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スライド式スプレーガンホルダー&ホースキャッチをG-Funで作る

なんかいいスプレーガンホルダー無いかな?一緒にエアホースも保持できるような。

何が悩みってボルトやビスで完全固定タイプだと取り回し悪いし、マグネットだと600㏄とか多めに塗料を入れたガンの重みに耐えられず落下する事もある。それとガンから切り離した時のエアホース置き場がしっくりこない。

どうしたもんかなーと考えながら、ブース壁面に取り付けできて、重みに耐えられる。でスライドして動かせて、ホースもワンタッチで固定とリリース出来るようなガンホルダーあったらよくない?

場所を選ばず持ち運びできるモバイルスプレーガンホルダーはこちら

って事で作成してみました。

イオンシャワーブース唯一の壁面に取付
両端にホースホルダーを各1つ・中間にガンホルダーを4つ配置

メインで使ったのは、ホームセンターに取り揃えてあるG-Funという製品。
https://store.g-fun.jp/

イレクターと言えばわかる方もいるかな?工場の生産ラインの脇に組付け部品を置いておくための棚やカートを作る、丸パイプを主とした製品群の事です。

特徴は、アイデア次第で既製品では無いサイズや形状、用途の物を作れること。

既製品の棚だと寸法が大きすぎたり小さかったり、無駄に豪華だったり強度不足だったり。と対象の物をジャストで収めたい、かつ耐久性があり無駄がない感じで!の要望に応えるのには無理があります。しかも無数にある部品一つ一つのためだけに作れません。

だったら素材用意するから好きなように組み合わせて加工して各々作ってくださいよ!という製品です。

分解しても規格が同じなので再度部品として利用できるのもいい点です。

前置きが長くなりましたが、G-FUNはイレクターの材料や形状の進化版のようなもので、アルミパイプの見た目の良さもさることながら耐久性など機能的な面も優れていて、単なる丸パイプでは固定できないような面で固定できたりスライドできたりします。

これ。いいんじゃない?と速攻、寸法を図って材料拾い出して買ってきました。メインのフレームとなるパイプも1900mmで2千円ほど、アクセサリーパーツも数百円からとプロトタイプ作成にはもってこいです。よほど大規模かつ複雑なものを作らない限りそんなに高額にはなりません。

しかもG-Funやイレクターの良い点は、材料が欲しいと思ったその日に全国のホームセンターである程度揃えられるということ。破損した!などの不測の事態でも替えの部品をその日に調達できて修理可能です。思いつきである程度寸法と形さえ描けば、すぐ買ってきて仮組もできます。

で、完成。

左からホースキャッチ、ガンホルダー×3

フレーム兼スライドレールはブース壁面にナッター打ち込んでボルト固定。ブース掃除の時を考えて、ボルト4本で脱着できるようにしました。

ガンホルダーはモノタロウでマグネット付きを購入、ホルダー部分のみを使用しG-Funのスライドコネクタにパーツホルダーを組み合わせた物にタップをかけて取付しています。

可動部分はスライドコネクタにガンホルダーを取り付けたパーツホルダーを固定

ホースホルダーはアマゾンで購入。掃除用具のモップホルダーを転用することでしっかりホールドしながらホースの脱着も快適です。しかもある程度のホースの太さに対応できるので重宝します。

ホースホルダーはモップホルダーを転用

どのぐらいの重みに耐えれるか?ですが、現時点で600CC満タンのセンターカップ4丁とWalcomTD3Pro専用ホースと通常使いのエアホースを全部かけても大丈夫でした。

右寄せ
ホースキャッチ
真ん中寄せ
左右2台置き
均等置き

自分的には4丁かけられれば十分かなと思いますが、もっとガン並べたい!というときもレールにスライドコネクターを通せば簡単に増設できます。

自分が設計して組み立てる物はそういった自由度があるのも魅力ですよね。

           ◇◇◇◇

中途半端で使い勝手のいまいちな既製品が多いなと感じる鈑金塗装業界、小さいものは自分で工夫して作ってみる。が効率化の近道かもしれません。

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設備や人に多額のお金をかけるより、まずは生産性の高い材料に替えてみては?


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