私が日本語教師になったきっかけ

 いろんな職業があるんですが、みなさんは「日本語教師」という職業を知っていますか。今は新聞やメディアでも取り沙汰されているから知っている人も多いと思うけど、私が日本語教師になったときは、そんなに多くなかったと思います。じゃ、どうして、私が「日本語教師」という職業を選んだかを 話したいと思います。

 ぶっちゃけ、外国に住みたかったからです。それだけで、日本語教師になるんかい!って感じですかね。はい、それだけの理由で資格を取りました。若い同僚の先生は、高校生の時から日本語教師になりたかったんです!!なんて志の高いこと言ってたけど、私、そんなもの、ありませんでした。大学の時は、どちらかというと、バリバリのキャリウーマンに憧れて、海外出張とかバンバンする仕事をしたかったんです。「sex and the city」の世界ですよね〜。年齢がバレる・・・。

 それで、大学卒業後は一流企業のいわゆる営業職になり、毎週地方から東京に出張していました。それはもう、バリバリのキャリアウーマンまっしぐらですよ。基本的に土曜日は働いていたし、日曜日はその週の山のような報告書を書き上げるのに潰れました。定時は確か8時半から17時半だけど、17時半に帰れたことはなかったですね。たいてい20時、21時が普通でした。

 が、しかし、バリバリのキャリアウーマンなんて、私にはできませんでした。基本的に、組織に馴染めないタイプです。激務すぎて、睡眠時間なし、休みなし、プライベート生活なしでした。もちろん、お金は貯まりましたよ。なぜなら、使う時間と場所がありませんでしたから。せいぜいストレス発散で買い物するぐらい。それで、「こんな生活いやだ〜」「人間に戻りた〜い」って「妖怪人間ベム・ベラ・ベロ」ばりに叫んで、会社をやめました。(これまた古いってか?)

 会社を辞めて、大学時代からの夢だった海外生活をするため、インターンシップに参加しました。お金を払って、1年間イギリスに住んでいました。全く英語も話せないのにね・・・。それでも、半年後、ちょっと英語が話せるようになって、ホテル、いや、日本でいう民宿みたいなところで働きました。その時の同僚にフィンランド人がいました。その子の彼が日本語を勉強していたから、「日本語を教えて」と言われたの。それで、教えてたら、「これ、楽しいやん!それに、海外で働くことできるやん!」って思ったの。だから、帰国して、日本語教師の資格を取りました。手っ取り早く、「日本語教師養成講座420時間コース」を受講しました。

 晴れて日本語教師の資格を取ったので、海外へGO!と思ったんですが、世の中そんなに甘くはありませんでした。ま、そのことはまた次回書こうと思います。

 



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