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水や食料の備蓄より大切な防災

①食糧をストックして安心していませんか?

かんたん防災 ととのえよう子です。
整理収納アドバイザーとして、ご自宅にうがった時に「どのような震災対策」をしているのか質問すると、いちばん多い回答が水と食料の備蓄でした。しかし、最も大切な備えは「身を守る防災」を実践することです!

こちらは、日本国内に住宅をお持ちの25歳~49歳の男女500名を対象にしたアンケート結果。やはり、回答のトップは飲料水です。

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「フリエ住まい総研」
URL: https://flie.jp/magazine/category/features/research/


そこで、なぜ「身を守る防災」が最も重要なのかをお伝えするために震災が起きたときの時間の流れをお伝えします。
なぜ震災の時系列が大切なのかと言いますと、震災の時間の経過を知ることで身を守る防災の重要性が理解できるからです。


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1. 身を守る:地震が起きたらケガをしないように身を守る
テーブルの下に入り、ケガをしないように身を守る行動をする

2. 避難する:揺れが収まったら、火の始末、避難経路を確保する
揺れが収まってから、火事が起きないように火の確認と避難経路の確保。そして安全な部屋へ移動、もしくは、家の中が危険なら外に避難する

3.食事をする:安全な場所で飲食をする
ここでやっと避難先での飲食です。地震が起きて、まっ先に食事をする人はいませんよね。もちろん、水や食料の備蓄は非常に重要です。しかし、ペットボトルや缶詰は、あなたや家族をケガから守ってはくれません


②「地震がきても自分だけは大丈夫」その根拠のない自信で身を守る防災ができなくなる

防災といえば、食糧のストックをすればいいと思われている人がとても多いです。だからこそあえて身を守る防災の重要性をお伝えしています。

行政の防災イベントでお手伝いした時のエピソードをお伝えします。
防災商品を住民に手に取ってもらうために、下記の3つの防災商品コーナーを準備

①防災食(缶パン、レトルト食品、水など)
②トイレ(非常用トイレ、携帯用のトイレ)
③家の安全対策(タンスを固定する器具、ガラス飛散防止シートなど)


いちばん人気のあるコーナーはどこだと思いますか?

防災食とトイレコーナーです。
住んでいる地域で違いがあると思いますが、家の安全対策に関心を向ける人圧倒的に少ないのです。

同席していた行政の防災担当者に、家の安全対策になぜ多くの人は、興味を持たないのかについて聞くと、
「地震が来ても、自分だけはケガをしない!大丈夫という根拠のない自信があるからでしょうね」とため息交じりに話をしていました。

もちろん、水や食糧を備蓄することは重要です。しかし、今お伝えしてきた通り、震災のイロハは「身を守る」ことから始まります。
地震が起きても自分だけはケガをしないと人は思いがちです。だからこそいちばん大切な備えは「身を守る防災」なのだとお伝えしてます。

それでは、誰にでもカンタンにできる身を守る防災術をご紹介します。
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あっ!地震。たった5分「寝ている自分を助ける防災術」

https://note.com/preview/na42f8900857c?prev_access_key=85a2c68bf477c62155df9ab0f7f47ba0



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