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菊花賞全頭診断に対する答え合わせ

雑談

菊花賞が終わりました。これでJRAの3歳馬限定競走は全て終わりました。この結果で最優秀3歳牡馬はどの馬になるんでしょうか?このあと2ヶ月でどう変わるかですがそういうのも気になります。では振り返りはじめます。

1着〜5着

まずは優勝したドゥレッツァです。重賞初挑戦が菊花賞で優勝おめでとうございます。スタートして1周目の3.4コーナーの途中で先頭に立ち2コーナー手前までは流してそのまま緩めて残り800から速くする菊花賞らしい急→緩→急の流れでしっかり上がり最速を使う競馬をしたので距離不安の心配もなくレースが出来たのが勝因と思います。
次は2着のタスティエーラです。この馬は3列目で競馬ができたのでかなり緩いペースでの追走になったことで距離を誤魔化して最後もスペースが空いてたのでまっすぐ走ることができたので2着を確保できたのは大きいと思います。これだと距離の融通も効きそうなので今後の幅が広がったと思います。
馬券内確保の3着はソールオリエンスでした。これは競馬なので仕方ないですがコーナーを加速しながらロス無く回ることできていたのに直線で2度外に振られてたのでここは得意なスローの上がり勝負に自らポジションも取りに行ってただけに勿体無い競馬だったと思います。
4着はリビアングラスでした。2周目の向正面で先頭に立ち逃げる形に持ち込みましたが、スローに落とすつもりが向正面で前に出る形になったのでこの馬は緩いペースにならなかったので最後の直線は右へ左へとなってたのであの形の競馬で3000メートルを全力で走らさせられての4着なので1番強い競馬をした馬と思います。
掲示板ラストの5着はサヴォーナでした。これも向正面で緩んだところで上がって行ったので残り1600メートルからのロングスパートになってしまうと流石に直線ではお釣りがない状態になりましたがそれでも5着というのは相当能力は高いと思います。ステイヤーらしい部分は存分に発揮できたので今後の長距離路線では楽しみな内容だったと思います。

6着〜10着

6着はハーツコンチェルトでした。今回は右回りが苦手というのをコーナー毎に出しててすごく乗りづらそうな様子でしたがそれでも6着だったのでやっぱりこういうペースは合うし底力はある馬だとは思います。ただ、あの曲がり方見てて左回りになって手前が逆になったところで改善出来るの?という疑問はあります。
7着はマイネルラウレアでした。これは上手い競馬をしました。終始内ラチ沿いを走り向正面で緩んだ時も壁になって他馬が詰めていったところでもペースを上げずに診断通りじっくり構えて追走できたのが最後までバテなかった部分に繋がってました。これは今後中距離で復活しそうな内容だったので次走は注目です。
8着はナイトインロンドンでした。この馬は2周目の向正面で緩んだ影響で上がっていき3コーナー手前で両サイドから挟まれてほぼ最後方近くまで下げたおかげで脚が溜まって差してきたという形になったので、上がりがそこまでかからない競馬でも脚を伸ばせたのは今後に向けてはいい一面を見せたので診断とは真逆ですが、直線坂のあるコースで見たい馬になりました。
9着はファントムシーフでした。これは騎手の評価は私にはできませんが、武豊さんが相当上手く乗ってたと思います。向正面でペースが緩んでもそれに合わせてペースを落としてますけど、やっぱりテンが速かったのはきつかったのかなとも思います。あとは前走の敗因で馬場が硬かったからと言ってたのに硬い外側を走ってたのも良くなかったとは思います。今後は馬場が硬くない小倉大賞典や函館記念などで改めて見たい馬です。
10着はサトノグランツでした。これは厳しい競馬になりました。とにかく道中は左右と前が塞がって行き場がない状況だったのでペースの急→緩には対応できてましたが、ペースが上がったタイミングでワンテンポ遅れて最後方付近にいたのでは流石に届かないですし、直線も外へ振られてたのではどうしようもないので、これは他馬のマークがきつかっただけで力負けでは無かったと思います。

11着〜17着

次は11着のショウナンバシットです。この馬は難しいですね。特に不利もなくペースにも対応して伸びることは無かったけどバテずに走り切ったというレース。中山とか阪神のようなロングスパート戦でのバテ合いになるのを期待して今後は走るしか無いのかなと思います。幸いペースが緩む3勝クラスで走らなくていいのでそういう舞台は今後あると思うのでどこかで好走は期待できると思います。
12着はシーズンリッチでした。この馬も4列目の内を走り緩むタイミングでは詰まってたので引っかからない悪くない競馬をしてたのですが、下げて外に出して上手く前も空いてましたがそれ程伸びなかったのでこの馬も直線に坂があるコースのほうが向いてるのかなと思わせる結果でした。
13着はウインオーディンでした。これはスタートは良かったけどダッシュがつかずほぼしんがり追走で直線だけの競馬でバテた馬が内に数頭いたのを大外から抜いただけで実質は1頭も抜いてない競馬になってしまいました。これはこの展開で上がりが全く使えなかったので距離なのか調子が悪かったのかわかりませんが、また2勝クラスで出直して重賞戦線に復帰してほしいです。
14着はトップナイフでした。今回含めて最近スタート合わなくなってるのは気になりますが、馬は賢いのか騎手が促した訳ではなく2コーナー手前で自ら動いて行ってるのでコーナー4つと勘違いしてたのだと思われますが、坂の頂上まではしっかり走ってましたがそこからは流石に脚は無かったので、これは騎手のせいでもなく馬が賢すぎたというのが敗因だと思います。
15着はノッキングポイントでした。これは向正面の緩んだ所で前に詰めてその後ペースが上がった時には着いていく脚が無かったのでこれはどうしようもないというところでさらに4コーナーで頭を上げていたぐらいなので距離が長すぎたのと自らペースを上げたのが完全に敗因だったと思います。
次はブービー16着のダノントルネードです。これは診断で書いた前回同様の不思議な負け方ですけど、今回はパトロール見たら今回に関しては敗因は明らかに分かりました。道中上手く好位で進めてしっかりペースに対応して速くなっても追走してましたが、直線に入ったら馬が自ら走るのをやめてたのでこれはちょっとどうしようもないのかなと思います。やめた原因もわかりませんし、前回もそうだったのならこれは精神的なものかもしれないので何か改善策が必要だと思います。
最後に17着のパクスオトマニカでした。この馬にとっては普段から遅い流れで走ってるのにこのペースでは息が入らず苦しい競馬になってしまったとはいえ負けすぎではあるのでマイペースに走った時のパフォーマンスを改めて見ての判断と思います。能力的にはペースに対応出来なかった弱さはありますが、単純な力負けという判断は私はしてません。

あとがき

やっぱり3冠最後の1戦ということで負けた馬も良い負け方や課題点が見つかるいいレースだったと思います。これらを改善して今後古馬との戦いに挑んでいく姿は楽しみなので頑張ってほしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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