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スプリンターズS、全頭診断からの答え合わせ

まえがき

秋のG1開幕戦が終わりました。そのせいではないと思いますが涼しくなってきた感じもしますけど、急に涼しくなったので体調の変化には気をつけてくださいね。という訳でレース回顧ではなく全頭診断をしたのでそれをレースと合わせて答え合わせをしていこうと思います。

1着〜5着

最初はもちろん優勝したママコチャです。重賞初制覇をG1で飾りました。優勝おめでとうございます。これは完全に読み違いをしました。スタートも良く道中上手く前が開いてるポジションを取れたことでマイペースでレースができ、思った程速くなかったことも手伝って4コーナーでは先頭に並びかけるレースになったのでさすがに最後は甘くなりましたが、そこはもう少し長い距離を走ってた経験が活きて残せたのだと思います。ただどう見ても1200の馬では無いのでまた1400〜1600にいってほしいですけどね。
次にハナ差2着のマッドクールです。この馬は運が良かったですね。スピード対応しなくていいレースだったのでスピードには対応できてましたが、そもそも好スタートから内へ入り道中前にいる馬が外へ膨れて前が空きインの2列目まで来れたので直線も迷うことなくコース取りができたのでこれは運が良かったと思います。ただやはりスピードは足りない印象なので今後ダートかマイルぐらいで走ったら重賞制覇も目指せるのではと思わせる内容だったのは収穫ではないかと思います。
馬券内最後の3着は1番人気のナムラクレアでした。これはレースが上手かったですが単純に相手が強かったのと、診断どおりワンパンチ足りないというのがしっかり出たものだったと思います。上手くスタート出して内から中へ行き前にいた馬では最初に追ってるのでこのペースでも速かったのはスプリント戦では限界があるところをみせましたが、マイル寄りの調教にシフトしてマイル向きの馬にシフトしたので3着に持ってきたのは立派とは思いますが目指すレースはここではなかったのでは?と単純に思いました。もし香港スプリントに行ったりしたら迷わず軽視できる内容だったので予想する側からも収穫はありました。
4着はジャスパークローネです。この馬自体は逃げてくれたおかげでわかりやすく1.8秒の前傾ラップで走りしっかりスプリンターのレースをしましたが、スプリンターのレースではなかったのでここは診断どおりスタミナ不足で完全に止まりましたね。33.3なら1.8秒の前傾ラップでどうにかなる訳もないのでこれは逆に4着は大健闘したと捉えるかレベルが低かったと捉えるかは個人差ありますが、私個人としては後者です。
掲示板確保の5着はメイケイエールでした。個人的にはこの馬が1番強いレースをしたと思ってます。スタートしてすぐ控えて壁を作ったと思ったのですが、その後前が開いてしまい終始前に壁を作れない2列目の外で運び直線はナムラクレアが壁になり抜けれない運びとなってしまいましたのでやはり道中でどう走れるかが課題の馬にしてはこの内容で5着というのは今更ですが成長してるなと思える結果でした。今後どういう距離に行くかわかりませんし、来春には繁殖に上げるかもしれませんがまだやれる馬だと見せつけた1戦でした。

6着〜10着

6着はウインマーベルでした。この馬はパトロール見るとわかりますが、スタートしてすぐ下げて内に入れてそこからキックバックをもろに受けながらマッドクールの後ろにつけたので流石に序盤に脚を使ったのが響いたのか最後は前と脚色が同じになってしまったのですがそれでも止まらなかったのが立派だと思うので1400ぐらいの距離なら葵S以来の勝利もあると思います。
7着のアグリですが、個人的には1400〜1600がベストという馬で前傾ラップのスタミナ戦になる想定だったのですが、思った程前傾ラップにならなかったので4コーナー途中からのスパートでよく0.5秒差まで持ってこれたとは思いますがもう少しスタミナ比べにならないと前も止まらないので逆によく1400で走ってたなと思わせる内容でした。今後スプリント路線だと今回とちがいもう少し差の大きい前傾ラップで前も止まるのでチャンスはあると思います。
8着はピクシーナイトでした。現状のこの馬ではどういう競馬になっても0.4〜0.6秒差になってしまうんでしょうね。でも直線でも伸びず下がらずの内容だったので衰えは見せてませんしどういうところが合うとまで現状ではわかりませんが。マイルで瞬発力比べになると現状ならどうなるか見たい気もします。
9着のナランフレグです。これはここにきてイメージと違う競馬をしたのが良かったのか悪かったのかは終わってしまったのでわかりませんが、ペースが緩かったからか思いのほか前につけたので最後は前や横も開いてたのに伸びなかったという結果でした。ただ、このペースだと後ろで競馬してても届かないとは思うので結果的にはあの位置で競馬しても下がらなかった点はまだまだやれるというG1ウイナーの貫禄は見せれたのではと思います。
次は10着のキミワクイーンです。この馬は高松宮記念のほうがいいと診断しましたが、今回の競馬はスタートも悪くなく2列目あたりまで取れる勢いだったのですが馬込みに入れたかったのか4列目の外からの追走になり末脚に賭けるレースをしましたが大外まで振られたのは想定外だったのか、前が開いてたらと思わせる内容ではあったのでやはり高松宮記念では狙える馬かと思います。

11〜16着

そして11着は繰り上がり出走のエイシンスポッターですが、これは自分の競馬に徹していつも通り4コーナーに入るタイミングで追い出し上手く外へ出したのですが直線でアグリがヨレて壁になる不利はあったとはいえあれが限界だったのは単純に足りないのだと思いますが再三書いてますが1400〜1600のスタミナがいるレースでこの結果なので千直など思い切った舞台設定はハマると思います。まだ賞金持ってないので斤量も重くならないうちに挑戦してほしいです。
12着はドルチェモアでした。個人的にこの結果は意外だったのでショックです。スタートは五分でしたが控えたところまでは特に問題ないのですが、3コーナー辺りですでに追っていてそのまま下がってたので案外もっと長い距離か冬場の時計のかかるレース(小倉大賞典みたいなとこ)で復活があるのではと思います。
13着はオールアットワンスでした。これは診断通り全く合わないアイビスSDからの馬なのでこういう結果は想像通りでしたが、こういう展開だったとはいえ全く伸びなかったという点はすごく気になりました。スタートでぶつかったのが影響しての故障とかじゃなければいいのですが。
14着のテイエムスパーダです。このペースで追走に困ったのも課題ですが、出遅れたシルクロードSで着順はともかくあれだけの末脚を使えるのがわかってるのに前に拘る必要は無いと思いますが前で結果を出してるのも事実なのでそこはいいですが、やっぱりスタミナ面が課題ですね。スタート自体は速くないので楽にハナに立てないとどうしてもバテるのでそういう時は控えるレースを選択するのも一考だと思いますがやらないでしょうね。という感想でした。
15着はジュビリーヘッドです。この馬に関しては割と妥当な結果だと思いますが案外最後まで前とは変わらない脚をそれほど追わずに出していたのでこれは重賞2着は2度ありますがどこかで1つ勝ってもおかしくない能力は示せたレースだと思います。
最後に16着モズメイメイです。これは何が悪かったのかわかりませんが、残り600手前で手応えが悪くなり持ち直したのですがやはり直線では失速。このペースであの内容だとやはりもっとゆったり走れる距離のほうが合うのではないかと感じる内容でした。

あとがき

今回はレースラップで1.4秒の前傾ラップでしたが、時計がかかる馬場だったと考える人も多数ですが、私はこのラップで入って1.4も前傾ラップになったのはレベルが低いものと思ってます。本来なら1.07.6ぐらいで1.0秒の前傾ラップで緩い流れだったなぁというレースになってたと思うのでやはりスプリント路線はもっと整備しないとレベルが上がらないというのを証明する1戦だったのはこの秋のG1開幕戦としては残念だったかなと思う内容でした。

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