夢見


手を洗った後、拭くものがないから、手を振って水を切っていたら  

洗面台にしこたまぶつける夢を見た  

全く痛くなかったので夢だと気づいた、
良かった  

しかし、ぶつけた後なんでこんなに痛くないんだろうと悩んでいたら  

両手がどんどん膨れ上がって、怖くなり外に出ようとしたけど  

洗面所の扉のサイズより大きくなって、つっかえて出れなくなった  

しかし何故かグーにしたら出れると閃いて、グーにしたら出れた  

やったーと思い、洗面所からでたら  

そこはジュラシックパークだった  

遠い所で、デカイ恐竜が二匹で戦っている  

地響きがすごい  

揺れているのが分かる  

地面に1つあった麻雀牌が倒れた  

次の瞬間、地面が動き出し、景色が下がって行く  

違う、自分の場所が空に近づいている

なんと僕が地面だと思っていた場所は  

とてつもなく大きな  

観光バスの上だったのだ、飛ぶタイプだ  

飛べるのなら、首の長い恐竜の、顔のとこまで行ってエサをあげようと思った  

エサは何がいいかなと、ポケットに手を突っ込んだら(この時には膨れた手の事は無かった事になっている)分度器が入っていた  

分度器の数字を見ると30度あたりの数字が薄くなっていたので  

30度くらいの角度をたくさん測って来たんだなと思った  

もっと広い角度を測れる男になりたいと思い  

寿司屋ののれんをくぐった  

いつもの大将は、いなく  

西洋の甲冑を全身に纏った何者かがいる  

僕が席に着くなり  

スピアの先に突き刺したマグロの刺身を  

差し出してきた  

僕はなぜか「粋」と強く思った  


fin

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