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【キャロットクラブ】2024年度募集馬「全頭完全評価(レビュー)」関東馬編

【キャロットクラブ】2024年度募集馬「全頭完全評価(レビュー)」関東馬編

 これまで数々のG1馬を掘り当ててきたカンパイ氏による、キャロットクラブ2024年度募集馬「全頭完全評価(レビュー)」の関東馬編。独自の理論に基づき、【耐調教値】【血統】【早勝値】【潜在能力値】【コスパ値】【総合評価】をそれぞれS~Cの4段階で評価している。さらに綿密な分析に基づく解説を1頭ずつ丁寧に執筆。出資の際に大きな味方になってくれるだろう。
※いずれの評価も独自分析によるものです。その馬の活躍を保証するものではありません。
※無断転載はしないでください。

【評価例】(※下記の評価に加えて【コスパ値】を記載します)
■アスコリピチェーノの募集時レビュー
122アスコルティの21 ▲左飛節OCD除去手術
(ダイワメジャー、メス、黒鹿、02/24、2,400万円、60万円、黒岩陽一)
【耐調教値】B
【血統】S
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【総合評価】B
 父の成功例にしっかり合致。父は高齢になったが、毎年コンスタントに活躍馬を送り出す。本馬もまだまだ注目できる。馬体面では、父の産駒らしい肉付き。トモの容量も水準以上のものがありそうで、順調に成長してくれれば活躍が見込めそう。ただし、特に左前脚が弓で、歩様を見ても不安。弓は加齢とともに解消することもあるので判断が難しいところだ。前脚の不安と、手術歴で人気にはならないだろう。第1希望で取るような馬ではないかもしれないが、無事であれば走ってきて何らおかしくない。

■レガレイラの募集時レビュー
125チェッキーノの21
(ハービンジャー、メス、鹿、02/03、4,000万円、100万円、木村哲也)
【耐調教値】B
【血統】S
【早勝値】B
【潜在能力値】A
【総合評価】A
 父と母父の相性はご存じの通り。加えて、母系をさかのぼっても有効を抑えており、血統面では文句なくS評価だ。ちなみに、血統評価はノッキングポイントが勝つ前に付けているものなので、念のため。本馬を見ると、前脚の着地がキンカメ系のそれ。兄よりも顕著に出ていて、ここは少し故障のリスクが高めと判断する。さらに、緩さがかなり目立っていて、兄のように早期からというタイプではないだろう。一方、トモの容量は素晴らしい。じっくり鍛えていって、どちらかというと3歳秋の大舞台を目指すイメージか。

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