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沼の底通信

ここ最近はしぬほど体が重くて重くてなんとか立ち上がってもすぐに重力に負けて床にめり込みながら、それでも一応生き延びてる。
沼にはまってしまったらひたすらうつ伏せになって耐え忍ぶしかない。たまに、一瞬今いけるかも!みたいな瞬間があってその隙になんとか生き延びるために出来ることをやる。

今日はその隙に愛してる友達に電話かけて、マジでほんまに頼むこの電話頼むから出てくれ命綱と思いながらかけて、そしたら10コール目くらいで繋がって命綱繋がった。電話かけるので使い切ったから床にめり込みながら、いましにかけてる〜〜ぐぅぇ〜みたいな奇声を発して、愛してる友達はそれを聞いてくれる。さらに、今日食べたごはんはなにか?と聞いてくれて、パン1個って答えたら、あまりに食べなさすぎだったからまずごはん食べましょうと言ってくれる。友達は大阪にいてわたしは東京にいるから直接引っ張って行くことはできないんだけど、それでもわたしはその声を聞いてなんとかめり込んだ床から身を引き剥がして縦になってずりずり歩き出すことができて、声がわたしを最寄りのコンビニまで引っ張っていってくれる。意外と目に入ったら食べたいもんあるやろ?という声に動かされて、目につくままにカゴにどんどんごはんを入れていく。4096円だった、多分。お箸とスプーンをいっぱい付けてくれて嬉しかった。ずるずる帰る。冷蔵庫にそのまま食べれるものが入ってることがどれだけ大事か思い出す。冷たいうどんとおにぎり食べたらもうこれ以上食べれんくらいお腹いっぱいになって、それでも冷蔵庫にまだまだ食べ物がある。明日朝起きて何も考えなくても食べられるものがある。食べることは生きることになるから明日も生きられる。愛してる友達、ありがとう。ありがとう。

思考が全然まとまらなくて、途切れとぎれでしか考えられなくなる、食い散らかしたパスタみたいにぶつ切りのぐちゃぐちゃ。
全部がぶつ切りになっちゃうから、まともな会話ができない。怪文書みたいな文章しか書けない。

いまが沼の底だと信じる。
沼から這い上がるのは大変で、すぐに足を取られてまたずるずる沈み込んじゃったりする、そういう場所にいるけど、沼にも底はあって、じりじりぬるぬる歩いていればたぶんだんだん浅くなってくる、生きて歩き続ける。ウチの生きていくとこ見てて。


写真、もうひとりの愛してる友達が昨日会いにきてくれて、その子が付けてたビーズの指輪、帰り際にあげる!って言ってくれたやつ。めっちゃそれがうれしくて、これが今の生きていくおまもり。
ぜったい良くなっていくよ!のしるし。

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