第４回 KVC 開催報告

[過去のブログ記事の転載です: 2017.03.21 Tuesday]

2017 年に入って初めての関西ウイルスクラブ "KVC" が、２月３日 (金)、大阪医科大学 (高槻市) にて開催されました。勉強会の前半では学生さん・若手研究者の方が、レオウイルス (イバラキウイルス、ネルソンベイオルソレオウイルス) や EB ウイルスに関する研究を紹介してくれました。続く後半の１時間では、レトロウイルスゲノムの発現制御メカニズムの次世代シークエンサーを用いた解析について、熊本大学・佐藤先生によるレクチャーがおこなわれました (招待講演)。

KVC は RNA ウイルスの内容が圧倒的に多いですが、今回は DNA ウイルスについても勉強することができました。

佐治 知明 さん (神戸大学) イバラキウイルス NS2 タンパクのウイルス複製促進作用

納田 遼太郎 さん (大阪大学) Nelson Bay orthoreovirus の p17 タンパクの機能について

杉本 温子 さん (京都薬科大学) EB ウイルス感染における DNA 損傷応答に関する研究

質疑応答・会場の様子

佐藤 賢文 先生 (熊本大学) [特別講演] ヒト細胞ゲノム DNA に組み込まれた外来性レトロウイルスの制御メカニズム

今回も大勢の方々 (58 名) にご参加いただき、それぞれの研究発表に対しては規定の時間を大幅に超過するほどの活発な議論が交わされました。また、勉強会の後は高槻市の居酒屋にて懇親会がおこなわれました。こちらも 45 名もの方に来ていただき、さらに交流を深められたのではないかと存じます。重ねてご協力ありがとうございました。

第５回 KVC は夏頃の開催を予定しています。次回も奮ってご参加ください！

（文責：広報担当・鈴木)