見跡

一年が巡り、今は春をまつ雪の中だ。地球上で一番雪が降る。ユーラシア大陸からの寒気、日本海の湿気、急峻な山々の3拍子が揃っている。
人間が起こした事故や、人間で流行っている病気に、私は右往左往するが、家に居てもいやがおうにも雪という、この星と向き合うことを求められ、体を使い、汗水を流している。

高山建築学校は、夏の学校だ。雪の季節は学校のお隣さんの宮田さんがご夫婦で屋根の雪割りをしてくれている。豪雪地に建築学校を作ったこと、都市部から若者が合宿形式で学校に臨むこと。すでにギミックが仕込まれている。建築家を育てるということを真剣に考え作られた場所。巡ってきたチャンス。昨年は、開催の告知がぎりぎりまで出来なかった。今年は、去年よりイメージが付く。リスクの閾値を見極める必要があるため、開催に関して直前まで運営は考えることになるだろう。高山建築学校、今年もやろう。

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