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還暦ゴルファーの共生記 「第三段階クリアならず。厳しい現実に直面。そんな中での良き主治医との巡り会い」


こんにちは。還暦ゴルファーです。
私の悪性リンパ腫との共生記が、主人の大腸癌闘病記と混じり合ってしまっていますが、ご容赦を。癌との闘い&共生という点で、最早同じ事の様に思えています。

手術で摘出した癌組織の検査結果が今週の月曜日に出たのですが、第三段階クリアとはなりませんでした。外科での再手術コースへと進まなければなりません。

何の根拠もなく、二人して「大丈夫じゃない」と思っていたので、「オストメイトになるの?!」とショックを受けていました。

そして昨日、「奥さんもご一緒に」と言われていたので、外科での診察に同席しました。診察室前に貼り出してあるDr.の顔写真は、ちょうど中堅といった感じの落ち着いた印象。呼び出しもDr.自ら顔を出して名前を呼んで下さいました。

ちっとも気取っていなくていい感じです。

何よりも心配していたのが「信頼出来そうなDr.かどうか」という事。その事が、治療を進めて行く上でどれだけ力になるかを、私の治療時に痛感したからです。

こちらの話に耳を傾けてくださる事はもちろんですが、今回は外科なので「腕が良い」「経験値が高い」というポイントも外せません。

「腕が良い」かどうかは分かりませんが、理想としていた経験値の高い中堅である事は間違いありません。6時間〜7時間に及ぶ手術も「そんなに大変な手術ではない」と言い切っておられました。体力もかなりありそうで頼もしい限り。
指先も器用そう。

「沖縄の人は脂肪が多くて大変なのだけど、ご主人の場合は全く問題ないので大丈夫」と言って下さいました。聞こうと思ってメモしていた事も全て聞けて、本当にスッキリした気持ちで病院を後にする事が出来ました。

主人も同じ気持ちだった様で、二人して抱えていた重い荷物を下ろした様な爽快さを感じています。おかしなものですね。回避したかった手術の説明を受けたというのに、スッキリするだなんて。

結局、人はよく分からないものに対する不安が一番大きいのだと思います。漠然とした不安。不安が不安を呼ぶ状況ですね。

「貴方の場合はこうなので」と画像を見ながら説明を受け、具体的な事を聞けたのが大きいです。そして、それ以上に「良いDr.だ!」「このDr.なら安心して任せられる」と二人が同じ様に感じられたのが最高に幸せな事です。

心からホッとしています。


私の「抗がん剤治療頑張ったね!」ご褒美として、息子が企画してくれている鬼怒川温泉ゴルフ旅行。奮発してリッツカールトンを予約してくれたので、是非とも行きたいと思っていました。ちょうど私達の37回目の結婚日を挟んでいます。

手術の予定は最速で10/16という事だったので、旅行の件をお話して帰沖後の10/30にして頂きました。これで、思い残す事なく旅行を楽しめます!


ここからは、Dr.が説明して下さった病状の説明です。苦手な方はスルーして下さいね。そして、少しでも「自分も怪しいかも…」「そう言えば、しばらく健診を受けてない」という方は、是非とも健診を受けて下さい。

主人は町役場の方が「日曜でも受けられる健診があるので、どうですか?」と直接電話をかけて来て下さったのがきっかけで、大腸癌が見つかりました。健診で見つかった癌でも「リンパ節まで浸潤しているかも」という状況ですが、健診を受けていなかったら…と考えると怖いものがあります。

早く見つかれば、本当に負担なく根絶する事が出来る癌ですので、是非とも健診での早期発見を心掛けて下さい。

大腸癌のタイプ分け

どのタイプかの説明がありました。
パソコンの画面には、手術前後の患部の画像が映し出されていました。

ステージの解説

初回手術後の組織検査で癌が固有筋層にとどまっていれば、ステージⅠでも経過観察となったのですが、リンパ管まで浸潤しているという事で主人のステージはⅠかⅢ。現状、確認されているのはリンパ管までの浸潤で、リンパ節に及んでいるかどうかは、外科手術で摘出した後の検査結果で判明します。

リンパ節まで浸潤していれば、一気にステージⅢとなり、術後に抗がん剤治療が必要となるそうです。 

治療の流れ


パソコンの画面やプリントアウトした物で丁寧に説明して下さいました。主人の場合は、癌のあった場所から上へ10cm下へ3cm、患部2cmの合計15cm程を切除して吻合ふんごうするとの事。術後3ヶ月程はオストメイトとして生活する事になりますが、その流れや理由も分かりやすく説明がありました。

月曜に結果を聞いて以降、二人で本を読んだりして勉強していた事を伝えたので詳しく説明して下さった様です。お陰で私達の理解も一層深まりました。

患者もしっかりと知識を持ってDr.のお話しを聞く姿勢は大切だと感じました。色々な事が良く分かる様になって、とても実り多い診察になったと思います。

病院がつくっている「人工肛門のケア」という冊子や、骨盤底筋を鍛える体操の冊子なども貰って帰って来ました。今から準備出来るのは良いですね。



10日火曜に予定されていた私の定期検診。今週火曜にDr.から「私用で休診にするので、申し訳ないけれど変更出来ないだろうか」と電話があって、17日火曜に変更していました。ところが、今朝また恐縮しながら電話があって「キャンセルになってしまったので診察出来るのだけど、どうしましょうか?」との事。

CTや血液検査も元の予定通りの時間で取れる事を確認した上で、連絡して来て下さいました。

いや〜。丁寧というか、本当に優しいですね。
一旦変更したのだから、そのままにするのが一番簡単な筈です。でも「元の予定の方が良かったんじゃないか…」と色々考えて下さったという事です。有り難いですね。せっかくなので、元に戻して頂きました。

「二転三転して、本当にすみません」と、まるでもう一度謝る為に電話を掛けて来て下さったかの様になりました。微笑ましくて、やっぱりこのDr.と出会えて幸せだと改めて感じました。


主人も信頼出来るDr.に出会えた様で、何より有り難いです。私も今再発するわけには行かないのでDr.と二人三脚で頑張りたいと思っています。




【朝の風景】

9/6 金曜 橋の上から

墨色にほんのりとオレンジ色が差して。
吹く風に、秋の気配を感じる朝です。


太陽の気配が濃くなって

穏やかな空と海に、心も体も癒されて行きます。深く長く呼吸する事で、心の中のさざなみも凪いで行く様です。


天使の階段?梯子?

雲の間から現れるのは良く見るのですが、今朝のはちょっと違う感じ。太陽は左手にあるし、雲の隙間も殆ど見えないのに、光が降り注いでいます。美しい自然現象ですね。


雲の上へ顔を出した朝日

深呼吸して【朝日のパワーを取り込む計画】発動です。

届け!細胞の隅々まで!!

瞼の裏からでもオレンジ色に染まる太陽のパワーを感じます。自然って凄いですね。




最後までお読みくださり、ありがとうございました。皆さまも、どうぞ健康に留意してお過ごしくださいね。




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