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スタートライン

前置きをつらつらと書き残し...。
気になる方は前頁へ...。

届いた便りは、
maison407の「デザイナー募集」

2、3年ほど前に「foufou」の”暗幕のドレス”というゆらゆらドレープしたアイテム動画を拝見したことをきっかけに「teshioni」を知った。

foufouというブランドはもちろん、それをサポートするteshioniチームの存在と活動に感銘を受け、私もこんなプラットフォームで服をつくりたいという気持ちが芽生えここだけの、今だからの話で、就職活動時にteshioniのデザイナーやパタンナー募集企画に挑戦した。

服飾学校の課程を終え、卒業式当日までデザイナーを希望として就職活動していたが、どれもことごとく落ち結局軌道を変更し学校と縁があった地元の縫製工場に勤めるとになった。前頁にも書いた気持ちがありながら淡々と日常を過ごしていく、そんな去年の6月にチャンスの便りが届いた、それが本書にも書いた...

maison407の「デザイナー募集」だった。

このサービスは服飾の技術や知識を不問に付したブランド立ち上げをサポートをするteshioniが展開した企画。

これまでの活動をしてきた自分にとってはこの上ないチャンスで反射的に応募しようと思っていたけど、冷静に考えて自身の取り巻く生活環境などを天秤に掛けていた。それからして一期、二期ともに応募を逃してしまった...。

そんな挑戦と保守的な問題を抱え、気持ちが飽和状態になっている中、9月に私の地元札幌でfoufouの試着会があり参加した。そこで見たお客さんが楽しそうに試着している様子やデザイナーのマール・コウサカさんに会い「応募しよう!」と決意した。

マールさんとの思い出の一枚(札幌試着会)

それからなぜ自分はデザイナーになりたいかを洗い直しました。

応募は書類→1次→2次(最終)とあり、3次(最終)は当時勤めていた会社を意を決して退職し、そして上京するという踏ん切りを付けた。
最終面談を終え、上京しこれからはじまる生活に不安や期待が年の瀬と共に煽られるようにぐるぐると回っている中1件の通知が届いた。

「やった!」という安堵と「やってやろう!」という沸々とした思いが同時に背中を押し、そんな年納めだった。

これからはじまるブランドの物語(ストーリー)をつくりあげていく、まるで白いキャンバスに絵を描く感覚のもと、スタートラインを引くことができ、またそこに立つことができました。

生まれていく洋服そして着てくださる方と一緒につくりあげていけたらなと思います。

末筆ではありますが、ここまで読んでくださってありがとうございます。
これから「KM」をご愛顧いただけるよう精進して参りますので、宜しくお願い致します。

               Kansuke Murata



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