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回遊する 高山建築学校2022

そういえば、回遊するってなんだろう。英語にしたらMigration, 群れの越境、か。一人ではないんだな。複数性を持った動詞か。同じテーマを掲げ、3年目の高山建築学校となる。コロナ禍を重なり、運営で手一杯であったが、私がステイトメントを書くのも、今年で最後だ。次につなげる必要がある。それを考えるのは、後にして、今年の話をしたい。

建築という人為に惹かれるのは、そこに建築への意志があるからだ。

一方で、モノをつくることの協同には、豊饒なボディランゲージがあり、それは、意識と無意識のすき間があって、息がしやすい。

かたちを成すには、技術や手間が必要で、それを実践することや学ぶことは楽しい。一方でそうしたことに辟易もしている。それは、現代のやまいだ。

どこか、壊れている。直してもいいし、ほっておいてもいい。気づかないふりは、クセになるのであまり良くない。ここいらから、モノ造りが始まって、建築につながるような10日間にしたい。


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