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『御伽りざれくしょん』を見よう〜最強の解散済Vtuberグループ〜

 一部でカルト的人気を誇り、今なお影響が残る『御伽りざれくしょん』。所属Vtuber15人中12人が卒業し、残った3人で結成された『おとりざ〜みらくるとりっぷ〜』も解散となり、全ては過去の物となりかけているが、動画の多くは残存している。今夜は久々に15本…いや、16本の御伽噺を見て思い出に浸ることにする。眠りながら書いているのでミスがあるかもしれない(予防線)。


雪姫りんご

 久々にと言いながら比較的最近の動画から始めてしまう。好きだから仕方ないね。圧倒的配信頻度からコロンの女王とまで呼ばれた雪姫りんご。現在のYouTube登録者は5600人を越えており、おとりざ時代しか知らない人は驚くかもしれない。まだ活動を続ける彼女を、たまには見に行こう。


竹取かるた

 久々にと言いながら比較的最近の動画を2連続で見てしまう。好きだから仕方ないね。おとりざで最も清らかな声と知性を持つ存在である(俺調べ)。コロンの課金イベントで大健闘した記憶をたけのこは忘れないであろう。彼女もまだ活動を続けているので、時々ASMRを聴きに行こう。


狛狼ちの

 動画もツイッターも壊滅し、もはや最後の砦と化したコラボアーカイブだが、マシュマロを軽快に捌く姿からは高い実力を思い出すことができる。おとりざ夢編の代表的存在だった彼女からVtuberを知った人もいるかもしれない。彼女が救われていれば今もおとりざが残っていたのでは…なんて空想に浸ることもある。


神殿レイラ

 1分ちょっとで分かる(1分ちょっとで分かるとは言ってない)。シンデレラというモチーフからは想像できないトリックスター感に翻弄された楽しい記憶が蘇る。予想外のツイート、エンタメに徹した卒業、予想外すぎる寄せ書き参加。誰もが神殿と呼んでしまうが実際は神殿と読む名前の時点で美味しいキャラだった。


兎鏡ねむ

 ファン(兎さん)を食べたがるという謎のキャラ付けが残っていた頃。彼女に限らず、卒業配信がコロンだとアーカイブも何もないのが寂しいところ。卒業配信に師法ミクラがメッセージを寄せるサプライズは泣けた。楽しい歌で場を盛り上げ、憧れのYuNiと共にCM出演できたことはきっと一生の思い出だろう。


桃ゐ咲鬼

 桃太郎の概念が崩壊する程によく通る声で喋りまくる姿と運営とツイッターでバチバチ戦う姿と突然可愛くなりリスナーを翻弄する姿のギャップが印象深い。口が悪すぎて運営からツイッターアカウントを奪われるという伝説を残した数ヶ月後には勢いで卒業を宣言するという伝説まで残した御伽噺すぎる存在。


竜宮うら

 初期のゆったりした配信と後期の早口スマブラ配信のギャップが大きすぎるミステリアスガール。ゆったり系浦島太郎モチーフキャラという、いかにも人気が出なさそうな文字列からは想像不可能なほどに面白すぎる存在で、キズナアイや月ノ美兎が異世界転生したような異質さを持っていた。


一鍼ヌイ

 メンバーのセリフ台本を考えたり、配信のコメント欄から応援したりとサポートタイプまで熟していた一鍼ヌイ。卒業済みのメンバーと歌ってみたコラボを投稿してしまうほど崩壊していた終期おとりざだが、そんなことより運営のムーブのほうが崩壊していた感が凄かったから許そう。ヤンデレボイス動画も好きだ。


師法ミクラ

 一人称が「わっち」だったことを思い出せる動画。通常時と歌のときで別人と思えるくらいの声の幅があり、俺の中では可愛いモードとセクシーモードと呼び分けていた。初期はガラが悪そうな雰囲気だったにも関わらず、後期はおとりざ屈指の人格者として三蔵法師に恥じない存在となった。和編なのに中華で笑う。


丑若しの

 サイレント卒業を回避した世界線。超思わせぶりなコロン配信にも関わらず見に行かなかったリスナーが多すぎたので、YouTubeで卒業配信ができて本当に良かったと思う。俺はギターの弾き語りが好きで結構見ていたが、雑談配信も結構見ていた。光彦。団子ギター弾幕。ツイッターの雰囲気も好きだった。


神城くれあ

 御伽りざれくしょん、おとりざ〜みらくるとりっぷ〜、そして個人勢となった最後の3人の1人。そして、おとりざ系列最大のYouTube登録者数2.5万人を誇るまでに登りつめた女王。彼女が最多登録者数になるなんて、2年前に誰が想像しただろうか。コロンの課金イベントで見せたファンの団結力には尊敬心すら抱いた。


黒楊あげは

 このコラボめっちゃ良くない?(感想) 欲しいものリスト紛失事件がガチ事件すぎて泣けた。見た目から想像できない可愛い声と喋りで驚いたことを覚えている。結構クールなイメージでスタートしたはずだが、もはやクリスマス配信では萌えセリフをノリノリで読み上げていて良かった(語彙力)。


小町ノノ

 おとりざのエラー、バグ、チートコードのような異常存在。その強すぎる企画力と場を巻き込むライブ感、上手すぎる立ち回りは伝説の中の伝説である。日本がバブル時代だった頃の記憶の具現化かもしれない。狛狼ちの・竜宮うら・小町ノノというカードを揃えながらも全てを終わらせた運営は猫に小判を体現した存在。


天花寺まりあ

 おとりざのカオス担当。コンピュータの使い方でハラハラできるスリル担当でもある。最後の配信までヤバかった。ASMRを得意とする配信物で、咀嚼音が好きな俺としてはありがたい存在だった。おとりざの卒業はボイス販売とセットなのかな〜と勝手に考えていたので、ツイートによるひっそりとした卒業には本当に驚いた。


御剣ゆい

 今見ると衣装がセンシティブすぎる…。なかなか活動が円滑でなかった印象の御剣ゆい。俺も配信をリアタイできたことがないままだった。卒業も天花寺と同じくツイートのみであり、卒業配信があるVtuberがいかに恵まれているのかを感じる。配信には多くのメンバーが揃うことがあり、おとりざの温かさを思い出せる。


マスコット

 ハンプティーヌ、ルッピー、パニティム。いつのまにか消えていたマスコット達も、初期はそれなりにサポートキャラとして動いていた。15人が揃い、御伽りざれくしょんが稼働する際のこの動画を見て、今夜は眠ることにしたい。楽しくて、寂しくて、面白い、御伽噺を思い出しながら、和やかで麗しい夢を見たい。