母の日
母の日には少し早いけど、コロナの規制がだいぶ解除されたので、ホームにいる母を外に連れ出して、近くのファミレスでお茶を飲んだ。迎えにいくと、介護士さんに連れられて、よそいきのおしゃれをして嬉しそうに待っていた母を見つけたとき、胸がいっぱいになった。
ホームから車で10分程のファミレスで、コーヒーとデザートをほうばりながら私の子供のころの家族写真見ながら家族や親戚の話を嬉しそうにする母を見ていたら、うかつにも涙が出そうになった。幼少期、地場産業が盛んな町でタイル工場を営む家に生まれ、工場の敷地内に自宅があった為、叔父はじめ工場で働く工員さん達が休み時間の度あやしに見にきてくれたらしい。
父母はじめ工場の皆に、本当に愛情をたっぷり受けて育ててもらった感謝と嬉しさで、ほんとは涙が出てしかたなかったが、恥ずかしいから母に悟られないようにした。
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