虹の向こう側
教育実習が終わり、そろそろクライミングがしたいなーと思い、コミネパイセンに声をかける。
6日であれば行けるとのことだったので、瑞牆に行くことに。パイセンの提案で、オーバー・ザ・レインボーに行く事になった。
フリーダムの取りつきから、fixを上がり、懸垂をし、チムニーを下るなかなかハードなアプローチをこなして取り付きにつく。
見上げると、綺麗な左上クラックがあった。
思ったより傾斜を感じそうな見た目ではあったが、とりあえず、撮影用のfixを張るついでにOSトライをする。
結果は、出だしであえなくテンションをかける惨敗ぶりであった。
その後は、ほぼエイドをしていたのだが、中間部の浮石が派手にヤバかった。
叩くと結構いい音をしていた。
「この音どこかで・・・??」
と自分の記憶を辿る。
「ん~・・・!トレインスポッティングの飛んだフレーク!!!!」
あの時は、半信半疑でカムを突っ込み、落ちた時に岩がぶっ壊れた。
「まさかな・・・。」と思いつつ、2番を決めてゆっくりとテンションを貰う。すると、見事に動いた。
「あ!!!!テンション抜いて!!!!!!」
これで落ちたら、テラスで寝ている萩さんを殺すところだった・・・。
手の力だけでは飛ばなさそうなので、何とか抜ける。
その後、fixを張り、パイセンに回収をしてもらった後、無事にパイセンが登っていた。
僕が回収しようとすると、雨が降ってきた。急いで回収して撤収。
結果は散々であったが、久しぶりにクライミングが出来て良かったのと、自分のビビり具合にショックを受けた。(カムにまともに落ちれなかった。)
まぁ、こんな日もあるだろう。
誰かがやりにいくなら、一緒にやりにいきたいな。
カエル
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