こんな症状が出たら必ず受診してください。

今回は私の自覚していた糖尿病の症状のお話です。
私の場合は急性発症1型糖尿病のため、緩徐進行1型や2型の方が悪化した場合も同様の症状が発生すると思います。
劇症1型の場合は症状が出始めてから1週間以内程度でケトーシス、ケトアシドーシスに陥ってしまうため、症状は多少異なるかもしれません。

★発生していた症状(後から思い返してわかったものも含みます)
・体力、筋力の急激な減少
・体重減少
・口渇
・多飲多尿
・夜間頻尿
・過活動膀胱
・味覚障害(舌の違和感)
・冬なのに冷たい飲み物を好む
・便秘
・毎晩のこむら返り
・安静時心拍数の上昇
・汗が全く出ない
・頭が回転せず言葉が出てこない
・湿疹がなかなか治らない

★その中でもQOLが著しく下がった症状
・口渇
・多飲多尿
・夜間頻尿
・味覚障害
・こむら返り


実は12月に低音性難聴になり、その治療のために利尿薬(イソソルビド)を飲んでいました。
低音性難聴は耳の奥のむくみが原因と言われているそうで、むくみをとるために利尿薬と、
毛細血管の巡りを良くするためのビタミン剤が処方されることが多いようです。
その薬が目に見えて多尿になるため、身体が水分不足になるので自然と多飲となり、私の場合は結果的に1型糖尿病での多飲多尿に気付くのが遅れました。

低音性難聴の薬

ちなみに低音性難聴はこの時が初めてではなく、この後にも繰り返しているのでメニエール病の疑いだそうです。
今は一旦聴力も戻っているので特に気にしないで良いと言われています(耳だし気にはなるけど…)
ちなみにこのイソソルビド、すごく不味いです。私は一応飲めたけど激苦&人工甘味料の甘さって感じ。。
難聴やメニエールではお決まりの薬みたいです。

多飲多尿の様子がおかしいなと気付いたのは、1時間に1回以上お手洗いに行くようになり、初めはまだ我慢できていたもののどんどんわずかな時間ですらも我慢できなくなっていったからです。
普段「ちょっとこれだけやってからトイレ行こう」などと思って数分我慢できることが全く無理になり、尿意を感じたら即お手洗いに行かないと間に合わないぐらいでした。
それに伴い、喉が渇くというよりかは口の中が渇き、普通に話すのも辛くなるためたくさん飲み物を飲まなければならないという状況でした。
味覚障害もあり、舌がビリビリして中央部分で味を感じられない状態で口の中がとにかく気持ち悪かったです。
飲み物はなんでも良いわけではなく、普段は好んで飲むような温かい紅茶などを身体が受け付けない感じであまり飲めなくなり、冷たいお茶や無糖の炭酸水などをよく飲んでいました。
冬なのに氷をたくさん入れていた気がします。
たぶん高血糖状態が続いていて色々知覚がおかしくなっていたのかなと思います。
ちなみに今も高血糖になると舌がビリビリザワザワしてくるのでなんとなくわかります。

多飲多尿のために寝ている時にも1時間おきくらいに目が覚め、お手洗いに行くという感じでした。
加えて、足を伸ばすなどのちょっとした刺激で毎晩のようにふくらはぎが攣っており、しかも激痛でした。
元々こむら返りにはなりやすく、冬だったので冷えもあるのかもしれないと思ってしっかり毛布にくるまったりすると大丈夫だったこともあるため
今考えると明らかにおかしいのですがやっぱり冷えかも？などと思ってしまっていました。

様々な症状が出る直前に体調が悪く数日寝込んでいたこともありずっとそれが後を引いて回復していないのだと思ってしまっていたこともありますが、
めちゃくちゃ具合が悪いなと思いながらもこれだけ症状が出ているのに動けてしまっていたというのは、正常性バイアス以外の何物でもないなと思います。
ただ、2/12のライブの日に全く汗が出なかったこととライブ中にも酷い口渇の症状があったことでこれはもう通常ではないと感じ、受診に至りました。
結果として、そのタイミングを逃していたら倒れていたと思うので受診して本当に良かったなと思います。

受診日から早速インスリン注射を始め、一番困っていた多飲多尿は嘘のようにすぐに治りました。
インスリンの副作用と思われる症状もありましたが今はほとんど落ち着いており、糖尿病由来の症状はほぼ消失しています。
現在は体力も筋力も戻り、急に痩せた分も順調に戻ってしまいました笑
でも自分でもわかるほど筋肉が落ちて太ももが細くなり、今まで結構頑張ってきたつもりだったのに少し動いてなかっただけでこんなに筋肉ってなくなるものなの？と悲しくなっていたので、戻ってきてくれて一安心です。

前にもお伝えしましたが、何か身体の様子がおかしいと思った場合に、忙しくても無理矢理時間を作ってでもひとまず一度病院に行ってみてほしいです。
病院に行っても原因がわからないこともあるかもしれませんが、
少なくとも血液検査や尿検査でわかることであれば原因が判明してすぐに治療開始できるかもしれません。
糖尿病は病気自体のイメージもあまり良くないかもしれないのですが、特に2型の場合は早く治療開始できるとインスリン分泌やインスリン抵抗性に改善が見られることもあるため、なるべく早期にわかったほうが絶対に良いです。
1型は「前年まで正常だったし」は全く通じない病気なので症状が出た時に調べるしかなく、更に短期で命に関わる状態になるため必ず受診してほしいです。

もし今回のお話の中で少しでも心当たりのある症状がある場合、もしくは今後症状が出た場合は、我慢せずに受診してください。
もし受診時の不安やどんな検査をするのか知りたいなど心配なことがあれば、私でわかる範囲でしたらお伝えもできます🍀

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