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1型糖尿病診断時の数値のお話。

今回は、1型糖尿病と診断されたときの数値のお話です。
記事投稿にあたり検査結果を見直して、とても危ない状態だったなと改めて認識しました。
私は急性1型糖尿病と診断されており、急性タイプは症状発生から1〜3ヶ月程でケトーシスもしくはケトアシドーシスに陥ります。
実は昨年秋〜冬頃から体調不良が続いており、
低音性難聴(メニエール病)、発熱や気管支炎、副鼻腔炎と連続してしまっていたためはっきりといつ頃から症状が出始めたのかが定かではないのですが、おそらく今年の1月半ば頃には症状が出始めていたと思います。
(難聴の治療のため症状に気付くのが遅れたということもあるのですが、そちらはまた別の記事で詳しく記載します)
クリニックを受診したのが2月後半のため、症状が現れてからおそらく約1ヶ月半程経った時点での数値が以下の通りです。

随時血糖値:341(基準値:空腹時110未満、食後2時間140未満)
HbA1c:15.1%(基準値:6.2%以下)
尿糖:3+(基準値:−)
尿ケトン:4+(基準値:−)
抗GAD抗体:2000以上(基準値:5.0 未満)

今まで尿糖プラスになんてなったことも一度もなかったし、血糖値やHbA1c(過去1〜2ヶ月の平均的な血糖の状態)も一目で明らかに異常だとわかる数値でした。
尿糖、尿ケトンが+になってしまっているということは、インスリンが正常に分泌できないために身体が糖を使えずに排出してしまい、そのために脂肪を分解してエネルギーにしていたということになります。
他にも腎機能、肝機能の数値も悪く、本当になんとかがんばって身体を動かしている状態だったようです。
抗GAD抗体は、陽性だと自己免疫性の1型糖尿病の判断となる数値です。
数値上限が2000のため、私の場合上限を振り切っていました。
1型糖尿病の中でも2型糖尿病と同じように少しずつ進行する緩徐進行タイプがあるのですが、抗GAD抗体は1型だと診断するためには重要な項目です。

体調の感じ方には個人差があると思うのですが、私は昔から自分の身体の状態に鈍感な方で
体調が悪くても頑張って我慢してしまい結果倒れるというようなタイプのため気をつけるようにはしていたのですが、思った以上に悪い状態になるまで我慢してしまっていたようです。
現在はインスリン治療をしているため、腎機能や肝機能は正常に戻っていることが確認できています。
入院した病院の看護師さん曰く
「健康診断で異常な数値が出ていても放置してしまい倒れて救急搬送されてくる人も多いから、自分の足で受診したことは偉い」
とのことでした。

皆様も、健康診断で「血糖値が高い」と指摘されることもあると思います。
なんとか病院に行かず食事や運動で改善しようと試みる方もいらっしゃると思いますが、それも正しいのですがやはり受診した方が絶対に良いです。
健康診断の数値だけではわからないこともあるし、特にもし緩徐進行1型糖尿病だった場合、2型と同様に食事・運動療法だけで改善を試みているとインスリン分泌が枯渇してしまうことにもつながるそうです。
早急に1型向けの治療が開始できれば長期間インスリン分泌を保てる場合もあるので、まずは病院受診し、精密検査をしてみてください。
2型の場合も経口薬がたくさんあるため、あまり日々の負担にならずに治療できることも多いと思います。
それと、できれば専門のクリニックを受診した方が良いと思います。
もしくは内科受診し、大きな病院の紹介状を書いてもらうでも良いと思います。
私はかかりつけは糖尿病クリニック、入院した総合病院では腎・代謝科にお世話になっています。
検査も血液検査と尿検査で判断できますし、入院時にも辛い検査等はありませんでした(通常の婦人科の検査の方がよっぽど痛いし辛いです)
もし今病院に行こうか迷っている方がいらしたら、すぐにお近くのクリニックを受診することを強くお勧めします。
受診に早すぎるということはないので、早速予約してくださいね。


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