見出し画像

Google社内で使われている個人・ウェブ会議用のウェブカメラ

グーグルの社内ツアーを捉えた動画から確認できたウェブカメラは以下のとおりでした。

いきなり結論:
・迷ったらロジクールの最高級モデル(2万円前後)
・Googleのお墨付き製品は公表されている
・Googleでは社員の自由意志が優先されるが入出力系のデバイスではロジクール(海外ではlogitech)が存在感を発揮している

個人向けウェブ会議用カメラ

Exclusive: See Inside Google’s Reimagined Workplace | TODAY
YouTube

■ BRIO ULTRA HD PROビジネスウェブカメラ

  • 4K品質できれいに撮れる

  • 90°の広角で広く映る

  • 照度補正が秀逸で暗い場所でも明るく撮影


小人数(小会議室)でのウェブ会議用カメラ

■ Kandao Meeting Pro

  • 参加者を自動で捉えて被写体を画面分割して表示

  • 360°全指向性マイクで発話者の音声を明瞭に収音

  • 半径5.5mのマイク収音性能(6名参加の小会議室なら十分)


中会議室・大会議室用のウェブカメラ

■ Google Meet Series One Room Kits(Series One)

  • レノボがGoogleと共同開発した商品

  • Google AIの強みが組み込まれておりスマートな機能(顔検出や被写体追跡など)が充実


結論:Googleに倣うは正解か?

あくまでもGoogleの選定基準は自社謹製の『Google Meet』を利用するための互換性優位なセレクションだと感じた。

最近は会議参加者の胸元にそれぞれマイクを配置するような、着席エリアを制約するような会議システムは好まれない傾向にある。

パーソナルはロジクール(Amazon)が正解で構わない。

しかし中・大会議システムでは、特に大会議室での発言は従来どおりマイク受け渡しの方式か、それぞれが持つ社用携帯電話と連動するような仕組みが求められるだろう。

Googleではその時々で用途にあった最高のものを選んでいる様子。

自社製のビデオ会議アプリケーションの能力を最大限に魅力的にみせるためのビデオ会議システムを製造メーカーと共同で開発しており、「Googleで使われている」という実質の意味はその共同開発製品(以下の互換性リスト)の中に見られる。

話が脱線したが、個人用ならロジクールを買っておけば間違いない

参考:Google Meet互換製品のリスト


【2023年】管理人パパのおすすめはコレ

ヘルプデスクとしては、やはり機器の機能性もさることながら安定感を求めたい。つまり保守性の高さである。

ブランドの信頼がなく、Windowsのアップデートにも付いてこようとしない不埒なメーカーのものでは重要会議で立たせるのは心配だ。

その点、音響機器メーカーとしてのヤマハへの信頼は厚い。

2023年、ヤマハから初のビデオコラボレーションシステムがリリースされた。

ウェブ会議用にウェブカメラとマイクスピーカーが一体型になったモデルである。

小会議室用(3~6名程度)

■ ヤマハ ビデオコラボレーションシステム CS-500


中会議室用(4~10名程度)

■ ヤマハ ビデオコラボレーションシステム CS-800


顔認識技術(AI)により、発話者の発言を精緻に捉えていることがわかる。
恐ろしい精度である。

そのクオリティ維持には距離の限界があるのか、20名以上の会議参加が想定されるような大会議室用のソリューションとしてのラインナップはない。

いくら広角カメラとはいえ、一人ひとりの顔認識に限界があるのだろう。
そんな時は潔くカメラ(撮影)と発話(収録)を分けた方が無難だろう。

カメラは冒頭に挙げたものを参考にすればいいし、マイクスピーカーなら下記のものが有名だ。

【オマケ】会議用マイクスピーカーの参考例

大会議室での定番は以下の商品。
ファームウェアが適当に更新されており、売りっぱなしにしない姿勢を評価している。

■ ヤマハ YVC-1000

たとえば長机を連結してコの字に配置した100平米の大会議室。

拡張用マイクを最大5台までカスケード接続して、数メートルお気にぐるりと配置すれば全参加者の発話も十分に捉えることができている。


以上。

どれも高価な商品である。

個人用なら数万円で手に入るモノ。

会議室ごとに10万円単位でお札が飛んでいく。

しかし、それは「何人で使うものだろうか?」

そして、「何時間を共にするものだろうか?」

例えばこんな計算はどうか?

小会議室の稼働率を例えば1日に2コマ(1コマあたり1時間)と低めに見積もるとしよう。

会議の参加者の平均人数は4人とする。

ウェブ会議システムの価格は10万円(YAMAHA CS-500@Amazon.co.jp)。

法定耐用年数は5年だ。【参考:PDF -国税庁HP】

しかし、変化の激しい昨今のビジネス。
壊れなくても2年で買い替えが先鋭的なビジネススタイルの表現にぴったりだろう。

よって、10万円を実質は2年間で償却していると仮定するならば年間で5万円のコストだ。

では、費用対効果(時間あたりコスト)はどうなるだろう?

営業日数が年間312日(祝日・休日を除いた平日の合計)とすれば、

1日あたり160円のコスト負担。

述べ参加人数を1日あたり8人ととれば、

一人あたり20円だ。

仮にこの機器のコストを最低限まで抑えて2万円ほどの汎用品に替えたとしよう。

その場合、

一人あたり8円になる。

はっきりと映る・聞き取りやすい音声に20円。

一方でなんとなくボヤけている映像・遠くの発話者の発言が聞き取りづらいに8円。

あなたには、あなたの会社のスタッフの時間価値はどちらが相応しいだろうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?