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あなたはなぜその商品を「買わされた」のか?心理学の裏側

「ビジネスは心理学である」

その心理学の上に、モノとカネの経済学、そして言葉である形而上学があるのです。

ですから、どんな時代になるにせよ、
「ビジネスの心理学」を学んでおかなければ、
生き残ることはできません。

この記事では、ビジネスを実践するうえで、知ってお かなければならない消費心理を7つ取り上げ、できるかぎ り簡潔に、わかりやすく説明をしてみました。

ビジネスを実践しているとはいえ、あなたも消費者の一人 ですから、
「そうそう、オレも買ってしまったなぁ」 と、
きっと思い当たるふしがあるものばかりです。

これはリアルビジネス、ネットビジネスを問わずに使える、
効果の高いものばかりですので、ぜひ使ってみてください。

このあとも続編を作成する予定ですので、
楽しみにお待ちいただけますと嬉しいです。

一貫性の原理

ある商品を購入すると決めたあと、販売員に、
「手違いにより在庫がありません。ひとつ上のランクの商 品なら、在庫があります。ちょっと価格は上がりますが」
と伝えられると、

「仕方ないなぁ」と購入してしまうことがあります。

人には、態度や発言、行動を一貫したものにしたいという心理があります。

一度発言や行動をしたら、
その後に要求 されたことがそれを前提としたものであれば、
「NO」と言うのが難しくなってしまうのです。
この現象を「一貫性の原理」と言います。

態度や発言が一貫していると、他の人たちからの評価が高まりますし、
これからの行動について、社会の複雑な要因 が絡み合う中で、
より簡易に行動を決定することができる、 といった要因があるといわれます。

身近な例では、商品価格の「税抜き」表示にも、その効果 が表れますね。
つい、他の店より安いぞ、と思って購入を決定したあと、
消費税が追加されても、「まあ、いいか・・・」 とそのまま購入してしまったりしませんか?

ほかにも思い当たることが、けっこうたくさんあるのではないでしょうか?
実際に多くの場面で使われていますから、 知ってさえいれば誰でも使える効果なのです。

返報性の原理

何かをしてもらったとき、
その相手にお返しをしなければ ならないという心理が働きます。

この現象を「返報性の原理」といいます。

スーパーの生鮮食品売り場で、爪楊枝に刺した焼きたてのあらびきウィンナーの試食を手渡されると、つい食べてしまいます。

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