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【総額200万⁉】第6回寒波亭ベスト4 デブリHERO紹介記事【2011年3月ゲートボール】

こんにちは、反町隆史です。

今回は第6回寒波亭個人戦にて、もすとさんが使用しベスト4になったデブリHEROについて紹介します。

まずはデッキレシピがこちら

死霊CPスー×2、デブリドラゴンレリ×2、エアーマンレリ、アナザーネオスレリ×3
バブルマン亜レリ、月の書CPスー、未来融合レリ、ミラクル亜レリ×3
強謙レリ×3、サイクロンレリ×2、奈落CPスー×2、警告1stレリ×2、その他必須旧アジア版
オネスト1stゴースト、サイドラ亜レリ×2、ヴェーラー1stレリ×3、DDクロウ1stレリ
カタストルレリ、グングニールDTウル、ブラックローズ1stゴースト

港区の女子高生100人に聞いた彼氏が使ってたら惚れてしまうカードTOP3
1位 サイバードラゴン旧アジアレリ
2位 ブラックローズドラゴン1stゴースト
3位 ミラクルフュージョン旧アジアレリ

全てコンプリートしています。

地味にじゃないが。

さて、そんな前置きは置いといて今回は既存のデッキではなく、環境に合わせて新しくアプローチしたデッキだったので構築背景から詳しく解説しようと思います。


構築背景~過程

12月に2回の寒波亭を終えて、反町はふと思いました。

この環境アブゼロ強いんじゃね?

基本的に2枚以上のカードを消費して大型モンスターで殴り合う1103環境ですが、ミラクルフュージョンから着地したアブゼロは1枚しか消費していないにも関わらず、相手から返されてもその盤面を道連れにすることができます。
簡単な例で言うと
こちらミラクルフュージョン【1枚消費】
相手2体でエクシーズorシンクロ、2500打点以上を出してアブゼロを処理するもアブゼロ効果で破壊【2枚消費】

場が空いた状態でターンが返ってくるのでライフレース的に有利。

となります。ちなみにミラクルのターンにアタックしていればさらにライフレースで有利になります。

ということでコンセプトとしてはミラクルフュージョンを軸にすることが決まり、ひとまずHEROが確定しました。問題は水属性を担う相方です。

手数の少なさから先攻展開を返しにくいというHEROビートの欠点を補えてかつアブゼロを出すための水属性要素があれば完璧ですが、はたしてそんな完璧なカードはいるのでしょうか?

居るのか…?


見つけました。バブルマン君です^^

まぁ結局どっちも入れるのですが
先攻展開に対してある程度耐性のあるスノーマンイーターはまさにぴったりのカードでした。
問題はバブルマン含むレベル4軸であるHEROビートがこのスノーマンイーターを能動的に展開札として扱えるかどうか?というところで
場、墓地のスノーマンイーターを上手く活用するためにデブリドラゴンが採用されました。
デブリドラゴンからのブラックローズorグングニールは相手の場への影響力が非常に高く、ほぼ確実に神の警告などのバックを踏んでくれます。
ここもHEROとかなり相性がよく基本的に対HEROの立ち回りとして、相手はデュアルスパークを警戒し余計なカードを伏せずにアナザーネオス1体分の罠しか置きません。しかし1900打点のアナザーネオスが確実に罠を打たなければいけない脅威かと言われるとそうではないのですが
そこにデブリドラゴンを投げ確実に罠を打たせることによって、同ターン内でのミラクルフュージョンが高確率で通ることになります。


これがデブリHEROの基本的な動き方です。
実はこのデッキは当時2011年3月に実際に存在していて
3/3第二回大阪杯にてみのりんさんが個人8-0で優勝、同月3/20大阪CSにて同じくみのりんさんが個人戦優勝。あまりの強さに当時は相当な衝撃を受けたのを覚えていました。

ちなみに余談ですが、第5回寒波亭チーム戦に出場していたバネブーさんは実際にこの大阪杯でみのりんさんと同じ構築を使用しベスト8に入っています。時代を感じますね。

そんな当時の感覚を思い出しながら改めて構築をすると、いくつか修正点が出てきました。

・エクシーズの有無
まず一番大きいのがエクシーズの有無です。
当時はまともなエクシーズが出てないどころか、3月19日にようやくスターターデッキ2011が発売するタイミングで当時はほぼ存在しません。

寒波亭のゲートボール環境は2011年8月までのカードプールを使用できるため、是非ともエクシーズを採用したいところですが現状だとエクストラデッキの枠が全然足りません。
そこでライトロードハンターライコウと超融合をOUTし超融合先、トリシューラ、C・ドラゴンを抜いて枠をたくさん作りました。
そもそもライコウはアナザーが落ちたら嬉しいのですがミラクルが落ちたら絶望するので当時からあまり好きではなかったです。

・サイクロンの有無
サイクロンは当時の構築には入っていませんがメイン砂塵と当たる確率、暗黒界の有無、対ラギアなど寒波亭で実際に当たる層を想定してメインに入れました。


こうして完成した構築がこちらです。

反町とモストの構築は本当に細かいところが好みの理由で少し違いますが大体は同じなのでこれが完成形です。

ちなみに1月に行われた寒波亭交流会で試したり
2月の第3回寒波亭個人戦のあとにフリーで披露したりと実は色々なところでこっそり使ってました笑


採用カード

メインはある程度固まっているのですが細かいところの採用理由を解説します。

・魂を削る死霊


2011のHEROの魂を削る死霊の評価は非常に高く、先述したデブリドラゴンからミラクルが通るくだりと少しだけ似ています。
アナザーネオス+デュアルスパークのコンボに対して基本的に相手はアドバンテージを取られるような伏せの置き方はしてきません(奈落+幽閉の2伏せなど)
それに対し死霊を召喚すると幽閉や神の警告しか対応罠が無い上に処理できない手札の場合、ハンデスを嫌って手札に温存しているカードを余計にセットしなければならない状況になりますが
この余計なセットカードをアナザーネオス+デュアルスパークがさらにけん制します。

つまり相手としては
伏せたくない(アナザー+デュアルスパーク)
伏せたい(ハンデス喰らいたくない)

のうちのどちらかを切らざるを得ないという二択を強要され非常に対処しづらい状況になるため、私の中のHEROの死霊の評価は非常に高いです。仮にデブリ型でなくても入れると思います。

それ以外でも
ラギア、六武に対して後攻で耐えられる、デブリドラゴンで釣れる、スノーマンとエクシーズしてランク3になれるなどメリットは豊富です。

・次元幽閉

このデッキの弱点としてあげられるのがマシンナーズフォートレスの対処です。
スノーマンイーターの効果破壊や、エクシーズ、ミラクルフュージョンから出てくる融合HEROでの戦闘破壊のどちらにも耐性があるため、どうしても効率的に除去する罠を増やす必要性がありました。
大体のマシンガジェの聖槍は2枚ほどなので奈落込みで倍の4枚体制にしていますが、勝率を落とすようであればサイドの3枚目をメインに入れてみてもいいかもしれません。

・スノーマンイーターの枚数
自分はビートダウンを組むとき、よく召喚権の枚数を意識します。
というのも、当たり前の話なのですが召喚権が手札にかさばるとそれだけ魔法罠は少なく守りは薄くなり相手の展開が通りやすくなるからです。
今回のデブリHEROの召喚権はEコール増援含めて計14枚
デッキ枚数が41枚なので27枚の防御札や魔法罠を引ける確率は初手で79.07%となります。ここから1枚増やすか増やさないかが好みのラインで自分はミラクルフュージョンが最序盤死に札になる想定でスノーマンイーター1体分のモンスターを1枚減らしています。


エクストラデッキ

今回のエクストラデッキの自由枠は2枠です。

・希望皇ホープ、AOJカタストル

カタストルは単純にサイドにヴェーラーを採用したので入れました。希望皇ホープは所説あるのですが、実際出してみると突破に結構リソースを割かれるモンスターで、相手が複数枚カードを使用してくれることが多かったので採用しました。
入れ替え候補としてはゼンマイスターなどがあります。
デブリ→スノーマン釣る→バブルマン特殊召喚してランク4エクシーズ→ゼンマイスター
蘇生したスノーマンを対象に効果発動→エンドフェイズ時リバース

で一応死霊などの盤面を突破できます。しかしそもそもデブリでスノーマン釣ったならグングニール出せよという非常に厳しい意見もあり今回は不採用でした。


サイドデッキ


・聖槍、オネスト

ビート系がサイドからダメステ系のカードを採用し、デュアルスパークの発動できないダメステでのアナザーネオスの処理を狙ってくることが多く、それを弾く為に採用。
追加の恩恵としてミラクル+聖槍の構えは対ビートダウンにおいて最強です。反町の構築だと聖槍はサイドに3枚入っています。

・透破抜き

対暗黒界で採用しました。暗闇を吸い込むマジックミラーだとグラファで延命されることがあったのでミラクル込みで一瞬でライフを取るために今回はそもそもグラファを出させないカードを採用しました。
そもそもデュアルスパークやヒーローブラスト、ミラクルフュージョンが暗黒界に対してライフを取る速度が非常に早く相性的にはビート系でありながらやや有利なため、暗闇ミラーや次元系で完封しにいかなくても大丈夫です。

・エフェクトヴェーラー

対六武衆に後手で入れます
対六武衆は妨害札の手数が多いため、先手を取れるとわりと勝ちます。
唯一不安なのが後手だったのでヴェーラーを採用しました。
正直パペットプラントでもよかったかなとも思うのですがサイドからの対策が薄目のジャンド、TG代行天使に対しても厚くなれるのでこればかりは当日の当たり運次第だと思います。

あとは言わずもがなシャイニングヴェーラーの構えは最強です。

・サイバードラゴン

対カラクリ、マシンナーズフォートレス、HERO用に採用
対機械族デッキでは言わずもがなですが、対HERO相手では少し用途が変わります。一般的にスノーマンイーターは対HEROに対して有効ですが、ミラー戦では全く有効ではありません。

その理由は、ミラー戦でスノーマンイーターが表側守備表示で存在している状態で横に追加でHEROを召喚すると超融合で吸われてしまうからです。なので表になった瞬間ほぼ攻め手がなくなるといった状況に陥ってしまうためサイドチェンジで全て抜くことにしています。
スノーマンイーターを抜くのでもちろんデブリドラゴンも抜くのですがそうするとアタッカー不足になってしまうため、サイバードラゴンを代わりに入れるようにしています。


立ち回り

基本的に、既存の2011のデッキとは違い受動的に動きます。
その動きが顕著に出るのはおそらくデブリ+ミラクルで相手が大きな動きの返し札として温存しながら試合を進めます。

各マッチアップ

対TG代行
結構有利です。
アナザーネオスを軸に死霊のハンデスを積極的に狙っていきます。
ミラクルで出したいのはもちろんアブソルートzero
相手は死にます、ただこちらもライフ管理はしっかりと行わなければいけないので思いっきり動かれたら死ぬなってときは先にアブゼロを着地させることもあります。

対ラギア
めちゃ有利です、基本は1900相打ち+ヒーローブラストで立ち回り
ジェネティックワーウルフに魔法罠を使う意識をしましょう。だんだん相手の魔法罠が減っていくので頃合いを見てミラクルで〆

対六武衆
先手取れれば有利です。そらそうか。
シエンさえどかせれば妨害がほぼ当たるので頑張ってどかしましょう。
一応スノーマン+死霊とかで耐えられるのと、六武の魔法罠の採用カードの関係上結構デブリドラゴンが通ります。

対暗黒界
有利です。ヒーローブラストをグラファが出てくるタイミングの暗黒界に当てるとめちゃライフとれます。手札抹殺だけ負けます。
基本的に受動的な動きをしますが暗黒界に関してはごりごりライフとりにいきましょう。

対ガジェ
有利です。ガジェ側がアナザーネオスをどかす労力とランク4エクシーズとどかす労力がほぼ同じです。
またすでにスノーマンを見せていて、グリーンガジェットの周期じゃないタイミングで守備力が1300もあるアナザーネオスをセットすると、ガジェでエクシーズしないままアタックしてくれることがあるので警告を避けたままアナザーを表にできます。ウマぶりテクです。
一点だけ注意しなければならないのがサイクロン+デュアルスパークは常に1枚確保して常に代償を警戒する動きです。ある程度ライフが取れてきて代償で大きく動かれなくなったら確保しなくて大丈夫です。

対カラクリ
有利です。妨害当たりまくる上にアブゼロ返せません。
ほんとにアブゼロ無理です。死霊は効かないので2、3戦目は抜きましょう。

対HERO
メインの超融合の有無と実際に直撃するかどうかですが大体有利です。1本目以降の優位性は魂を削る死霊しかないのでプレイングで頑張りましょう。


現状の寒波亭環境のデッキにほぼ有利だったので今回は持ち込みました。だいぶ自信作でしたが惜しくもベスト4というところで今回は微妙な結果となってしまいましたがそれでも強力なデッキではあると思います。

おしゃれポイントがかなり高く使っていて楽しいデッキなのでよかったら使ってみてください!


何か質問があれば反町隆史(@upimaru2019)までどうぞ!


一応宣伝しておきます。

次回チーム戦まで少し時期が空いてしまうので普段の寒波亭より1段階雰囲気を柔らかくした交流会を開催するらしいです。
反町も参加するので良かったら対戦や構築のお話などしましょう!

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