だった息子。

いよいよ3年生になり、今のままでは本当にヤバい💦
お金をできればかけたくないのですが、オンライン家庭教師に申し込み、週に3日、現役大学生のお兄さんから学ぶことにしました。

親が勉強しろ、勉強しなきゃ将来大変だよ!
と言っても、全く変化のなかった息子ですが、
少し年齢が上の“お兄ちゃん先生”の言うことは、耳に入ったようです。
出された課題しかしませんでしたが、
それでも少しずつ「勉強すること」に慣れてきた様子でした。
コロナ禍でスタートした中学生活で、自主的に勉強するということがどう言うことかわからなかったのかもしれません。

オンライン家庭教師の大学生たちに全てを任せて、私はその頃から
宿題やった?
勉強した?
の声かけを封印し、
オンライン授業の時間だよー、と、
最小限の連絡事項だけを伝えるようにしていました。

あとは、学校の授業態度をあらため、提出物だけは出そうと三者面談で先生と約束。
(→どうしたら成績が上がると思う?と質問して、提出物と授業態度、と子どもの口から答えてもらいました。)

その後少しずつテストの点数もあがり、成績も上向きに。

そこで出てきたのが、親の欲。

この成績ならこの高校も行けそうじゃない?
この学校はどう?
こっちは?
と、私的に良い印象の高校を子どもに勧めたりしました。

子どもが気になる学校、私が気になる学校それぞれ見学にも行き、
2人で学校の印象についても話しました。

いよいよ受験校を決める時に、
頑張れば一つ上のレベルのところを受験できそうだよ、と言われて、
よぉーし!
そこ、目指そうよ‼️と言ったのは私。

息子は上のレベルは嫌。よほどのことがない限り受かるでしょうと言われた安全レベルを選びました。

私としては、チャレンジ精神が足りない。
なんで上を目指さないの?
やればできるのに。
という気持ちでいっぱいでしたが、

本人の希望にしたがい、無理しないレベルの高校を受験し、合格しました。

高校生活が始まり気づいたこと

高校生活が始まり気づいたことは、
息子の決めた高校にしておいて、本当に良かった!ということです。

入りたい部活に入り、まいにち暗くなるまで練習。
帰宅後は疲れて寝る。
の繰り返し。
家庭学習をする暇なんてありません。

それでも、無理して上のレベルの学校を選ばなかったおかげで、
家庭学習を頑張らなくても、そこそこ平均点が取れたのです。

教科によっては、クラスで1番の点数をとったことも。

いわゆる「成功体験」を彼は味わいました。

すると、「俺、次のテストは全教科平均点以上とる!」と自ら宣言したのです。

テスト前には机に向かう姿も見られ、
私としては大きな変化に驚くばかり👀

点数が取れない、勉強してもわからない、とないもの尽くしだったのが、今のままでも、「解く力はある」と気づいたのです。

やはりここでも「ある」ことに気づいたからプラスの方向に転換できました!

本人が決めたことを受け入れる

息子と同い年の友人の子どもは、かなり成績も良く、地域でもトップクラスの高校に絶対行ける!と誰もが太鼓判を押していました。
しかし、その子は、ランクが下の高校に入りました。

なんで?もったいない!せっかく入れるのに、と思ったのは周りの大人。

本人は、勉強勉強の毎日はイヤだから、レベルが低くてもその高校に入って高校生活を楽しみたかったそうです。

その甲斐あって、部活をめいいっぱい楽しみながら、テストは学年一位!

彼の作戦は見事に成功しました。

親のエゴだと反省

友人の子どもの話もきいて、
高校受験前までの私の価値観は間違っていたなと今深く反省しています。

上へ上へと思うのは親のエゴ。

中3にもなれば、大人があれこれ言わなくても決断する力は充分にあると言うことです。

もし、私が望む高校へ行かせていたら、
もしその後何かイヤなことがあった時、
「ママのせいだ」とか、「だからこの高校はイヤだったんだ」とか、人のせい周りのせいにしてしまったかもしれません。

・子ども自身に「ある」ものに気づかせること。
・決めるのは本人。

この2つをまずは意識することが、
子どもの受験を乗り越えるかぎかもかしれません。

そう、
人に決められた人生なんてイヤですよね?
自分で選択して進めば、たとえ失敗しても、よぉーし!って乗り越えられる。
自分に置き換えて考えてみたら、簡単にわかることでした(・・;)

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