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他者著作物の感想など

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映画やテレビ作品や書籍やゲームなど、他の方の著作物に触れた際の感想やそれを発端とした様々を綴ったものです。
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#巡り合わせ

『セクシー田中さん』が良ドラマ作品であった話を今あえてしたい -全ての創作劇と全ての創作者のために-

漫画作家 芦原妃名子さんの訃報でこのタイトルを初めて知られた方もおいでやも知れません。 事件は知っていても、実際の漫画には/ドラマには/もしくはそのどちらにも触れてはいないという方も。 大変な事が起きてしまった事件そのものと別途、怖いのは あの報道では、実際には原作を尊重し一個のドラマとしてもきちんとした内容で放送に至ったドラマ版『セクシー田中さん』なのに、「原作を踏み躙った酷い内容だったらしい」と捉える人も数多く出てしまうのではという事です。 実際、事件当初制作側や出版社

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”自分は[主人公]には成れないのか”に向き合うということ -ポケモン最新作『藍の円盤』配信に添えて-

※まず、この記事は『ゼロの秘宝』前後編双方の内容に深く触れるものです。 プレイ予定のある方はどうか回れ右をして今すぐ双方のストーリークリアをば。 配信開始日に合わせ有給入れてまで後編『藍の円盤』を楽しみにしていた私は、先日一先ず無事スタッフロール迄を見届けました。 (※ポケットモンスターシリーズをプレイされた事のある方は御存知の通りゲームのやり込みとしてはここからが本番ですが、物語の一旦の結末は見届けたという形です ゲームとしての様々な楽しみが膨れる一方、真剣な想いで大き

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再生

綴った終了記事公開の前日に放たれていた継続の報..!

この作品が配信されていたアプリの終了に伴う記事内に後日追記も行いましたが、本当に嬉しいお知らせでしたのと、純粋に物語としてとても魅力的な作品ですので初見の方にも届けばと新規投稿でも触れておく次第です。。 「だったら最初から」の声も気持ちは解るものの、『ウルズハント』自体企画としては鉄血のオルフェンズ単体アプリの機会と同時に出て来たものと思われますので、こうした”その機会が無ければそもそも存在していなかったやも知れないもの”は世に様々ありますゆえ..そして更にそのアプリ『鉄オルG』サービス終了に伴い発信の場が無くなる事でそのまま潰えるのでなくまるまる新規映像作品化となったのもまた、今度は”アプリ終了という機会”を経ての巡り合わせな気が致します(アプリ内で定期更新されてきたこの作品は非常に好評で、いきなり新規シリーズとして制作される前に手応えを得られた機会になったとも言えます アプリ内では基本ノベルゲーム的表現にゲームバトルも挟む中で一部のパートがまるまる映像作品となっている特殊形式で、簡単に映像ソフトとしても遺せずどうするのかと思っていたのですが、この書き方だと物語の冒頭から全て映像作品として描き直される様子でもあり。。いやいや楽しみですね..!(先日の記事は鉄オルGが終わる事に関しての率直な良悪両面に触れた記事でもありましたのでウルズハントの魅力にも触れております宜しければそちらも▽ https://note.com/kansousuiro/n/n34d505ac7786

追詰める事と救う事の表裏一体

先程の『相棒』season4/第19話「ついてない女」再放送、後々にはとある役割でレギュラー化する鈴木杏樹さん演ずる月本幸子初登場回。 高飛びで逃げられたはずが右京さん達に遭遇してああして追い詰められて..という話に見せ掛けてあんな風に(※先述の展開でなくこの1個の御話の中での落とし所)終わる御話、凄く初期相棒だな〜〜って実に感心する構成。 仕事の関係でいつもは就寝中の時間ですが今日は早目に寝ており、起きておりましたので作業しつつテレ朝ドラマ再放送枠流しててたまたまこの回

老舗格闘求道の世界にも”ウチの子”を連れ行ける奇蹟 -昨今の諸々におけるマイキャラクター需要の御話/ストリートファイター6発売に添えて-

あなたは何かのゲームをプレイする際、元々用意されたキャラクター以外に自身で所謂”アバター”を自由にキャラメイク出来るならどちらを選ぶ派でしょうか。 嘗て一世を風靡した対戦格闘ゲーム『ストリートファイターⅡ』。実はこのシリーズは派生も含め脈々と現在も新タイトルが続いており、先日ナンバリング最新作『6』が発売となったのですが 個人的に一番プレイしていた『Ⅲ』を最後にもう長らく離れていた私が今作に強く惹かれた要素がありました。 それが正に”アバター”を主人公としたストーリーモード

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