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【キャロットクラブ】2023年度追加/再募集馬「全頭完全評価(レビュー)」

【キャロットクラブ】2023年度追加/再募集馬「全頭完全評価(レビュー)」

 これまで数々のG1馬を掘り当ててきたカンパイ氏による、キャロットクラブ2023年度追加/再募集馬「全頭完全評価(レビュー)」。独自の理論に基づき、【耐調教値】【血統】【早勝値】【潜在能力値】【コスパ値】【総合評価】をそれぞれS~Cの4段階で評価している。さらに綿密な分析に基づく解説を1頭ずつ丁寧に執筆。出資の際に大きな味方になってくれるだろう。
※いずれの評価も独自分析によるものです。その馬の活躍を保証するものではありません。

【評価例】(※今年度から下記の評価に加えて【コスパ値】を記載します)
・レガレイラの募集時レビュー
139ロカの21
(スワーヴリチャード、メス、鹿、04/12、3,000万円、75万円、木村哲也)
【耐調教値】B
【血統】A
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【総合評価】A
ドゥラドーレスの活躍もあって母の繁殖能力には注目が集まっているが、もともと血統構成は素晴らしかった。兄にも大きな期待をかけたが残念ながら募集中止に。本馬は兄を超える血統の良さがあり、期待は非常に大きい。左前肢が弓気味なことと、着地が不安定なことから、ウィークポイントはその点か。馬体に緩さはなく、怪我さえしなければ早期から力を発揮してくれるだろう。トモの容量は十分で、後肢も伸びやか。天栄との連携で慎重に調教を積めば、活躍が期待できる良駒だ。

・シュトラウスの募集時レビュー
14ブルーメンブラットの21
(モーリス、牡、黒鹿、1/24、武井亮、5,000万円、12.5万円)
【耐調教値】B
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【総合評価】A
 母18歳時の産駒で、通常であれば狙いにくいところだが、出来は決して悪くない。不受胎明けということで生まれが早くなり、完成度は抜群だ。超大型馬ではあるものの、後肢の緩さはさほど目立たず、意外と早めからいけそうなイメージを抱いた。トモの容量もしっかりあって、一発あってもまったく驚かない。血統的にスピード不足の感があるのと、左前肢が内向気味なので、その点が気になる。大型馬はちょっとした頓挫でも時間がかかってしまうので、そこは賭けではあるが、それでも十分検討に値すると思った。

・ゴンバデカーブースの募集時レビュー
10アッフィラートの21
(ブリックスアンドモルタル、牡、青鹿、02/24、5,000万円、125万円、堀宣行)
【耐調教値】A
【血統】A
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【総合評価】S
 この馬は良かった。アーリントンミリオンやBCターフを制した父。こういう繁殖に付けたくて輸入したのだろうし、血統表は非常にぜいたくで期待が膨らむ。馬体面では前肢、後肢ともに整っていて、強い調教を課していけそうだ。2月生まれということもあるが、後肢の緩さがなく、馬体が幼い割に仕上がりは早そう。トモの容量も十分だし、丈夫そうな四肢を考えれば、堀調教師がどのように仕上げてくるか楽しみになった。価格は高いが、その分、出来は素晴らしい。積極的に狙っていきたい馬だ。

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