格差社会、最大の敗北者は誰か

 経済の格差はうるさい程に世の中に喧伝されている昨今。本当に貧しい人々は生活保護や税控除によって格差の是正が図られている。又、今の世の中にあって部落によって差別をしたり、人種や国籍、生まれの家庭によって差別を受ける事は滅多に無いし、するべきでないという共通意識は社会にある。

 しかし、容姿に限ってはどうだ。いまだにメディアでは容姿をいじり笑いを取り、恋愛至上主義を前面に出したようなドラマを作り、容姿の良さが全てに影響する社会を作っておきながら容姿の良くない人々に対する配慮は全く無い。

 社会においても男女同権を謳う癖に事実上やっている事は女性の優遇だ。私企業や公共団体において女性の管理職、従業員の割合が定められそれによる罰則規定もある場合がある。しかし、男性の管理職や従業員の割合は?女性が多い企業や団体には一切の男性側の優遇は無い。これはどういう事か?

 こういう厳しい社会において一流企業に入り高い収入を得たとしても恋愛至上主義の中で醜男は選ばれない。容姿の良い普通の収入の男を選ぶからだ。しかも最悪なのはこうした努力をして高収入を得た醜男が得れなかった青春を得ようとJK、JCを買えば犯罪になる事だ。中高においては学力や将来性などではなく容姿の良し悪しによって交際できるかが決まるのだからどう考えても容姿至上主義、恋愛至上主義の世界だ。

 何故、大人になってからJK JCを買う事が犯罪なのか。不公平では無いか?犯罪にするのはJK JCを守る為と抜かすならば、同級生、同年代同士の交際、性行為も禁ずれば良いでは無いか。なぜそれをしないのか?

 世の中の男女平等という建前に踊らされて1番割りを食っているのは生まれの悪かった醜男である。そう、これこそが最大の現代社会の敗北者だ。現代社会は生まれで判断されないのでは無かったか?一周回って現代社会は恋愛至上主義の中で(容姿)血統至上主義の中世的な世界に逆戻りしている。


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