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エリザベス女王杯全頭診断の答え合わせ

雑談

エリザベス女王杯が終わりました。感想としては女性蔑視と捉えられる発言になりますが、「牝馬のG1だったらこんなもんだろうな」というところです。そりゃ過去だったらマリアライトやリスグラシューなどのように牡馬混合G1でも勝てる馬が出て勝ってる年もありますが、わざわざ分けてるというのは基本的に牝馬は牡馬に対して能力が劣るという感じなのでしょうね。(見直すとこれって酷い発言ですし、自覚してますが、女性蔑視の気持ちはありません。私はバカなので表現方法が思いつかないだけです)

1着〜5着

まずは優勝したブレイディヴェーグです。古馬G1で重賞未勝利馬が1番人気になるのは2016年のビッグアーサー以来2度目の事で重賞初制覇がG1というのはお見事でした。関係者の皆様おめでとうございます。まずスタートが1番枠を活かした見事なスタートでゲートを出る時に飛び上がる癖を誰も居ない内に飛び上がらせるスタートという機転の利かせたスタートはお見事でした。これは枠順に恵まれたからできた芸当です。これに関してはパトロール見たら上手さがよくわかります。その後は2列目の内を追走し3.4コーナー中間でポジションを下げたので大丈夫か?と思わせましたがここで緩めた事で最後の瞬発力を出せたと思います。とはいえ想定してたレースでは無かったので診断としては大誤診です。
2着はルージュエヴァイユでした。こちらは展開に左右されないので完全に勝ち馬の後ろで道中は構えてそのまま最後まで行ったので内外の分で着差は詰めましたが内容として勝ち馬に対しては完敗だったと思います。なので診断で評価してたのと逆でエプソムCのように前に行けば勝つチャンスがあったレースかもしれないです。あくまで結果論ですが。
3着はハーパーでした。この馬は勝ち馬の前で運んだので逆に差される形にはなりましたが器用さを活かせず4コーナーで膨れてしまい外を回すことになったのもこの着差と上がりになった結果と思います。優駿牝馬2着ですがあれだけの着差はつけられてますしやっぱり大回りコースは苦手なのだという結果になってるので有馬記念とか行ってほしい馬です。
4着はライラックでした。こちらは上位3頭とは違い4列目の外で道中進め直線は内に進めていき真ん中辺りを真っ直ぐ伸ばしての4着だったので斤量は問題無かったのとムラっ気が薄れたのは今後にも良い部分だったと思います。
掲示板入り最後の5着はジェラルディーナでした。この馬はスタートで飛び跳ねてしまいましたがペースが遅かったので3列目の外が取れたのでスムーズな競馬が出来たのですが距離ロスはありましたが前が下がってきたのを捌いて5着ですが前にいた馬3頭と後ろから1頭差されたので持ち味は発揮する競馬ができてました。スタートが五分だとポジションが取れなかったと思うのであのスタートだったのが良かったという結果でした。

6着〜10着

6着はサリエラでした。この馬はスタート出てすぐに後方の内側へ行きたい意思は見せてましたがさすがにこの枠からでは内には入れずライラックの後ろで進め直線は大外まで振られて上がり最速は出しましたが1つ前にライラックがいて同タイムの上がりではこの着順が限界でした。騎手も距離ロスを減らしたかったのか内へ行かせたかったところを考えてもやはり距離が長かったのかなという印象は残る1戦だったと思います。
7着はディヴィーナでした。これは勿体無い競馬をしたという印象です。両隣がスタート遅れたので出が良かったように見えますが実際飛び出てるのですが、それでもポジションは取りに行かず4列目の外を選択。これが道中響き馬は内へ行きたがる素振りをずっと見せてますが当然内には行けずというチグハグのまま直線も外へ振られてやはり内へササる競馬で伸びてはいますが7着という結果でした。この辺がやっぱり左回り向きの馬なんだと思わせるレースだったのであのスタートなら内へ行かせると道中内を運んだ馬が1〜3着だったのでこの馬の癖からしてもラチを頼りにして走れるし回りを気にしないレースができたにという勿体無い競馬でした。
8着はイズジョーノキセキでした。こちらは人馬ともにピッタリ合ってるのかしっかり4列目の内を確保しそのまま直線も内をつくかと思われましたがハーパーが内にいたので内には行けず外に行こうとするとライラックが寄ってくるというツキの無さがありこの着順と微妙な内容でした。このスローでマイル戦っぽくない流れをよくここまで押し上げたのでまだまだ上位でやれる競馬はできてると思います。
1桁着順最後の9着はシンリョクカでした。こちらは3列目やや外目を追走してましたが今日の馬場だと内を回さないと厳しいスローだったのでその辺も合わなかったですが、やっぱり距離が足りなさすぎした。あきらかに伸びだしたのは内にキレ込んでゴール前50を切ってからなのでこれではさすがにこの距離だと競馬にならないです。賞金的にも使えるところが流動的になるのですがやっぱり長いところで持ち味を活かして欲しい馬でした。
10着はククナでした。この馬はスタートして上手く内へ潜り込み4列目の内ルージュエヴァイユの後ろを確保して道中は進めて3コーナーから先に仕掛けて行ったのが結果的に敗因になるのですが、これで内から中へ進路をとった影響で4コーナー途中から進路がなくなりブレーキをかけそこからは他と変わらない脚での追走になったのであの位置だったので動かないといけないのはわかりますが待って4コーナーで殆どの馬が膨れたところをコーナーの上手さで内を突く競馬をしてたらこの着差だともう少し上があったという競馬でした。せっかく内が取れたのでもう少しコーナーの上手さを信頼してレースを組み立てて欲しかった結果でした。

11着〜15着

11着はビックリボンでした。これは枠順とジェラルディーナに泣かされました。スタート出て上手く内に入れようとしてましたが遅れたジェラルディーナがそとからポジションを取りに行こうとしてたのと重なってしまい内へ入れることが出来ず最後方の中で進める事になり、4コーナーも上手く回れてましたがイズジョーノキセキが内を突かず外に出してきた影響で外へ行き6枠2頭の後ろで進路はあったとはいえスローペースの影響で脚色が同じではどうにも出来ずという結果だったので、今回もチグハグなレースになり京都コースでは運の無さを発揮してしまう馬という事になってしまったので力負けではないです。
12着はローゼライトでした。着順だけを見ると酷い負け方ですが、内容はかなり良かったと思います。このスローペースで楽な2番手追走をし、4コーナーで外から最内へ切り替えて直線走ってましたがあのまま捌けない馬が逃げたアートハウスを最後アタマ差だけ差したというのは前走新潟牝馬S3着といい調子の良さを発揮したものだと感じましたし、最後に捌けたので完全には止まってないという結果なので展開次第ではまだオープンで4戦ですがやれるという競馬を見せれました。
13着はアートハウスでした。やっぱり右回りはスムーズに走れるというところは見せてましたし、診断どおりこの距離でゆったり走れるのは良かったですが、ローゼライトに捌かれるというのがやっぱり前走の負け方といい気がかりです。私としてはこれを前走だとハンデ、今回は骨折明けというので片付けたくないのでこの辺に関しては衰えなのでは?という印象があるので次回改めて見たい馬とは思います。
14着はゴールドエクリプスでした。スタート後他の馬は内を取りたがってたところをこの馬は真っ直ぐ走ったので2列目の外を楽に取れました。それが結果的には良くなかったようでスローで運べましたが3コーナーからハーパーが外へ出したがっていたのをブロックし続けたのが直線で響いたのか直線は全く伸びずにあたかも逃げたかのような感じの失速をしていったのでやった事はないけど逃げる競馬で1度見てみたい部分とマーメイドSや小倉記念のように中団待機というレースがやっぱり合ってるのかなという結果にはなりました。というより、3コーナーからの動きっぷりを見る感じだと診断通りのワンターン向きというのがハマったのかなと思う部分もあります。
15着はマリアエレーナでした。この馬は何かあったのかなと思うレースだったので慎重に書きますが、2列目後ろの外で運び斜め前のハーパーが向正面で外に時々振ってたのでその煽りで内へは入れず外に振ることになり手応えよく4コーナーも回ってましたが直線入ってからは追っても全く伸びずラスト100手前で馬がレースをやめたので何かあったのかなと思ってるのでこの馬に関してはちょっと評価は控えます。

あとがき

今回のレースはこれだけスローで内を回した馬が有利で外で運んだ馬は去年の1.2着馬だったということを考えてもやっぱり全体的なレベルは低かったですし、1着から13着までで0.7秒差というハンデ戦のようなレースになったのはこのレースの場合斤量は去年までと変わってないという部分からも全体的なレベルの低下と思います。なのでこの1着馬を物差しにして考えてもリバティアイランドはやっぱりそれ程強い馬ではないというのを証明するレースにもなったと個人的には思いました。今回は長い答え合わせになりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

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