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未知の9ヶ月(備忘録)

「おめでとうございます。頑張っていきましょう。」
病院でそう言われてから丸9ヶ月。

今日からいつ家族が増えるのか。
すでに9ヶ月、一緒に暮らしているのにそわそわする。
生命が自分から出てくると思うとなんだか不思議な気持ち。

とりあえず無事生まれてくれればそれで良いと祈るような気持ちと
そうなると確信に近いような感覚がずっとあった。

少し、この9ヶ月を振り返ろうと思う。


妊娠初期

自分の身体なのに全く思い通りにいかない体調。
対処しようにも何が効くのか、お手本も見本もなく、今日の最適をとりあえず見つけるような毎日。
明日も同じ方法が効くとは限らない。

こんなことを全世界の母という役割を持った人々はやってきたのかと
尊敬の気持ちをずっと語ってた気がする。

夫も献身的にサポートしてくれていた。
食べられるものを合わせてくれて、ソファやベッドでぐったりしていても生活がまわり、わたしは最低限自分のことをすればOKという環境。
健診には毎度ついてきてくれて、ここまでこれたのは夫がいたから。
出会って9年、ずっとこの人で良かったと思っているけどその思いが
さらに増した期間だった。


妊娠中期

食べれるものは増えてきたもののやはりつわりはおさまらず。
仕事も体力勝負で、通勤は満員電車で片道40分以上。
マイナートラブルも多く、正直つらかった。

だけど、戌の日で伊勢の方に行ったり、ディズニーに行ったりと
楽しみにも意識を向けられたし、少しずついるもの、やることを
リサーチしていたらあっという間に過ぎ去っていた。

そうそう、ずっとやりたいと思っていた星読みを
産休に入る前に進めようと思って勉強しだしたのもこの頃。
もうすぐ最終講座。
この時間があったからこそ、マイナートラブルや通勤のつらさを
乗り越えられた気がする。

全国にいるオンラインでの繋がりにも、友人たちにもめちゃくちゃ
支えられた。
みんな生まれてくるのを自分事のように楽しみにしてくれていて、
我が家族はなんて恵まれてるの。

お子が生まれたら必ず伝える。
「わたしたちを選んでくれてありがとう」
「あなたは生まれる前から愛されている」


妊娠後期

食べると気持ち悪いは消えることなく…
結局最後まで食事を楽しみには出来ないのか!?と絶望したけど
生まれたらたらふく食ってやるって気持ちを切り替えることにした。

病院の先生や看護師さんに注意されることも増えて
準備も進めなきゃいけないのに体が物理的に重い…
正直「妊婦ってこんなに面倒なの…?」と思う日も多々あった。

でも、おなかの形が変わるほど動き回る、
エコーで必ず顔を隠し、まったく全貌を見せてくれない。
27週あたりで急に逆子になり、ほぼ帝王切開決定な状況にしてくれた
生まれる前からアマノジャクな大物息子に楽しみしかない。

毎日「お願いなので○○していただけませんか…?(笑)」と
夫とおなかに向かって喋りかけている。ここまでくれば笑うしかない。
この世界に来た息子がどう育っていくのか。


今日から臨月。
すべてが初めて、不安がないなんて嘘はつけないが、
人生で何度も大きなピンチを乗り越えてきて
「よくここまで無事に生きてこれたね」と星読みの先生にも
お墨付きをいただいた29年があるのでどうにかなると思っている。

家族3人、楽しく笑顔で一緒にいられたら。
大きなチャレンジが待っている。

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