絶対忘れない日

私は今日休学を決めた。
しらさぎに乗って3時間かけて福井へ戻り、母親にごめんと言いに行った。
何を言われても耐える、そんな覚悟で行った。

じいちゃんばあちゃんに顔向けできない、、早く福井を出たい。この場から早く去りたい、トンボ帰りで福井の滞在時間はたった2時間。今は遅延したせいで満席のしらさぎの中。

じいちゃんばあちゃんの顔を見たら涙が溢れそうになった。ついこの間まではストレートで就職を決めて働いて活躍してる姿を見せて安心させてあげたい、そう思っていた。病院実習に行って自分が就活をして働いているのが近い未来で想像していた。

じいちゃんは肺が悪くて、最近ばあちゃんはめまいになって、耳が聞こえなくなって。

「休学をしなければ見せられた、姿」

そうなってしまう将来を想像しながら、恐怖心を抱きながらじいちゃんばあちゃん家を出た。

２年後・・・。

2人とも１年休むことについて全く触れなかった。尚更申し訳なさを感じた。じいちゃんは毎朝欠かさずLINEで頑張れのメッセージをくれていた。私はOKのスタンプで返す。
人からもらったエールをこんな形でしか返せていないことにやっと今気づいた。

私はごめんなさいもありがとうも言えなかった。そんな自分がこんなに小さくて、醜くて。こんなに丁寧に大事に育ててもらったのに。

最低だ。

だから今日から今までできなかったことを存分にする。見せられなかった姿を見せる。１年後よかったと思える姿になる。

成果を出し続ける。

あの星とは

１.医療機器メーカーに就職する。
２.SEもしくはアプリになる。
３.自分で何かを生み出す。
４.自分だけでなく社会に貢献できるように蓄える。
５.大事な人を喜ばせる。