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●展示会・Liuteriaレポート●Liuteria-BATO


*協会のチラシ等広報物制作しております @sumi_maoによるレポートです。

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12月18日まで展示会開催中の
Liuteria-BATO  @liuteria_bato 
にお邪魔してきました。

工房の様子が見えるファサード
展示会のご案内



天満橋駅から徒歩5分
1979年、馬戸修さんが丸一商店から独立して開業、
この場所に移って来年で20年になります。
外から工房の様子が見えるスタイルの先駆け。

馬戸建一さん @batoken1 
崇之さん @takayuki_bato が職人として作業される工房の他に、

バイオリン・チェロ教室併設、展示会、演奏会を企画されています。



展示会では、
建一さん、崇之さん作のもの、
イタリア、フランス、ドイツの名職人作や約300年前の逸品を展示販売。詳しい説明キャプションあり。試奏できます。



馬戸さん兄弟の性格の違い?!がそれぞれの楽器に表れているとのことですが、
仕上がり方は、国によって傾向が異なり、
また製作者の年齢による所があるそうです。



バイオリンと弓。
昔に、すでに完成されたものにいかに近づくか、の試行錯誤、研究を繰り返す。

一瞬、ゼロからの創作より簡単に思えるかもしれないけれど、むしろ逆で、
例えば木材だと、
当時の時点で充分に寝かされた古材が使われていたとしたら、
現代では時間的にも品質的にも手に入れにくい。

様々な条件が異なる中で、近づくように作る、
かつ、弾いてもらえるものを作るために、
落とし所を狙うのは、途方もないことだと思いました。




良い扱い、奏者に恵まれて、良い人生を送った楽器は、自ずと価値があがっていく。
良い老人は手の届かないところにある。
と修さん。



300年前の名器を目指して作るうちに
もしからした300年後には、それを超えたものに熟成するかもしれない。

一年後もどう変わるかわからない現代、
何世紀も時空を経て、使われるモノであることを大変ドラマチックに感じました。



弦楽器職人は、
情報交換し合い、横のつながりがある方なのではないか、とのこと。

職人さん同士が、何やら話されている時、
(単語が私はほぼわからないけど)興味がそそられるのは、そういった内容が詰まってるからなんですね✨



様々な絵柄が並んでいる写真は、元のパッケージ。作り方や素材など進化しており、年々種類が増えていっているとのこと。弦の世界はそれはそれで深そう。



展示会、
落ち着いた雰囲気のある空間で
見ごたえ、弾きごたえを感じられるのではと思いました。

#関西弦楽器製作者協会
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