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有馬記念全頭診断の答え合わせ

雑談

有馬記念が終わりました。最近だとそりゃグランプリは宝塚記念と有馬記念なのですが、それは最後に行われるってだけで実際は安田記念とジャパンカップに集約されてますが、有馬記念の位置づけを有馬頼寧氏が創設した経緯などを考えてもいいのでは?と思います。16番枠がどうこう言うのならなおさらです。

1着〜5着

まずは優勝しましたドウデュースです。関係者の皆様優勝おめでとうございます。同着4列目の外で馬場のいいところを選んで追走し、2周目の3コーナー途中から進出を始める今までとはスタイルを変えた競馬にしてましたが、これは戸崎騎手が前向きにさせたのがここで結果として出たと思います。基本的には動き出しが遅い馬だったのを早めに動くように変えたのはおそらく戸崎騎手です。なので診断どおりのここ2走でしっかり布石を打ってたというのが結果に出ました。これは戸崎騎手のファインプレーです。
2着のスターズオンアースです。これは上手い走りでした。3歳春まではやってたのですが、ヴィクトリアマイルから再び好位からの競馬をするスタイルにして今回は逃げる形(ペースを作るという意味で)になりましたが、これが上手く緩急をつけて向正面の下りをかなり緩めたことで最後まで脚を残せたのでやはりマイルぐらいがベストな感じを見せたのでこれも診断どおりでした。
3着のタイトルホルダーです。もう少し速いラップを刻むと思ってましたがやはり中山の2500はこの馬には合ってないのでペースをあげたい所に登りがあり緩めたいところが下りと非常にやりにくいところでしたが、マイペースで走れるのが良くないとしましたがマイペースで走ってるように見えて後傾ラップで走ってるのでマイペースではなかったのがこの馬の近走のチグハグさだと思いました。
4着のジャスティンパレスです。スタートは五分でしたが9番と接触しそうになり控えた影響で道中は最後方で構えて4コーナー入り口から進出しましたが直線でタスティエーラにぶつけられる不利がありあれで当たられた方に過怠金はちょっと厳しいと思いますがあれがなければ3着はあったので馬券的には惜しい競馬でしたが、そういう器用な面がないのがマイル適性の無さとは思います。マイル路線には絶対行かないから問題ないでしょうけど。
5着のシャフリヤールです。これはザ・ワンターンでしたが大回り向きというのを内枠で外に馬を置くことで上手くカバーして小さく回れた上に最短コースを走れる利点を活かして直線は外へ外へ行ってしまいましたがこの辺は4コーナー途中から仕掛けてズブくなったのか直線半ばで手前を変えると外へ外へと行ってたのでせっかく最短距離で運べた貯金を使ってしまいましたが伸びてたのでまだ短いところでは通用すると思います。

6着〜10着

6着のタスティエーラです。これは馬体重なのかはわかりませんがスタート出て鞍上があれだけ押してるのに全くポジションが取れず3列目追走になり結果的にはそれが敗因になってますが道中は外と前を蓋されて動けず直線で強引に入って接触という競馬でのこの着順はマイラーと思ってましたがさすがに今後は長い距離じゃないとあのズブさでは今後厳しいと思います。
7着のウインマリリンです。この馬まだ成長してますね。これが引退レースというのがもったいないと思える強いレースでした。そう思わせたのがあの位置取りで追走して直線で横に広がった馬軍で抜かせなかった根性は今まで先行してた時に培ってきた能力ですが最近は早々と失速するのを今回は粘ったのでこれは先がないですがお見事でした。
8着のソールオリエンスです。珍しいものを見せてもらいました。相変わらずコーナーを曲がるのが苦手ですが2コーナーを曲がりきれずに大きく膨れるというのは新馬戦でも見られないのをG1で見れるとは思いませんでした。この件はパトロールにしっかり映ってます。とはいえ直線は前が壁になったから仕方ないとはいえ内へ内へ行きながら伸びてるので完全に競馬が下手すぎます。こういう馬が凱旋門賞とか行けば変なコーナーですし合いそうなんですけどね。
9着のハーパーです。器用な馬なのでここは間違いなく合うと思ってましたが途中緩んでからのペースアップに対応できず4コーナー半ばから失速したので淡々としたペースの2000ぐらいがベストなんでしょうね。なので年明けからの活躍は厳しいと思います。
10着のホウオウエミーズです。やっぱり小回り上手かったですがさすがに相手が強かったです。道中はラチをたよりペースが上がると勢いをつけて外に出す強気の競馬をしましたが数頭かわすだけという内容だったのでここでは足りなかったけど力をつけてることは見せましたが引退レースなのでその辺が残念です。

11着〜16着

11着はアイアンバローズでした。前に行けなかったというよりこの馬としてはマイペースで走りよく11着に残せたという感想ですし、何頭かは捌いてるので漠然と悪いという評価はしなくていいと思います。
12着のスルーセブンシーズです。スタミナ自慢と思ってましたがさすがにペースの緩んだ2コーナーで勝負にきて最後まで伸ばそうとするのは無謀すぎて直線はひたすら失速してたのでこれに関してはさすがに足りなかったと思います。
13着のライラックです。さすがにスタミナ自慢の馬にこの部隊は合わなかったです。しっかりスタミナ自慢が2頭並んでこういう着順なのでスピードのある馬を遠征させるように組み立てないといけないです。
14着のプラタリアです。この馬にはこのペースはスローとはいえ厳しかったようで4コーナーであれだけ押してたぐらいバテるのも早かったので今後はもっと長めのところで緩むレースを使えばまだやれると思います。
15着のディープボンドです。正直なにが悪くてこの着順かわからないぐらい最初から最後まで動かなかったので敗因もわかりません。というより全く走る気がなかった馬に対してどうこうというつもりもないです。
最後に16着のヒートオンビートです。こちらは前に行けなくなってしまったのが相手なりに走れなくなってしまった部分と思います。前にいって競ると譲ってたとはいえ好走できてましたがスタイルを変えてキレで勝負するようにしたのでこういうペースでの結果は全く合わなかったので仕方ないと思います。

あとがき

マイラーっぽいレースになりましたが、上位のマイラーはさすがに実力通りで下位になってしまったマイラーはペースアップに対応できなかったのでこういうのが有馬記念の特徴と思います。来年はこういう特徴を基に予想できればと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。

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