お仕置き三輪車生誕祭2000字お便り
あれから。東北の瓦礫撤去のボランティアから帰ってきて適当にバイトを始めた。バイト先で会った彼女は赤いジャージを着ていた。何歳なのか学生なのかもわからなかったがシフト表を見るとやたらと名前が入っていた。休憩中、湯呑みでミルクティーを飲んでいた。ミルクティーは好きか聞くと「まあ」と答えた。故郷の話を聞いた。遠く離れた暑い地域らしくエアコンには暖房機能がないという。結局何歳くらいなのか、学生なのかもわからなかったし聞きもしなかった。退勤時間になると彼女はものすごい早さで帰って行った