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青春の秘宝の先 ‐ポケモン最新作『ゼロの秘宝番外編』配信に添えて‐

当初前後編とだけ告知されており、後編配信開始から恐らく多くの方が物語の結末を見届けたであろうところに突然の”番外編”配信告知が年の瀬に..!
それからまーーーーー楽しみにしておりまして。。(滑り込みお休み突っ込んで)早々に見届ける事が出来ました。
(※当日書き始めていたのに公開タイミング逸すると下書きのまま熟成させてしまう私のいつものパターンで今頃記事を放ちます

ゲームとしてはまだまだやりこみ要素満載ではあるのですが、メインストーリーの追加は今作に於いては恐らくこれが最後。
『番外編』の感慨と、SV全体の振り返りを記事にしたく綴る次第です。

※以下『ポケモンSV』及び追加DLC『ゼロの秘宝』全編の内容に触れます。一見で判る画像も入っておりますので未プレイの方は一旦記事閉じまず御自身で..!

△後編配信時に綴った、スグリに関してのあの難しい課題を描き切ってくれたと感慨の記事です
(過去作から推しポケを連れてくる機会になった巡り逢わせ添え。。


※記事中のスクショは全て自身のプレイ中に準備したものである証にidを入れております※

◆◇
番外編を始める準備

先に申しますと番外編、本当に良かった 良かったですね。。
なのですが、始める迄の勿体無い躓きがあったところから記事を始めます。

配信開始時間。ソフトが最新な事を確認し、いざとあちこち向かうもどちらの学園エントランスでもキタカミの里でも何も起きず..?
と公式サイトを見に行って、ふしぎなおくりものでまぼろしモモンを受け取る必要があると知ったのですが、これ普通に判らなくありません..?と開幕ちょっと気になりました。
(おくりものから開始するのは素敵なので、”配信日時”と”どこまでクリアすれば始められるのか”は事前告知あったのですから、具体物はボカしても”配信時間になったらとあるものが贈られますのでふしぎなおくりものをご確認下さい”も必要だったかなぁと..
(番外編自体も外部告知でしたがそれは開始日時をユーザーに広く知らせる事前のもので、当日は真っ先にSwitch起ち上げて挑む訳で。そのタイミングで先に公式情報をまずチェックなんて今時の前提なんですかしらね..?(余計なバレなど踏んじゃうかも知れないのに

さてここからは個人的な勝手な躓き2(&今更例のあれを知ってとても楽しんだという御話)なのですが
まぼろしモモン受け取って、では準備は整ったと桃沢商店で置物調べたりウロウロしていても何も起きずアゲインで。
条件を見ているとどうももしかして①の”エンディング後のイベント”って私クリアしてないのでは..?と気付き。
(再度ジムを廻るのってお楽しみ要素みたいな感じかと、今後の楽しみにとっておいてましたのよ

そして改めて全てを廻り切っていよいよ番外編かと思いきや
始まったではありませんか
学校最強大会[バトルスクールウォーズ]が..❢

ネモちゃんが却下してんのに校長どさくさこれ言い出したのほんと笑いました☻(ズルイ
ジャンピングキハダ先生

いや楽しかったです。。
(処でこの前にトップ・オモダカさんからあった質問って対戦カードに影響するのかと思ったのですが、あれは..?

学校最強大会は今後も何度も参加出来るようでありましたが、今度こそお楽しみに残して遂に番外編に。
すぐには始められなかった形ですがかえって蓄積された楽しみを浴びたのでした。


.。.:*
そして番外編の開幕。

手紙。
スグからの手紙。。。。
そうしてくれるのではと密かに期待していた、後編後のスグリにきちんと触れてくれる展開が待っていた事にまず心揺れました。
そしてこれは手紙だけで終わらない、再会への旅路です。
逸る気持ちを抑えながら改めて向かったキタカミの里で
..あの
恐らくちょっとコメディチックにも受け取れるようにしつつなのでしょうけれど、それでは済まない尋常ならざる恐怖が待っていようとはなのでした..

タイトルインからもう不穏でしたがまさかあんな..
場を和ませようとかでなく本当に只々バトルで脳内溢れ返ってるんですよこのパルデアチャンピオンは..!

ネットの人達は笑ってそうですけどゼイユ姉のこれほんと怖くて..(あと3人にとって初対面でこれなのゼイユ姉かわいそうで….

スグリとの共闘再び..!;;;
しかも今回はまっすぐ まっすぐな気持ちで彼はウチの子と並び立って。。

この時先頭に置いていたのはテラレイドバトルで捉える事が出来て存外気に入ってしまったウネルミナモちゃんです。古代種感そして”化け物”感圧倒的で、「チャンピオン凄いの連れてるな..?!」って皆に思わせたくて(
(ところで横のニョロボンも大概化け物だと思うんですよ。一見デフォルメキャラっぽいけどよく見るとめっちゃ怖いって昔から

ウネルミナモちゃんおやすみのすがたもめちゃかわなんですのよ。。
(処でそういえば古代スイクンなのではと思わせる的な子でしたね..?!と今更思うほど最早全く別の子なの凄く良い
(剣盾三鳥もでしたけど、パルデアの子達例えばノノクラゲは”陸上メノクラゲ”?と思わせておいて”似てるだけの別種”というのがとても自然界の生き物っぽくてあの学説大好きなのでした

改めてこう、ニョロボンね..オタマジャクシを変に残して無理矢理カエルになった感じが凄く歪なデザインだな〜〜って思うんですよ。そしてその体で戦闘の意思だけは強く両の手に宿し。
だってニョロゾの時点でこの歪さがあって、そこから整った完全体に進化するんじゃなくてその歪みのまま強化された感じがこう
スグ本人・・・・・・・・・・・・・と思うなど。
(でも得た力を今はちゃんと使えてる感じがこの番外編のスグなんですよね。格好は後編のままなんだ..!というのがむしろ嬉しかった(”誤りだった”と戻るのでなく、ちゃんとあのようにでも進んだ先を自分で見詰めた上で、またしっかり歩んでいる形なのだと感じました

かなり力技で笑ってしまう他なき愉快ポイントでしたボタン氏のこれ

プレイ中からどうもこの毒餅(モモワロウのくさりもち)はこうして内面的願望を曝け出させる感じなのかなと思っていたのですが、後日公式配信動画で正にそう明言されてさもありなんでした
(ペパーは逆にあんな感じなんだな〜〜と..。普段の「◯◯ちゃんかよ」とかの軽い感じもまぁキャラ作ってるのかなぁとは正直思っておりましたのですが..
(そういえば、てらす池の事 マイトレーナーは彼に話すのかな..?とずっと気になっていました

毒餅に侵された祖父母、おじいさんがあの状態でもどこまでもゼイスグ姉弟を案じてるのほんと、こう……(その効果が明言されると尚の事ですね..(おばあさんも純粋にお餅を食べさせてあげたいだけみたいな..

上手く言えないけどみたいな、でも的確な、今回のまとめ

前後編で出番が無かった大穴組でのちょっとしたサービスかと思いきや、本当にここまで来てスカバイ本編とゼロの秘宝の沢山の事が収束した大団円を描いてくれたと思いました番外編。。
後編から1ヶ月後という短スパンで配信された事からも、好評につきでなく最初から予定された見事なアンコール且つ必要な最後のピースだったんですね。
当初前後編しか告知せず、多くの人がプレイ後に後編のその先に想いを馳せる中での発表という計画的な揺さぶり方もまた秀逸でした。

沢山の泣かされポイントに満ちたスグリの部屋。

スグの部屋関連、一番グッと来るのがブルーベリー学園内の移動先を選ぶ画面での端的な一文なのですが
画像貼りませんのであなたの目で確かめて。。
(あのテキスト考えた方ほんと。。。。

各々の部屋には主のはずのゼイユもスグリもおらず(なのに何で入れてしまってるんですかね..?(姉弟揃ってウチの子に合鍵渡してるんですかしらねみたいな!(???
二人は今どうしてるんだろうと思っていたところへのリーグ部部室での再会や再戦..!
他の部員との掛け合いも観られますし。。
本当に有難う番外編の心持ちです。

再戦、割と本気でもあったのですが一度スグに負けちゃいました..!
でもどんな事を言うんだろうという興味も満たせて良かったのでした

彼に気を使って、というのも失礼だったかも知れないのですがその時オーガポンもテラパゴスもパーティに入れずだったので2戦目の際には組み込んでみたのですが、繰り出しても今回彼は特に何も言わないんですね..。
鬼さまに関しては番外編後の部室会話であの触れ方してくるのでそれで十分というか、それがあるから尚、実戦でコメントしないのはかえって色んな事を感じてしまうのでした。
(因みに他もガチガチにして2戦目は順当に勝ちました(
(スグ、それでも楽しそうで。。

スグリとリーグ部の人達とのやりとりや言及も色んな関係性が視えて、彼はこうして素敵な人達にも囲まれてるんですよね。。
自身を整理出来てまっすぐ歩み出した彼の今後は、周囲も含めてとても幸せな日々が待っているものと思えたのでした。
前回の記事でも強く触れたように、ゼロの秘宝は決して”主人公”と”持たざるもの”の話ではなくもっと複雑な題材だったと思っています。(※持っていたのに気付いていないとかそういう話でもなく)

部室会話、ネリネさまとスグリとの絶妙な距離感もニコニコしてしまったのですが(何かリーグ部ちょこちょこ恋愛的な矢印あっても全部片方からだけに視えるのイヤハヤ
ゼイユとスグリのやりとり一等賞でした。あの関係性まで来れて良かったね姉弟。。。。
(マイトレーナーにも彼女なりの大好きな子に投げる意地悪みたいなことニッコニコで放ってくるの絶好調よゼイユ姉☻


.。.:*
最後の、最初からの仕掛け

さて、番外編は恐らく今作での最後の追加シナリオ。
そこに用意されていた、今作のプレイ開始にまで遡るある仕掛けにもまた感じ入ったものでした。

モモワロウに操られ「なのに意識が残ってる」というより、只々容赦なきバトルへの飽くなき渇求が普段以上に表裏無く迸っている彼女との勝負が、”進行シナリオ上の対トレーナー戦ラストバトル”でした
そして、思えば
今作でマイトレーナーが手持ちを得て初めてポケモンバトルした相手も
彼女でした

”お隣のネモちゃん”に始まって、チャンピオンの彼女の地位まで登り詰めて、その後も只々ポケモンバトルを楽しむ気持ちに常に満ち続けていた彼女と共に大きな大きな場所へも挑んで。
彼女が居ない場所で得た、またとても大きな体験の先に、其が収束する場で相まみえたのもやはり彼女だった訳です。

武田綾乃さんによる公式小説『きみと雨上がりを』

ここで描かれるチャンピオン・ネモの描写は、ゲーム本編よりも少しだけ繊細で
でも
本編でのマイトレーナーがチャンピオンランク昇格後やっと”対等に”彼女と戦った時、正にあのような想いを私も感じていたものでした。

きっとあの世界でもメタ的にもネモのキャラクター性というのはバトルジャンキーに映るでしょうし実際その側面はあるのでしょうが
だからこそ、全力で戦える事が彼女にとってどれ程にも嬉しくてたまらない事は想像に難くないのです。
モモワロウによって箍を外された彼女の前に立つのが”最高のライバル”マイトレーナーであった事に、自意識の中では夢現であったとしても至上に幸福な時間であったのだろうなと、染み入って感じてしまうのでした。
(正直笑わせようとする演出でもあったかと思いますのでまぁあれなのですが、何かこう、それよりこういう事を考えてしまっていたのでした

プレイを始めたばかり。自宅前で最初の子を選ぶマイトレーナー
番外編後、様々な想いに溢れてしまったのでその自宅前に戻りウチの子に最初の制服を着てもらって、あの時選んだニャオハが育ち主力となって共に旅したマスカーニャさんと一緒に
彼女にとっても”最高のライバル”ネモちゃんのおうちをバックに

一区切りですが、まだまだ幾らでも遊び倒せる最新作。
個人的に初期の常時不具合時期にあのまま止めてしまわなくて本当に本当によかった、掛け値無い宝探し。

私はバイオレットなので古代種捕まえられないのか〜〜..と思っていたところテラレイドバトル参戦出来ればウネルミナモちゃんの機会も頂ける形でしたし、26日からのハバタクカミ滅茶苦茶楽しみです.。.:*


◇■◇
余談:映像作品展開としてのポケモンが幅広い未来に踏み出せた事への福音

剣盾時期辺りからでしょうか。
幾つかの新規映像展開が増え、アニメのポケモンといえばサトシ主人公のあれという”呪い”に訣別の意図を感じ始めていました。
『LEGENDSアルセウス』でゲーム本編でのピカチュウの声が電子音に戻った事にも、祝福の気持ちと、新しい未来へ踏み出してくれた嬉しさがありました。
(あくまでアニメで主人公が連れている個体が大谷育江さんの声なだけなのに、そしてアニメでも野生のピカチュウは居て特殊個体な事は描かれているはずなのに、ゲーム本編の野生の子達まで全部アニメ声で鳴かされるようになってしまっていたのは逆流の被害でしかなく、もう戻せないのではというこれも”呪い”にずっと感じておりましたので..

サトシ版アニポケは実際『ポケットモンスター』の初期メディアミックスとして大きな役割を果たしたと思いますし、有名キャラクターとして”ピカチュウ”という看板を作ったのも功績であったのだとも思います。
ただ
それは「ポケモンと言えばTVアニメのあれ」というイメージを定着させてしまう、諸刃の剣でもありました。
”そういうアニメもあった”ではなく、それがずっとずっと放送されていて、観てない人プレイしていない人にまで”有名”な”ポケモン”になってしまっていたのですから。

好きな部分もあれど、基本的にゲームとは別物。
子供向けとして御話や表現が柔らかくなっているのはある程度仕方ないにせよ、登場人物の別人感が私にはずっと抵抗あり。
解り易い例で言えばタケシなど原作を知らない人からしたら”ああいうキャラ”で、TVアニメ単体でそう思う人が居るのはそういうのを放送してる以上やむなきにせよ、原作準拠のアプリ『ポケモンマスターズ』配信時に逆に「ポリコレでキャラが捻じ曲げられた」などとネットの悪い層に騒がれていてげんなりしたものでした。

新作の要素を組み込もうにも、平成初期からの定番劇のようになっている、あえて言えば”古い”アニメ番組の中に詰め込む無理がずっと出ていたと感じていました。
映像作品単体としても映画『みんなの物語』など、ポケモンと人との様々な繋がりという題材を描こうとしてもあの枠の中でやらないといけなかった訳で、サトシフォーマットはとっくに邪魔になっているのではと感じたものでした。
(定型の悪役として置かれていたロケット団のムサコジニャースも、いつもの名乗りをあの映画の雰囲気でやるのかと思えば「そんな場合じゃない」とすぐ立ち去り、何と言うか”自覚”を感じたのでした

とはいえ、先述のようにそれこそ知名度の貢献、そして”定番”になってしまっているものを終わらせる判断はとても難しいものであったと思います。
でも、踏み出してくれました。
長年のサトシアニメには終止符を打ってくれて、TVシリーズとしても一新された令和のポケモンアニメを放送する事が成され、何とも言えない感慨がありました。

レジェアルが太古の話だから今回戻せただけかもと警戒もされていたピカチュウの声も、その後ちゃんと新作でも電子音に戻ったままになっていてくれました。
一方”看板”としてのピカチュウも商品展開広告展開など様々な場に残されており、それはそれで必要な事でもあると思うので上手いバランスに移行出来たのだと思います。

今時媒体としてもWeb配信のオリジナルアニメが様々作られ、昨年はポケモン題材のドラマまで放送され。
こうして沢山の展開が続いていく未来が開けた事が本当に嬉しいのでした.。.:*

ゲーム本編も、また何年後かには新作が来る事かと思います。
一体どんな切り口でどんなものを魅せてくれるのでしょうね..?
きっと遠くないその日に、沢山の想いを馳せながら。


△今作『スカーレット/バイオレット』を題材とした『放課後のブレス』。全4話とかなりコンパクトながら沢山のものが詰め込まれ、御話としても纏まっている素敵な作品でした。

△私イチ推し。
『ソード/シールド』を題材とした『薄明の翼』です。
各話6-7分程度と思えない尋常ならざるシナリオと描写の上手さ。映像美。本当に物凄いので。。
この”全話総集編”は総集編というタイトルですが全8話を一本の動画に纏めたものです。
1時間足らずで一気観出来ますので未観の方は是非こちらから..!

△先述の、令和のポケモンアニメのスタンダードとして始まったその名も『ポケットモンスター』。
主人公のリコという少女が”日常”から”冒険”へ踏み出していくこの第1話前後編が本当に良くて。。。。
今やゲームプレイとしても、規定の主人公に自分を移し替えてでなく”マイトレーナー”がその世界を旅していく訳で、その感覚もあるように思うのですよね。
御話や表現もとても丁寧なものにブラッシュアップされていて、昨今新たにポケモンに触れた若い子供達にも好評のようで、踏み出した未来は明るいと感じたのでした。

△昨年末に最終回を迎えたドラマ『ポケットに冒険をつめこんで』。
原作を大切に、添え物でなく”ポケモンを題材にしたドラマ”として非常に秀逸な作りでした。。
ちな主演の西野七瀬さんは当人もガチのゲームポケモンファンなので、実に良キャスティングなのでありました。。
本編配信、私はU-NEXT加入しているので見放題なのですが後は個別課金なら他サービスにもちょこちょこあるようです。
御覧になれる環境ある方は是非是非。。また再放送もあるやもですしね

インフォメーション!(*˘︶˘*).。.:*

記事はここまでですが、
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(※続きの文字は御礼文面です

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