Trabiz、コワーキングの登録受付中〜さあ、日本のコワーケーションをはじめよう。
珍しく結論から書いときます。
そろそろ日本のコワーケーションをはじめます。
コワーケーション?ナニソレ?
という方は、もう4年も前に書いたこちらを参照ください。前半はくどくど書いてるので飛ばしてもらって、途中あたりからコワーケーションの話になります。
Co+Work+Vacation=Coworkation、やろう。
要するに、「コワーキング+バケーション」でコワーケーション。旅先で休暇を楽しみながら、仕事もコワーキングを使ってしっかりやる、という働き方。それがコワーケーション。
「あ、ワーケーションね」と思ったあなた。半分合ってますが、半分違います。「コ」が付いてるのがコワーケーション。
日本では2〜3年前から「ワーケーション」というのがはじまってますが、コワーケーションとちょっと違うのは、ワーケーションが会社の従業員に対して就業上の制度の(あるいは福利厚生の)一環として社員をリゾート地に滞在させ、仕事もさせるものです。
それに対し、コワーケーションは個人の当然の権利として休暇を取り、旅先でもちゃんと仕事する、ただしその行き先は他者からいちいち指図は受けない、場合によっては海外でもOKということ。半分合ってますが、実はぜんぜん違います。
ま、ざっくり言うと、ワーケーションが会社員向けなのに対し、コワーケーションがフリーランサーや個人事業主、ビジネスオーナー、アントレプレナー、リモートプレナー(移動しながら起業していく人)向けです。いまのところ。
そういえば、こんなのも。(長いです)
ワーケーションが世界を相手にするスタートアップにとって意味するもの~巨大なビジネスチャンスへの入り口となる可能性
この記事では、海外ではコワーキングがもう次の次のフェーズに入ってて、もはや単なる作業場所ビジネスではないというのがテーマですけど、そこで一役買ってるのがコワーケーションです(で、その発展形がコリビング - Coliving)。
ついでにこれも、よかったら。
バリのコワーキングOutpostがCoworking+Colivingへ
ポイントは「滞在」です。
でも、この会社員向けなのかフリーランサー向けなのか、という区別は早晩なくなると思っています。日本の企業も社員の満足行く労働環境を真剣に考えるようになりますし、どこで仕事してもOKとなれば、なにも息苦しい都会にいなくてもいいわけです。そうです、地方にも人が「移働」してきます。
先述の「Co+Work+Vacation=Coworkation、やろう。」のブログ記事のときは淡路島でイベントがあったので淡路島でのコワーケーションのことを書いていますが、その後、各地のコワーキングスペースを巡る自由参加型イベント「コワーキングツアー」で全国各地のコワーキングにおじゃまするたびに、コワーケーションの話をすると例外なく「やりたい」という反応でした。
ただ、なかなかコワーキングが単独では起ち上げられず、その後、紆余曲折があり、ひょんなきっかけである開発会社の社長と遭遇し、「それ、やりましょうよ」となり、今回のTrabizのリリースと相成ったわけです。
それがこれです。
日本のコワーケーション「Trabiz」登場
※ディスクローズ:ぼくはこのサービスの企画開発に関わっています。
実は、昨年秋ぐらいから、ベータ版の英語サイトを起ち上げて、主に海外のデジタルノマドへ向けてステルスモードでテストしていました。そこから得たフィードバックを元に、今回、ひとまずスタートとなりました。ただし、まだベータ版もいいところですが。
なぜステルスだったかというと、主に海外のリモートワーカーにフォーカスして、最初から海外のデジタルノマドを呼び寄せて、日本に滞在するうちに日本のワーカーを混ぜ込んでいく、というシナリオだったからです。
ただ、そういう動きが漏れて、コワーケーションの本質的な意味を解せずに「(コ)ワーケーション」という言葉だけを徒に使う業者が参入して場を荒らし、じっくり育てるべきマーケットがだいなしになるのを避けるため、ある程度ボリュームができるまでは隠密行動することにしてました。(コワーキングもそうだったし、コリビングもそうだし)
ところが、そこへ突然現れたのがコロナウィルス。とても、海外から誘致するどころではないので、方針を転換して、先に国内リモートワーカーに周知することにしました。ホント、何が起こるかわからないのがこの世の中です。
が、コロナのせいで、日本でもリモートワーク(テレワーク)が本気で考えられるようになってきたのは事実で、そこは非常に喜ばしいと個人的には思っています。
地方に出向いて、しばらく1週間とか2週間滞在して、地元の人とも交流しつつ、コワーキングを利用する、そこでセミナーやワークショップにも顔を出す。
そのうち、もしかしたら、気の合う仕事仲間もできるかもしれない。「おい、これ、俺達のビジネスにしようぜ」という起業のきっかけになるかもしれない。そうすると地方都市でビジネスが動き出す、回りだす。そしたら人口が減る一方だと悲観にくれていた地方の活性化につながるのではないか。
ワーカーは移動していい。でも、滞在中、孤独でいてはもったいない。自分のネットワークを広げる。これは、これから以降のワーカーには必須の能力です。そのために地元のコワーキングを活用する。
コワーケーションとは、そういうことです。
さて、前置きが長くなりました。申し上げたいことは、これです。
コワーキングスペースの登録をお願いします
Trabizでは、コワーキングスペースと宿泊施設の両方を案内します。
当初、コワーキングスペースと宿泊施設があらかじめセットとなってひとつのスポットとして掲載するつもりでした。が、フィードバックをいただく中で、それぞれが単独に登録してもシステム側でセットできるように開発方針を変更しました。
なので、コワーキングスペース側が必ずどこかの宿泊施設と提携しておかなくてはならないという手続きは必要ありません。(その逆も同じです)
その代わり、ご自分のコワーキングスペースの半径3km以内の宿泊施設を自動的に表示するシステムになっています。(この半径は変更可能)
で、いま、
Trabizに登録していただけるコワーキングスペースを大募集しています。
とにかく、掲載スポット(コワーキングスペース)がないと話は始まりませんので、皆さんにぜひご登録いただきたいと思います。
スポット(コワーキングスペース)の登録料は、現在キャンペーン中で無料です。
また、利用者の申し込みに対する手数料も、現在は無料です。
ただし、現時点ではまだ、料金の決済は現地のコワーキングスペースと宿泊施設でそれぞれ決済していただくことになっています。ここは申し訳ないのですが、掲載スポットが増えて稼働数が増えるに従って、サイト上での事前決済システムを実装する予定です。
まだ、よちよち歩きですが、このサービスがしっかり独り歩きできるようお力を貸していただければ幸いです。そのプロセスにご参加いただけるコワーキングスペースさんは下記のフォームから、いますぐ登録願います。
登録お申し込みは、サイトの「コワーキングスペースを登録する」または「宿泊施設を登録する」からお願いします。
ということで、Trabizを使って、あなたのローカルに滞在するコワーカーをたくさん呼び込みましょう。
なお、これを機会に、Facebookグループで「(仮)コワーケーション研究会」を起ち上げる予定です。それはまたあらためて告知しますので、ぜひご参加ください。
また、コロナが一段落してからになりますが、またコワーキングツアーを再開の折には、Trabizとも連携させるつもりです。
どうぞよろしくお願いいたします!
※急いで書いたので、もしかしたら後で編集するかも。
最後までお読みいただき有難うございます! この記事がお役に立ちましたらウレシイです。 いただいたサポートは今後の活動に活用させていただきます。